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米国トランプ大統領の民主党急進左派議員らへの過激な批判は移民問題や国際情勢の本質を突く!! |
[政治] |
2019年7月18日 0時0分の記事
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米国トランプ大統領がまたまた厳しい、そして過激な発言を連発して物議を醸し題しています。
その内容は、大統領選挙以来の公約の一つでもあった「移民問題」です。 その捉え方によっては、日本や欧州のみならず、世界的な問題である移民問題への対応を考え直さなければならない大きなきっかけになるでしょう。
7月16日12時54分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「トランプ氏、民主党の若手急進左派議員を一喝 「まずは自分の出身国を建て直せ」「米国が嫌なら出て行け」」の題で次のように伝えました。
『【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は14日、「国境を開放して不法移民を全員受け入れろ」などと過激な主張を展開する民主党の新人女性下院議員らに対し、ツイッターで「世界最悪の腐敗した国から来た『進歩的』な連中が、米国民に政府をどう運営すべきを説いている。まずは自分の国に帰って、祖国を立て直してから物を言え」と非難した。
トランプ氏が標的にしているのは、2018年の下院選で当選したプエルトリコ系のアレクサンドリア・オカシオコルテス▽元ソマリア難民のイルハン・オマル▽黒人のアヤンナ・プレスリー▽親がパレスチナ移民のラシダ・トレイブ−の4議員。4人とも米国籍を持ち、オマル氏を除く3人は米国生まれでもある。
4人のうちオカシオコルテス氏は不法移民の取り締まりに当たる移民・税関捜査局(ICE)の廃止を主張。オマル氏やトレイブ氏はイスラエル非難の発言が「反ユダヤ主義的だ」と批判されていた。
4人はまた、トランプ氏の弾劾を主張する急先鋒で、弾劾に慎重なペロシ下院議長ら民主党執行部との亀裂が深刻化していた。
ただ、ペロシ氏は「トランプ氏は排外主義的な言辞で国の分裂させている」と非難し、4人を擁護。発言は結果として民主党陣営を結束させたものの、トランプ氏はツイッターで「民主党は、問題議員の周囲に集まって何をするのか見物だ」とからかった。
トランプ氏は、今回の発言を「人種差別的だ」と反発する民主党陣営に「反米左翼」のレッテルを貼り、来年の大統領選を有利に展開させようという思惑があるとみられる。
トランプ氏は15日、記者団に「この国が嫌いなら出て行け」と重ねて訴え、発言を撤回しなかった。』
トランプ大統領自身は移民ではないのですが、父親はドイツ移民2世、母親は英国スコットランド出身の移民です。
近年、特にトランプ大統領が就任後、米国民主党の左傾化や過激化(政治の喜劇化、劇場化というべきか??)が目立ち、引用記事にもありましたが、彼が批判する民主党の過激議員らの主張に対しては自身のツイッターで「彼らの政策は国を滅ぼす!」と強く糾弾さえしています。
これについて、7月16日01時53分にロイターが「トランプ氏、移民系議員への攻撃強める 下院民主党は対抗で決議案」の題で次のように伝えました。
『(前略)
トランプ氏は14日、「進歩的な民主党の女性議員」に対し、「完全に破滅して犯罪がまん延する元にいた国に帰り、建て直しを手伝ったらどうか。その後(米国に)戻り、どのように建て直したか見せてほしい」とツイート。名前は挙げなかったものの、アレクサンドリア・オカシオコルテス議員、イルハン・オマル議員、アヤナ・プレスリー議員、ラシダ・トレイブ議員の4人の女性議員を指したとみられている。4人はトランプ氏のほか下院民主党指導部に対しても批判的で、「スクワッド」と呼ばれている。
4人は全員、新人の下院議員で米市民権を保有。オカシオコルテス議員、プレスリー議員、トレイブ議員は米国生まれで、オマル議員はソマリアから難民として1992年に米国に移住した。
4人の議員は記者会見を開き、トランプ大統領は社会の分断を深め、移民や医療保険、税制に関する失策から国民の目をそらせようとしていると批判。 オカシオコルテス議員は「政策に関する反論や議論を避けるために弱い指導者は国への忠誠を試そうとする」と述べた。トレイブ、オマル両議員はトランプ氏の弾劾をあらためて呼び掛けた。
ペロシ下院議長はトランプ氏の「外国人嫌いのツイート」を非難する決議案を提出する意向を表明。
ロイターがこの日遅くに閲覧した決議案の原案には、下院は「新たに市民権を得た米国民や有色人種への恐怖や憎悪を正当化し、助長するトランプ氏の人種差別的なコメントを強く非難する」としている。
下院民主党ナンバー2のホイヤー議員は記者団に、早ければ16日に下院で決議案の審議に入ると述べた。
一方、共和党の大半の議員は社会を分断するトランプ氏の発言について沈黙を守っているが、数人が懸念を表明。下院共和党で唯一のアフリカ系米国人であるウィル・ハード議員はCNNで、トランプ氏の攻撃は「人種差別的」だと批判。
上院共和党で唯一の黒人議員であるティム・スコット氏はツイッターに「人種差別的な攻撃」だと投稿した。 共和党のマッカーシー下院院内総務は4人の民主党議員は米国に属していると述べたが、トランプ氏は「人種差別主義者ではない」と述べて批判はしなかった。
共和党上院トップのマコネル院内総務はコメントしていない。
カナダのトルドー首相は15日の記者会見で、移民系女性議員を巡るトランプ氏の発言を非難。「カナダでのやり方ではない」とし、「カナダの多様性は最大の強みの一つだ。われわれはこれを守り続ける」と述べた。
英政府の報道官はこの日、メイ首相がトランプ氏のツイートに対し「完全に受け入れることができない」との見解を示したと語った。 *内容を追加しました。』
米国では不法移民が公式的には1100万人以上と言われますが、実際には2400万人を超えるとも言われています。 更に、現在でも尚、不法移民はメキシコ等から次々と入ってきている一方、国家の意思統一において「忠誠心の無さ」で国家政策を妨げる存在になる、として移民問題や移民の受入は米国だけではなく世界中から警戒感を持たれている事も事実です。
例えば、トランプ大統領が批判を強める「進歩的な民主党の女性議員」らの言動、引用記事から引用するならば、『4人のうちオカシオコルテス氏は不法移民の取り締まりに当たる移民・税関捜査局(ICE)の廃止を主張。オマル氏やトレイブ氏はイスラエル非難の発言が「反ユダヤ主義的だ」と批判されていた』のですから、とても米国の政治家の言動とは言えませんねえ(棒読み)。 正に、日本や韓国などの「極左反日反米」「従北媚中」の政党や政治家の言動によく似ていますねえ(批判と皮肉×10000)
一方で、「移民の供給元」の国家や地域にとっては、いわゆる「口減らし」になるから、彼らの送金が得られるから、等として「取締り」などをしようとはしないのです。 最近、トランプ大統領が、政治問題や経済問題に発展した米国とメキシコとの間で「不法移民対策を強化しなければ米国が報復関税を上乗せ」の大統領命令を実行しようとした背景には、このような冷酷が事実もあるのです!!
米国トランプ大統領の民主党急進左派議員らへの過激な批判は移民問題や国際情勢の本質を突く!!
6月5日、米英首脳会談後の記者会見にて、英国を訪問した米国のトランプ大統領(左)と英国のメイ首相(右) 出典:英国首相官邸 ツイッター
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