9・11テロから20年経って | |
[政治] | |
2021年9月11日 21時27分の記事 | |
9・11同時多発テロから20年後報復戦争として始めたアフガン侵攻が失敗に終わったアメリカ。今米国の世界戦略は大きな転換点に差し掛かっている。 世界における支配の政治こそが、世界の警察を標榜する米国の立ち位置であっただろう。中東イスラム世界への干渉が9・11テロを呼び、中東での米国の評判の悪さは定着したものとなり、反体制派への武器提供などの米国の工作がイスラム過激派テロ組織を呼び起こす切っ掛けになっていることは否定すべくもない。9.11以降世界のテロ組織は2.5倍に増えたと言われる。 中東アフリカのテロ組織の勃興が貧国と格差を背景としたものであるとしても、イスラムがデモクラシーや西欧文化を敵視しているものをイデオロギ的に縛ることなど夢のまた夢。テロ組織はこれを格好の標的にしているからである。これこそアメリカの世界における相対的地位低下と呼べるものであろう。 アメリカは世界的支配に金や軍事費を割く余裕は既に失われつつあり経済でアメリカを脅かすまでになった中国との競争に全力で取り組まなければならなくなっている。 新型コロナ感染爆発パンデミック、武漢ウイルス研究所での危険ウイルス実験が明らかになっている。それもオバマ政権以来それに資金提供していたとされる。隠蔽を決め込む中国への批判はあってしかるべきだがこれでは米国は追及しきれない。こうなると、米国の 世界への支配の介入が何かにつけ危機を呼び込む構図になっていると言えるのではないか。 対中国との競争にしても世界支配と言う政治を貫徹したいがため、中国のなりふり構わぬ、人権尊重に反し「法の支配」を無視する覇権主義はいただけないし、米国が打ち勝ってほしいが、米国の行為が「目えざる神の手」として世界の繁栄と幸せになるにはどうつながるのか。軍事力だけでなくその真偽を見定めなければならないところである。
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