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いつものように大風呂敷を広げているだけ
[日本の政治]
2020年4月11日 23時48分の記事

安倍政権が打ち出した108兆円の新型コロナウイルスに関わる経済対策。世界最大級とうたっています。しかし、世界最大級といいながら、国民の極めて多数が、自分にいつ、いくらお金が入るのかが何もわからず、まったく具体性のないものになっています。さらに言えば、そもそも、自分に何か本当に届くのかも不明というレベルの内容です。すでに新型コロナウイルスに関わる給付金が国民に届いている国もあるというのに、108兆円・世界最大級とうたいながら、その具体性のなさとのギャップは、安倍政権は中身の無い政権であるという評価を決定づけるだけになっています。単にいつものように大風呂敷を広げただけです。そして、だからこそ具体性がないということになるだけなのです。

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現状、新型コロナウイルス対策として行わなくてはならないのは、経済対策ではなく、福祉対策です。福祉対策として給付金を配布するという緊急措置をとらなくてはならないのです。しかし、経済対策というこれまでの思考で考えているので、業種という枠組みですべてを考え、そして、対応がちぐはぐになり、不満や批判が出て、失敗するわけです。経済対策ではなく、福祉対策という視線でまず考えることからしなくてはならないのです。
安倍政権は経産省(旧通産省)内閣ですが、実はこの経産省というもの自体が現状にまったくそぐわないものになっているのです。私から言わせると時代から完全に取り残されたと言える存在です。現状は、まったく彼らの思考では割り切れない状態になっていて、それを今までの思考で乗り切ろうとして、結果としてまったくわけのわからない施策ばかりが政権から出てくるわけです。そして、国民はそのことによってものすごい恐怖を感じているのです。
このような安倍政権ですから、新型コロナウイルス対策と経済との関係で、結果として経済的、社会的な損失とダメージが大きな方ばかりを選択し続けるということになるわけです。まさに日本の運気を下げつづける内閣なのです。総理官邸、政治権力の中枢といっても所詮はただの人ですから、しっかりと考えていなければ、時として一般レベルのはるか下という思考レベルになるのです。今はまさにそうでしょう。彼らはまったくたいしたことはないのです。まず国民の方から見下しましょう。
そのようなレベルですから、この108兆円というように単に虚飾性ばかりが先行して、内実が伴わないと言うことになるのです。しかし、だからこそ、経済的、社会的現実は悪化していくとうことになるのです。まさに日本を立て直さなければならないとうことがはっきりしています。そして、その立て直しにおいて最大の障害は安倍政権なのです。

新型コロナウイルスの防疫に成功した韓国や台湾なら、福祉政策は少額で良いでしょうし、経済対策をどんどんしても良いでしょう。しかし、日本政府・安倍政権はまさに防疫に失敗し、だからこそ非常事態宣言を発出せざるを得なくなったわけです。そのような状態にした安倍政権・日本政府の責任は間違いなく重いですし、防疫に失敗したからこそ、まず福祉政策として国民に支援をしっかりと行わなければならないわけです。なぜなら、そうしないと、二次被害が確実に発生するからです。
これまで安倍政権・日本政府は防疫に関してもまったくその方策が見えませんでしたが、その防疫失敗後の緊急事態宣言発令後も、まったく後手後手、現実的で良いなと思える方策をまったく打ち出していません。というより、何をやっているかまったく国民に伝わってきていません。ただ大風呂敷を広げているだけなのです。安倍政権は本当に能力がないなと改めて思います。すでに安倍政権は新型コロナウイルス対策・防疫に失敗しています。そして、このままだと福祉政策、そして経済政策も確実に失敗していくことでしょう。

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内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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