集団免疫を行っていると考えられる小池都政? | |
[日本の政治] | |
2020年7月1日 23時58分の記事 | |
昨日の本ブログ「集団免疫を行っていると考えられる小池都政?」(2020年6月30日)の続きです。 「東京都 新たに67人感染 緊急事態宣言の解除後最多 新型コロナ」(2020年7月1日 NHK) (※ 本記事は掲載から1週間が経つと有料記事になります)
本日の東京都の新型コロナウイルス新規確認感染者は67名。一向に減る気配はありません。感染を抑制する施策として国民の行動制限とクラスター対策しかしていないわが国の防疫対策で、行動制限を解除し、クラスター対策は無症状者の存在によって効果が限定されていますから、普通に考えれば、現状のままでは感染者は黙っていても増えていくのです。 したがって、第三の方法として早期のPCR検査と隔離とケアという体制を構築すべきであったのに、安倍政権も小池都政も頑なにそのことを拒絶、これまで何もしてきていませんから、必然的に感染者が増加するのは1ヶ月以上前に普通に予測できることなのです。 国民の行動制限といっても、緊急事態宣言発令時のような大規模で厳しい行動制限でなくとも、感染拡大防止のための国民の認識と行動を的確に、また効果的に促すことを東京都ができていれば、感染拡大のスピードはもう少し抑えられたと考えます。 しかし、小池都政がつかった言葉は、ニューノーマル、ウィズコロナ。実際、この言葉が何を意味し、どうすれば良いかはっきりとわかりません。普通に『感染防止の生活習慣』といえば良いものを、広告代理店が作ったキャッチコピーのように格好をつけるから、結局、国民の行動と認識を感染防止に促すという本来の防疫目的の観点がまったく失われてしまったわけです。 行政が行う防疫の大きな仕事の一つは国民の認識と行動を感染防止に的確にまた効果的に促すことですが、このニューノーマル、ウィズコロナはまさにその反対、単なる混乱だけを生み出すものになっているのです。東京アラート、ステージ○○も同じです。 老若男女を問わず、この陳腐でわかりにくい変なカタカナ語が何を意味しているのか、どうすべきかということが、はっきりかわからないのです。したがって、すでにこの言葉の使用の時点で東京都などの行政の責任問題が発生していると考えます。ニューノーマル、ウィズコロナという言葉そのものが、東京の感染拡大をもたらしているとも言えるほどと考えます。 また、テレビでニュース報道を観ていて、1ヶ月ほど前と明らかに違う光景は、コロナ相の西村氏や都知事の小池氏が、発言時にマスクをつけていないことが多くなっていることです。これは国民や都民に、マスクをつける必要がないという極めて強いメッセージを流すことになっています。両名とも歩調をまったく同じくしていて、日本の新型コロナウイルス対策は成功し、経済もまわり始めたというメッセージを出したいのだと考えます。 しかし、そのことが、国民にはもう何もしなくとも良いというメッセージになり、またこの両名の浅はかな思惑が両名の新型コロナウイルス対策の無策に繋がり、結局、現状にように新規確認感染者が連日どんどん増えている状態になっていると考えます。もうすでに、現状の数字は最低でもこの両名の責任問題を問うべきレベルなのです。 このような浅はかな施策の先には明らかに集団免疫というバカげた施策があると考えます。そして、このバカげた施策が、今後、極めて大きな形で経済の足を引っ張ると考えます。何度も申し上げますが、経済に拘泥すれば、経済を損ねる、経済を失うのです。社会を損ね、社会を失うのです。近視眼的な発想、自分のことしか考えない愚かな発想、人の命と健康を大切にしない発想、それらすべてが経済・社会を台無しにしていくのです。日本はこのような発想の最たるところにいると考えます。新しい時代の要諦は人の命と健康を何よりも大事にすることです。これからの時代のすべてはここからはじまります。そして、それができなければ終わります。 | |
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