ウクライナ東部地方制圧効奏が分水嶺に | |
[政治] | |
2022年4月30日 12時50分の記事 | |
ドンバス地方ルハンスク州ドネツク州の制圧がロシア軍にとって獲得目標である。キエフ包囲を一時放棄してまで態勢を立て直してのウクライナ軍との決戦であり平原を戦車部隊で勝敗を決しなければならない。双方にとって一進一退の苦戦を強いられる戦い。ウクライナ軍は西側の強力な装備品の支援を受けて露軍は細る兵力装備兵站物資に気を使いながら、一気な勝利などない。 戦術の天才アレキサンダー、強力なオゴタイの機動騎馬軍団でもなかろう、苛烈な消耗戦を勝ち抜くものは何であろうか。 戦争は政治の延長、特別軍事作戦なるものが、正統性に裏付けられるとしたら親ロシア民の保護、迫害からの正当防衛、ナチズムからの祖国防衛、 レーニンにとって唯一の正統な戦争は革命のみであった。マルクスレーニン主義の理論的片鱗もないプ−チン氏には反ナチ戦争勝利ソ連邦復活をなぞるばかり。 ロシア国民の賛同はあっても兄弟国ウクライナの賛意さえ得られない。内戦的軍事的制圧に頼らざるを得ない脆弱性。しかし、そこにアメリカ民主主義を盟主とする西欧民主主義の危機を見て取ったNATO諸国の強力な軍事支援を呼び込んだ。 700万人もの同士を殺害粛清したスタ-リンにとってウクライナもフィンランドも収奪と領土略奪の対象となった。他民族を抑圧する民族は自由足りえないという社会主義のイデオロギーを反古に武力侵攻である。 そうであるならば武力制圧が効かなくなった途端、得るものの少ない犠牲のみが増えるというジレンマに襲われる、それは既に現実のものになっているではないか。
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