ナワリヌイ氏毒殺未遂とロシア制裁 | |
[政治] | |
2021年3月23日 20時50分の記事 | |
ロシア野党指導者であるナワリヌイ氏毒殺未遂と氏の拘束に対してプ-チン政権に欧米からの制裁がなされている。 もっぱらロシアを叩くこと過ぎれば中国への接近同盟化を招くのではとされるが、そう単純ではなさそうだ。古来中露関係から紐解けば本来的に協商関係のレベルのものといわれる。 かつてのツアーリズムを打倒した労農同盟ソビエトのイデオロギー的熱気はソ連崩壊により露と消え、封建地主階級打倒の農民革命毛沢東主義は行き場を失いともに空社会主義ならぬ独裁国家となった。絶対的権力は絶対的に腐敗するとのアクトン卿の格言通り、腐敗を抱え批判のナワリヌイ氏は邪魔な存在となった。指導部批判者に弾圧容赦ない国のと差はない。 イデオロギ-的脆弱性は資本主義陣営を警戒させ構えさせるまでもなく、人権抑圧批判のイデオロギー攻撃に力負けさえしている。 アダムスミスが国富論で説いた見えざる神の手が招く幸福な世界とは決して新自由主義のような自由放任経済などではなく資本主義の行き詰るさきの彼岸に不正や偏狭の歪みを国家などが正し導いていく、たとえば社会主義のようなものが描かれたのではなかったか。 それが歴史的には圧力により瓦解したとはいえ、ただの独裁国家として存在し続ける。見えざる神の手が働く道程はなお遠く続くようである。
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