至極もっともな主張 そして驚くべき表現 | |
[日本の政治] | |
2020年4月19日 22時18分の記事 | |
以下の週刊文春で展開されている武道家でフランス文学者の内田樹(うちだ たつる)神戸女学院大学名誉教授の緊急提言は大変に良いものです。結構長い文章ですが、とても内容が良く、まさに一読の価値があります。 「『無策な安倍政権』をいまだに支持し続ける人がいる理由――内田樹の緊急提言」(2020年4月19日 文春オンライン)
提言内の時間の概念に対する指摘はとても面白いですし、また他に『コロナは世界各国に配布された「センター試験」』、『中韓に学ぶことができない安倍政権』、『自分より「上位」の人を批判してはいけないという風潮』などは大変に良いと思います。特に最後のせこい奴ほど上位の人を批判してはいけないということを言うというのは、その通りで、その程度のせこい人間性だからこそ、そのように言うしか他者の上位に立ていないと感じているのでしょう。要するに実力がないということですが、この上位の人間を批判してはいけないというのは、まさに民主主義を否定する言葉そのものです。民主主義を否定してしまってはそのようなせこい人々が一番困るのにと思うのは私だけではないでしょう。ただ逆に、弱者をしっかりと包摂する社会を作らないとダメだということをこの言葉は示していると考えるべきでしょう。 この提言はとても良いのですが、以下の文のある表現にはとても驚きました。どの表現かというと「無能無策な政権」というものです。私のブログではしょっちゅう言っていますし、その通りなのですが、いよいよこの表現が当たり前のように出てきて、それが週刊文春というところに掲載されていることに驚いているのです。まさに時流と人々の想いを明確に表しています。時代は大きく動いています。 それにしても、どうしてこれほど無能無策な政権が40%を超える支持率を維持し続けているのでしょうか。イデオロギー的に安倍政権を支持しているという人は自民党支持層の半分以下だと思います。では、あとの支持者たちは何を支持しているのか。 | |
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