放送法をめぐる議論 | |
[政治] | |
2023年3月15日 21時33分の記事 | |
国会で安倍政権時代の行政文書をめぐって総務大臣だった武市氏の発言が取り沙汰されている。 公共性の高い公器である放送が政府の介入(戦時中の検閲を想起)があってはならないとするもので。放送法の規定する不偏不党の放送内容はその反面(政府の介入を阻止すれば得られるであろうもの)を指し示したものである。それは、これを政府が偏っているからとか口をはさむこと自体がゆるされないので、不偏不党の語彙を逆手にとってつけ込んではならないのである。 アメリカで公平(不偏不党)規定をレ-ガン政権時に撤廃したがために、保守傾向の報道が力を持ち小規模放送局がどんどん買収され、かえって分断を深める悪いお手本になったことを忘れてはならない。公平規定は大事である。 民主主義の基本は情報の自由な流れを保証することである。これは国民の知る権利に資することである。 放送はその大事な使命を担っているのであるから、公平はもとより政府のご機嫌を窺ったりしては、日本のメディアの自由度ランキングは世界水準から下がるばかりだと肝に銘じなければならないところである。
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