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皇太子殿下のお誕生日に際し心からお慶びを申し上げます
[日本の政治]
2019年2月23日 22時20分の記事

皇太子殿下のお誕生日に際し心からお慶びを申し上げます。

「皇太子殿下お誕生日に際し(平成31年)」(2019年2月21日 宮内庁)

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皇太子殿下お誕生日に際してのお言葉が、上記宮内庁のページに拝見することができます。大変に素晴らしいお言葉で、拝読していて心からの安堵感、安心感を感じました。また、拝読していて皇太子殿下の率直さをとても感じました。何か相対してお話しをいただいているように感じますし、そのお話しをいただているお顔もとてもはっきりと心に浮ぶようでございます。その率直なお言葉で、心が通い合う想いがした次第でございます。
どのお言葉も大変に素晴らしいのですが、特に以下の箇所に感動いたしました。


皇太子としての活動を行うに当たっては,国民の幸せを願い,国民と共にありたいと思っておられる陛下をお助けすべく,皇太子として自分に何ができるかを常に考えながら,一つ一つの公務に取り組んでまいりました。私は,様々な行事の機会に,あるいは被災地の視察として,各地を訪問してまいりましたが,国民の中に入り,国民に少しでも寄り添うことを目指し,行く先々では多くの方々のお話を聴き,皆さんの置かれている状況や関心,皇室が国民のために何をすべきかなどについて,的確に感じ取れるように,国民と接する機会を広く持つよう心掛けてまいりました。こうしたことは,今後とも自分の活動の大きな柱として大切にしていきたいと思います。
国際親善とそれに伴う交流活動も皇室の重要な公務の一つであると思います。これについては,これまで30か国以上を親善訪問し,また,日本に来られた賓客や外国青年代表,国際賞受賞者等多くの外国の方とお会いする機会がありました。こうしたことが,日本と各国との友好親善の一助となったのであれば幸いです。また,これらの経験によって,自分自身も世界に対する視野を広げ,関心を深めることができたように思い,有り難く思っております。
平成28年8月8日の天皇陛下のおことば以来,これから私が担うこととなる重責について,改めて思いを巡らせる機会も増えてきましたが,その度に,両陛下のこれまでの御苦労と御努力に感謝と尊敬の念を覚えます。また,両陛下から,様々な機会に,多くのお話を伺わせていただいていることも,今後公務に取り組んでいく際の大きな道標(しるべ)となるものであり,大変有り難いことと思っております。
これからのことを思うと,とても厳粛な気持ちになりますが,引き続き自己研鑽(さん)に努めながら,過去の天皇のなさりようを心にとどめ,国民を思い,国民のために祈るとともに,両陛下がなさっておられるように,国民に常に寄り添い,人々と共に喜び,あるいは共に悲しみながら,象徴としての務めを果たしてまいりたいと思います。また,以前も述べたとおり,私が長年携わってきました「水」問題についても,そのことを切り口に,豊かさや防災など,国民生活の安定と発展について考えを巡らせることもできると思います。日本の変化に富む豊かな国土は,同時に,自然災害,例えば台風や豪雨,津波などの影響を受けやすいことから,「水」問題への取組で得られた知見も,これからの務めの中で,国民生活の安定と発展を願い,また,防災・減災の重要性を考えていく上で,大切にいかしていきたいと思います。



天皇陛下には,御即位されて以来,長年にわたり,日本国憲法の天皇の規定と,歴代の天皇の歴史に思いを致され,常に国民の幸せを願い,国民に寄り添い,苦楽を共にしながら,象徴天皇としてのお務めを果たされる中で,そのあるべき姿について全身全霊をもって模索をしてこられました。また,皇后陛下には,そうした陛下のお気持ちを心から共有され,常に陛下をお支えになってこられました。そして,陛下には,そのような皇后陛下を敬愛され,両陛下で御一緒に歩みを進めてこられました。こうした両陛下のこれまでの歩みに思いを致す度に,両陛下に対して深い感謝と敬意の念を覚えております。両陛下には,今後とも末永くお健やかにお過ごしいただけますよう,心よりお祈り申し上げます。


お言葉に皇太子殿下のお心の根幹があるものと存じました。そして、天皇皇后両陛下に対する深い感謝と敬意の念は国民も同じくお持ちと私は存じます。


退位という形でのお代替わりについての質問ですが,陛下の御退位については,以前もこの場でお話したとおり,陛下が「全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが,難しくなるのではないか」と御案じになられていることに,とても心を揺さぶられましたが,そのようなお考えに至られた背景については,十分にお察し申し上げます。私としましては,こうした陛下のお考えを真摯に受け止めるとともに,常に心にとどめ,これからの務めを果たしていく考えです。


以下の部分は未来への道標と存じました。平和の大切さ、そしてそれを平成の御代と変わらず続けていくこと、また多様性と寛容の精神は、これからの時代の大きな中心点と存じました。未来がとてもはっきりとみえた想いをいたしました。


冷戦の終結を受けて,二極の対立構造はなくなったものの,各地で内戦や地域紛争が増加しました。これに対して,日本は,開発援助のほか,復興支援や人道支援も積極的に行うことにより,世界の人々から高く評価されるようになりました。また,ノーベル賞の受賞や,スポーツ,文化といった分野でも,日本人が国際的に評価され,あるいは活躍する場面が増えましたが,これは平成時代の特徴ではないかと思います。オリンピックを例に挙げるまでもなく,平成を通じて特に,十代の中高生を始めとした若い人たちの活躍が目立ったように感じ,とてもうれしく思います。陛下がおっしゃっているように,平成が戦争のない時代として終わろうとしているわけですが,戦後長く続いてきた平和な日本の社会において,この国の未来を担う若い人たちが,夢を大切にしながら自分の能力を発揮できる環境が整ってきたことの証(あかし)であると思います。私も,これまでいろいろな場で若い方々と御一緒する機会を大切にし,その熱意や息吹を感じて心強く思ってまいりましたが,これからも若い世代の活躍を願いつつ,見守っていきたいと思っております。
また,平成は,人々の生活様式や価値観が多様化した時代とも言えると思います。それは,ITその他の科学技術の飛躍的発展によって,更に推し進められた部分もあると思います。今後は,この多様性を,各々が寛容の精神をもって受け入れ,お互いを高め合い,更に発展させていくことが大切になっていくものと思います。


皇太子殿下のお誕生日に際し心からのお祝いを申し上げます。

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1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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