香港の高度な自治を葬り去って | |
[政治] | |
2020年7月1日 16時31分の記事 | |
香港返還から23年、当初の50年は西欧並みの自由が保障された高度の自治の約束であった。半途もゆかないうちに国家安全維持法の施行による一国一制度への事実上の移転編入となった。 そこに暮らす人々は自由がかけがえのないものとして根付いている以上、魂を葬ってまで中国指導部に従うか移住するかなのかもしれない。 逆に言えば如何に中国人民が従っているとされる支配の空気感と香港の空気は相いれない忌避されるべき支配なのかが伝わってこようというものだ。「最大の支持者が最大の犠牲者だ」いわば逆説的なこの関係が今の中国の実際、監視社会、指導部批判は許されない、言論の自由などもない。人権抑圧。多くの人民の犠牲で成り立っているとしたら頂けない。 それを支るGDP世界二位がコロナのパンデミックの原因となり世界に大迷惑をかけマイナスGDPに陥っているではないか。コロナが自縛のように、自国経済を縛っている。 ある程度資本主義も進みそのうえでの労働者階級による社会主義革命などではないから、資本家を抑圧する独裁ではなく、人民を抑圧するような少数支配の似非社会主義ではなかったのか。 14億中国人民の未来は少数独裁支配にその命運を託すようなのであろうか。今その少数独裁が香港という自由圏をも飲み込もうとしている。
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