イギリスとイングランド | |
[歴史] | |
2006年7月24日 10時0分の記事 | |
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イングランドはワールドカップに出場しました。 ベッカムが悔しい思いをしました。 ルーニーも退場という苦い経験をしてしまいました。 さて、なぜイギリスではなくイングランドなのでしょうか。 イギリスは正式には、「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国 ( The United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland )」であるのはご存知と思いますが、要は、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの国の連合王国になるわけです。 イングランドとスコットランドとアイルランドの国旗を合わせたものがユニオンジャックですし、皇太子はプリンス・オブ・ウェールズと呼ばれますね。 FIFA(国際サッカー連盟)の創立は1904年。 イングランドのサッカー協会(FA)の創立は1863年。 実に40年もの差がありますね。 サッカー発祥の地であり、最初のサッカー協会なので、 イングランドサッカー協会は、単にFA、訳すと「サッカー協会」と呼ばれる。 イングランドと、スコットランド・ウェールズ・北アイルランドの歴史について書くと長くなるので割愛しますが、 それぞれの国のサッカー協会はFIFAよりも歴史があり、特例として、それぞれ別にFIFAへ加盟しています。 したがって、ワールドカップもこの4カ国はそれぞれ別々に予選に参加し、今回はイングランドが本大会出場をしました。 ひとつ問題があります。サッカーの大きな大会といえば、オリンピックもありますね。 オリンピックにはイギリスは特例はありませんから、イギリスという一つの国として参加します。サッカーももちろんイギリスとして参加しなければ認められません。 ワールドカップが始まる前、オリンピックで初めてサッカーが正式競技となった1908年ロンドンオリンピックや1912年のストックホルムオリンピックにはイギリスとして統一チームで金メダルをとっていますが、その後は1920年からは参加していません。 オリンピックのヨーロッパ予選はU-21欧州選手権も兼ねているので、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドそれぞれで参加します。 そして、この4カ国がオリンピック出場権を獲得したとしても参加辞退します。 オリンピック出場よりも、歴史やプライドをとったと言えなくもないのですが、2012年にロンドンオリンピックが開催されることが決まり、開催国なのに参加しないということも難しいでしょう。 方法としては、 ・4カ国で試合し、勝った1カ国がイギリス代表として参加 ・統一チームを作る という考えがありますが、ブレア首相の考えではイギリス統一チームを作ろうという方向になりそうです。 | |
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