野党代表に期待すること | |
[政治] | |
2020年9月10日 21時35分の記事 | |
野党合流により149名という大規模の野党、立憲民主党が誕生した。思い起こせば自民党の沈没による2009年政権交代が民主党によりなされたが、党の綱領もなく党内的不一致を抱え準備不足と国民の期待を裏切るような重大な手続き違背を内包する消費税増税を決め自爆解散で失政の憂き目となった。 今回は、綱領も決めて、党名や代表がコロコロ変わることなく、民主党の再来ではなく、政権奪還の再チャレンジの野党結集と見て良いのではないかとされる。経済政策としての消費税減税は今後の日本浮上に不可欠なもので肝要な点は抑えてあるといえよう。 民主党の失政を反省するも政策で抑え得る点であるからである。 一方与党は安倍失政内閣の継承で、引き継ぐことが前提である以上浮上ができるはずもなく、うまくいかないのなら必死に点検し這い上がる試みは在り様もない。当選確定と思しき菅候補は安倍以上に新自由主義的人物であるという。格差はより拡大し、経済浮揚の力量を垣間見ることなどほとんど出来ないのではないか。 野党代表は弁護士出身で悪く言えば論理整合性で収まる世界(法曹世界)から抜け出えてないか。法律の世界はいわば最低限守る世界、それも妥協の産物。人の世界はそんな狭いものではないからだ。硬直的な論理に執着すれば当然魅力の薄いものになる。国民に訴えるのは「言葉」の力。嘘を塗り重ねることではいけないが、国民の感性に響く言葉こそ必要である。弁論部雄弁会に入り直しは効かないが。白紙の頭で、訥弁でよい。官僚の用意した原稿を読むのは余計にいけないが、時代が政治状況がしゃべらせてくれると信じてよいと思う。雄弁で知られた中野正剛その録音がのこっている。状況がしゃべらせた訥弁がみられるのである。
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