『モーソー1号』3 | |
[『モーソー1号』] | |
2008年11月16日 22時25分の記事 | |
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ブログ2週間程サボりましたね(笑) なんか風邪ひいたりバイトで忙しかったりで(´ー`*) まぁ、あんまり頻繁に更新するのは疲れますからb ・・・てことで今日はニドキング!ニドラン系も今回で終了ですねぇ(・∀・;) うん、結構辛かった!!
〜今日の日記〜 むしろ今日の日記じゃない!っけどお構いなくb なんか、この間初めて学校(高校)早退しました;;;;; 緊張・・・っていうか、なんというか。 中学の頃はしょっちゅうだったんですけどね(*´艸`) その日はなんだか朝から喉が痛くて・・・親からも「無理はしないように」と言われていました。 「まぁ、午後は体育だからいっかーっ!」とも思ってたから別に考えてみりゃどうってことないんですけど。(体育は実技だから成績取りにくいし・・・・・。) それで、そのことを昼休みにみなんなに伝えました。そうしたら、ノッカのグループに体育嫌いのMちゃんが・・・「ノッカぁ、一緒にかえろー♪」という軽いノリで同調し、共に早退することに!しかも無断(笑) 高校ってそんなもんかぁ〜と実感する反面、ノッカはいい子ちゃんなのでちゃんと先生に断ってから帰りましたv 帰宅後は案の定体調も芳しくなく・・・・・バイトもお休みさせていただきました(>_<;) いやぁ、シフトが人数足りててよかったぁ〜★ この日は高校のアバウトさみたいなものを改めて知ったノッカでありましたww ********* 〜私の小説〜 『モーソー1号』3 2.苦痛は考えようとしない あたしは普段、こんな自由気ままじゃない。日々、いろんなやるべきことに追われて、とんでもなく忙しい。少なくとも、あたしが思っている限りはね。 その“忙しい”は、身勝手な理解と判断かもしれない。でも、あたしはあたしなりによく言い聞かせてきたと思う。そこだけはは自分で自分を褒めてやりたいくらい。そう、あたしは頑張ってるんだ。 リソー駅で出逢ったあの二人は、こんなあたしの自分を肯定する気持ちを受け入れてくれそうだ。だって、理想なんだから。 何故、身勝手ではいけないの? だったら、モーソー1号に乗り込むことも、考えてみれば身勝手の一つじゃないかな? 誰の許可もないのに、こうして気まぐれな線路を進んでいるんだから。 この身勝手を「ゆるさねぇ」なんて言ってくる奴、はっきり言って誰も居ないと思う。あたしはそう思ったから、旅に出るのもいいなぁ、って思ったんだし。 曖昧な中で一つはっきりしている理想は、きっと本当の優しさだろうな。本当の優しさっていうのは、揺るぎないものなんだ。人を慕う気持ち、慕われる気持ち、それらは素晴らしく、心地いいもののはず。それと同じような、純粋なものが、本当の優しさであって、理想であって、彼らなんだろうね。この感情が潰えてしまうことさえなければ、理想たちはきっと、理想で居られる。あたしはそんな人だから。立ち直りの遅い、脆い心の持ち主だから。 扉が開いた。相変わらず床の軋む音は変わらないけど、今度乗ってきた人はさっきの二人とは大違い。見た目は、やつれた二十歳過ぎの男の人。あたしは、この人もちゃんと知っている。でも、知っているってだけの話。他は何も知らない。 「こんにちは」 あたしは言ったけど、男の人は答えてくれない。無言ですぐ目の前の座席に腰掛けて、黙ったまんまだ。 「あなたは誰?」 男の人は、ほんの少しだけ顔を上げて、あたしの方をじっと見てからこう言った。 「僕は、苦痛です。なんのやる気も出ない、とんでもない苦痛です」 「何がそんなに苦痛なの? 教えて」 私は口調を変えたりしない。彼は、きっと私がシャキッとしていれば、何か語ってくれるはず。そう思った。 「何もやる気が起きないんです。やることはたくさんあるのに・・・・・」 「それ、苦痛なの?」 「苦痛です。やらないでいると、どんどん苦痛が増すんです」 「じゃぁ、何故やらないの?」 「やれないんです。全部なんて、無理なんです。やるべきことを全部やろうとして、こんな顔になってしまいました」 男の人の顔は、ゲッソリとし、隈はとても深かった。 「どうして、そんなことになるまで、努力してたの?」 男の人は急に眉を顰めた。あたしはその表情に少しビビって、問いかける勇気が一瞬失せてしまった。 「これは努力ではないんです!」 急に荒くなった口調に、あたしはただただ目を丸くするばかりだった。 「努力ではなく、頑張りです!!」 苦しそうに呼吸する彼を見て、私は少し可哀そうになったけど、あえて何も言わなかった。 「努力というのは、自分にとって、楽しくないものに対して一生懸命になる時に付ける言葉で、頑張りというのは、自分がやりがいを感じて楽しんでいることに対して使う言葉なのです!!」 「ふうん、そうかもね。でも、なんかそれって変じゃない? だって、あなたはやるべきことを頑張っていて、でも、そのやる気が起きなくて苦痛なんでしょ? つまり、楽しいことが苦痛ってことだよ? ほんとにそうなの?」 「はい、苦痛です」 彼はあっさり答えた。あたしはお手上げだ。 「何故?」 「何故なら・・・・僕が成し遂げようとするものは、僕が楽しめること。でも、その全てが大変なものばかり。楽しみは、得ることが難しいから、得る前に諦めてしまうことが多いのです」 「成し遂げたことって無いの?」 「ないわけないですよ!! 僕は頑張ってる(・・・・・)んですから。ただ、そうして達成した時の喜びより、その過程の辛さがやや上回ってしまった。それだけです」 「そこまで分かっているのに、なんで手を打たないワケ?」 あたしは少し強気で言った。 彼は一時停止したように、呼吸から瞬きまで、全ての動きが一瞬止まった。 「そうか・・・・そうだった!!」 | |
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