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また肉体をもたない生命体の存在を把握したり、交信したりできるようになります。彼らは死者や、人間ではない生命体、あるいは、自分のガイドと呼ばれる存在です。(1)
[森羅万象]
2021年7月14日 10時52分の記事




『マンガ  死後世界ガイド』
人は死んで生まれ変わる
坂本政道   徳間書店   2007/3/1


 
<死の恐怖は解決できる!>
<死はだれにもみなやってきます。>
・でも、ひとつ言えることは、いずれあなたも一人で死に向き合わなければならないときが来るということです。
 遅いか、早いかの違いだけです。

<死の恐怖>
<人はだれも死を恐れます。>
<でも、普段はそれほど死を怖いとは思いません。>
・人間はうまくできたもので、「太陽と死は直視できない」のです。死が何か遠くのことと感じられるのです。

<死の本当の怖さ>
・ところが人は死を免れえないと悟ったとき、普段はベールで隠されていたその本当の恐ろしさと、じかに向き合うのです。その恐怖に心底おののきます。

<死はなぜ怖いか>
・死が恐ろしい理由のひとつに、先延ばしがきかないということがあります。時間が解決してくれないのです。

<私は子供の頃から自分は死んだらどうなるのか、とても興味がありました。>
・死がとても怖かったからです。
・そこは「希望」の2文字が消える絶望の世界でした。

<死は100%必ずやってきます。>
・ところが、死は突然に、こっちの都合におかまいなしに、やってきます。
・人は死を免れることはありません。ですから、死の問題は実は全人類に共通する問題なのです。

<死の問題の解決>
<死の恐怖は解決できる>
・死の恐怖は次の3つのことを「自分の体験をとおして知る」と、解決できます。
? 人は肉体の死後も生き続ける
? 人は死後どこへ行くのか
? 自分はひとりじゃない(ガイドの存在)

<自分の体験で知る>
・ここで、「自分の体験をとおして知る」という言葉を使いましたが、人の話を聞いて知るのではなく、自分の直接体験をとおして知るのです。

・「人の話を聞いて知った段階」と、「自分の直接体験をとおして知った段階」には、雲泥の差があります。

・人の話を聞いて知ることは必要なことですが、それだけでは不十分なのです。自ら体験をとおして知ることが肝心です。

<直接体験で知るための方法>
<変性意識とヘミシンク>
? 人は肉体の死後も生き続ける
? 人は死後どこへ行くのか
? 自分はひとりじゃない(ガイドの存在)
この3つのことは、「変性意識」という特殊な意識状態になることで、直接体験することができます。

・変性意識とは、体外離脱に代表される非日常的な現象が起こる意識状態です。座禅で得られる深い瞑想状態もこのひとつです。

・変死意識に達するには、さまざまな方法があります。実際、世界各地の宗教は古来からそのための修行法を探究・確立してきたと言えます。たとえば、瞑想、座禅、読経、詠唱、ヨガのような特殊な体位や呼吸法、薬物摂取(水銀やコカインなど)、難行苦行などです。

・変性意識に至るひとつの方法として、ロバート・モンローはヘミシンクという方法を開発しました。

<体外離脱とは、自分が肉体の外にいることを明らかに体験する現象です。>
・それでも体外離脱を頻繁に体験しましたので、モンローは、それを自ら調べざるをえなくなったのです。
 その研究はその後、ほかの人にもモンローと同じような体験をしてもらう方法の研究へと発展します。モンローはもともと音響技術に精通していましたので、音を駆使することにしました。そして精神科医や医者、物理学者、技術者らと協力して、「ヘミシンク」という技術が開発されました。

<脳波…脳の一番外側の部分(大脳新皮質)での微弱な電気信号の変化>
・変化の速さによって脳波の名前がついています。目が覚めているときは、脳が活発に活動しているので、速く変化しています。これをベータ波と呼びます。(1秒間に13回以上の変動)

・目を閉じリラックスしていると、脳の活動は少しゆっくりになります。脳波もゆっくり変化します。これをアルファ波と呼びます。(1秒間に8回から13回の変動)

・さらにリラックスし、眠りに入ると脳波はいっそうゆっくりした変化になります。これをシータ波と呼びます。(1秒間に4回から8回の変動)

・深い眠りにあるとき、脳はほとんど活動していませんので、脳波は少ししか変化しません。これをデルタ波と呼びます。(1秒間に4回以下の変動)

<ヘミシンク(Hemi-Sync)>
・ヘミシンクというのは、「脳半球同調」の略です。ヘミシンクには、左右の脳半球を同調させる働きがあります。

・ヘミシンクの基本的な仕組みは、右の耳と左の耳に微妙に異なる周波数の音を、ステレオ・ヘッドフォンで聴かせるというものです。

・たとえば、右耳に100ヘルツ、左耳に102ヘルツの音を聴かせると、脳の中の脳幹という部分で、その差に当たる2ヘルツの信号が生じます。
 それが、左右両脳に同時に伝えられる結果、左右両脳が同調して活動し、2ヘルツの脳波が生じます。これはぐっすり眠っているときに現れる脳波であるデルタ波に相当します。

<左右両脳が同調して働くことによって、通常では得られない、特異な意識状態を達成することができるのです。>
・実際のヘミシンクではいくつもの周波数のペアが同時に使われます。その組み合わせ方によって、深いリラクゼーションや瞑想状態、さらには、意識の拡大した状態など、いわゆる変性意識状態へ導くことができます。

<フォーカス・レベル>
・覚醒状態はフォーカス1です。意識はしっかりとこの物質世界を知覚しています。変性意識状態に入っていくと、意識は次第に物質世界から離れます。フォーカス番号が大きくなるほど、意識は物質世界から離れていきます。
 典型的な変性意識状態には、次の番号がつけられました。10、12、15、21、23〜27
(これよりも大きいレベルもありますが、この本では省きます)

<フォーカス10  「体は眠っているが、意識はハッキリしている」状態です。>
・フォーカス10では、意識は明らかに目覚めていますので、この肉体ではない「自分」が、肉体から若干自由になってくるのが、いろいろな形で把握できます。
 たとえば体の一部に振動を感じたり、一部がズルッとずれるのを感じられます。これは肉体ではない「自分」が、肉体から若干ずれていく兆候なのです。

・ここでは、肉体ではない「自分」のことを「非物質の自分」とか、「意識」と呼ぶことにしましょう。

<五感を超える知覚能力の芽生え>
・フォーカス10では、肉体が眠ることで、肉体からのさまざまな信号、つまり、五感からの信号が小さくなります。

・肉体が起きていると、五感からの信号が強烈すぎて、「意識」の持つ知覚能力からの信号が把握できないのです。これは、直感的に把握する能力や、遠くのことを見たり知ったり聞いたりする能力などです。

<フォーカス12 知覚の拡大した状態です。フォーカス12では、「意識」は完全に空間的な束縛から自由になります。>
・フォーカス10で「意識」は肉体の束縛から若干自由になります。フォーカス12では、「意識」は肉体から完全に自由になります。その結果、「意識」は空間的に大きく広がることも、肉体から離れていくことも可能です。遠くの様子が明らかに見えたり、家族の様子がわかったりします。

・その結果、直観力が冴え、問題に対する答えがひらめいたりします。また、肉体をもたない生命体の存在を把握したり、交信したりできるようになります。
 彼らは死者や、人間ではない生命体、あるいは、自分のガイドと呼ばれる存在です。

<フォーカス15   時間の束縛から自由になった状態です。無時間の状態と呼ばれます。>
・フォーカス15では、過去に行って自分の過去世を見たり再体験したりできます。また未来に行って、未来のひとつの可能性を見ることができます。

<フォーカス21 物質界と非物質界の境界です。>
・フォーカス21では、この世の縁、あるいは、この世とあの世の境界領域が把握されます。物質界と非物質界の境界です。臨死状態の人が三途の川を見たり、亡くなった肉親と再会するのがこのレベルです。ちょうど三途の川にかかる橋のようなところで、フォーカス21のことを英語でもブリッジ(架け橋)と呼んでいます。フォーカス21からさらに先へ行くと、そこはもうあの世、死後世界です。

・実は、モンロー研究所では、あの世という表現は使いません。「別のエネルギー系」とか、「向こう(There)」という表現をします。それに対して、この世は、「こちら(Here)」と言います。

・フォーカス21は深いデルタ睡眠の状態に相当します。ただし、意識は完全に覚醒しています。

<フォーカス23〜27 死者のとる意識状態です。>
・フォーカス23から27までは、死んだ人がとる意識の状態です。この状態では、死者の住む世界、つまり、一般的な言葉で言えば、あの世、死後世界が把握できます。物質的な世界(この世)からは、完全に離れた世界です。死後世界はひとつではなく、実は多くの世界、領域に分かれます。

<ヘミシンクを体験するには>
・ヘミシンクを実際に聴いて変性意識を体験するには、いくつかの方法があります。
A モンロー研究所主催のプログラムに参加する
B 日本人対象モンロー研プログラムに参加する
C アクアヴィジョン・アカデミーのプログラムに参加する
D ヘミシンクCDを購入する

<人は肉体の死後も生き続ける>
・ヘミシンクを聴いてフォーカス10やフォーカス12という変性意識状態になると、➀肉体ではない「自分」が肉体とは別個に存在することに気づく  ?肉体から離れた位置から視点でまわりの様子が把握されるということが頻繁に体験されます。

・ときには、?肉体から「自分」が抜け出るという体験をすることもあります。

・さらに、?肉体ではない「自分」のほうが、自分の本質であって、肉体は入れ物だという認識に至ります。

<人は死後も生き続ける>
●自分は肉体ではない、肉体とは独立に存在する
●非物質の自分が主であり、肉体は従 ということから、
「人は死んでも無にはならない、肉体の死後も存続する」ということがわかります。

・肉体はなくなりますが、自分は存続するのです。こう知るだけで、真っ暗な死後に対して、一条の光が差し込みます。

<死後も生き続ける自分とは>
・では、肉体とは独立に存在する自分、肉体の死後も生き続ける自分とは、なんなのでしょうか?

・それは、今、あなたが自分だと感じている、この自分そのままです。考えたり、感じたりでき、まわりの様子を把握することもできるのです。ただ肉体だけがないのですが、その代わりに、エネルギー体と呼ばれる物質ではない「体」があります。

・エネルギー体は、物質ではありません。肉体とほとんど同じ形をしていますが、自分が無意識に心に思い描く姿になります。

<人は死後どこへ行くのか>
・ですから、どこへ行くのかはっきりしないと、恐怖はなくなりません。そのためには、人は死後どういうところへ行くのか、つまり死後世界はどういうところなのか、自分で直接、知る必要があります。

・ヘミシンクはそれを可能とします。ヘミシンクを聴いて変性意識に入っていくと、フォーカス23から27という意識状態で死後世界を体験できます。
 こういう意識状態にいる死者の様子やその住む世界を垣間見ることができます。その世界にいる人(死者)やほかの生命体に会い、交信することも可能です。

・死後世界はひとつではありません。数限りない世界に分けることができます。それは、フォーカス・レベルで表すと、
➀フォーカス23、?フォーカス24〜26.?フォーカス27です。

<死後世界を体験するためのヘミシンク>
・ヘミシンクを聴いて死後世界を体験するためには、いくつかの方法があります。
➀モンロー研究所のライフラインとエクスプロレーション27
?アクアヴィジョン・アカデミーの「死後体験」セミナー
? モンロー研のヘミシンクCDシリーズ「ゴーイング・ホーム」

<死後世界での法則 死後世界は物質界ではなく、非物質の世界です。>
・物質界に物理法則があるように、非物質界にも法則や原理があります。
➀想いが形になる原理  ?類は友を呼ぶ原理 です。

<➀想いが形になる原理>
・心で強く思ったことが具現化する傾向があります。
 
・夢の世界は非物質界です。死後世界へと通じています。これと同じように、死後世界、つまり非物質界では、心で強く念じたり、無意識に思ったことが、そのまま形を現す傾向があります。想いが強ければ強いほど、形に現れやすいのです。

・恐怖心は強い感情ですので、恐怖に基づくものは出てきやすいのです。無意識のうちに想っていることは、その人にとって半ば習慣化したものですから、案外、深く強く想っています。そのため、無意識の想いが形になる傾向があります。たとえば、服装や顔かたち、年齢などは、その人が無意識にこうだと思っているままが出ます。

<?類は友を呼ぶ原理> 
・略して「類友原理」と呼びます。同じような想いや欲望、感情、信念、価値観を抱く人たちが、互いに引き付け合って集まるという原理です。

・心の想いの生み出す振動に、共鳴する人たちが集まるのです。これは何も死後世界だけの法則ではなく、この世でも、同じことが言えます。同じような考え、信念、価値観をもった人たちは集まる傾向があります。ただ、死後世界では、そのほかの要因がないので、顕著に見えるのです。

<フォーカス23 死後世界の中でフォーカス・レベル的に一番低い領域はフォーカス23です。>
・ここにいる死者たちは大きく分けてふたつの状態にいます。
➀幽霊状態
?孤地獄(自分の想いの生み出す世界にひとりでいる状態)

➀幽霊状態
 これは、フォーカス23の中でも物質界にごく近い領域です。そのため、その姿がまれに生きている人に見えることがあります。それが幽霊です。この状態の死者は、この世の何かに対する強い執着心があり、死後もその執着する対象のものや人のそばに、い続けます。自縛霊とか地縛霊と呼ばれるものです。

・自分の家に対して強い執着があると、そこに住み続ける。
・病院とか、事故現場などに、い続ける。
・ある場所に対する執着心や憎しみ、恨みといったひとつの思いの中で、堂々巡りをしています。
・彼らにとって、時間の概念はあいまいなものです。

?孤地獄(自分の想いの生み出す世界にひとりでいる状態)
・死後世界では、「想いが形になる原理」によって、自分の想っていることが自分のまわりに実現される傾向があります。

・フォーカス23のこの階層は、真っ暗闇の中に、ところどころ薄白い光の塊が浮かんでいます。その中に入ると、中にひとつの世界が広がっています。それぞれはひとりの人の想いが生み出した世界です。

・「➀幽霊状態と?孤地獄の中間」のような状態の人も実は大勢います。

<フォーカス24〜26  信念体系領域です。>
・ある特定の信念や価値観に囚われている人たちが集まって、ひとつの世界を形作っているところです。信念に応じた世界が数限りなくあります。「類は友を呼ぶ」原理が、一番よく現れている階層です。同じような想いをもつ人たちがこの原理に従って、1カ所に集まってくるので、信念体系領域とも呼ばれています。

・大勢の人が同じ共通の想いや信念をもつと、それが生み出すものは強固で簡単には崩れません。

・ある宗派の人たちの想いが作った世界があって、彼らはそこが天国だと信じて疑わないのです。このような「疑似天国」はいくつもあります。

・ひとつの想念に取り憑かれてしまった人たちが集団になっています。

・フォーカス24〜26には、ありとあらゆる信念に基づいた世界がありますが、ある意味で地獄的な世界だと言えます。

<フォーカス27 次の生への転生準備の場所です。>
<人はここに来てはじめて次の生へ転生することができます。>
・そのための準備をする場所がフォーカス27です。

・次の生としては次のような選択肢があります。
➀人間の生をまた生きてみる
?フォーカス27でヘルパーとしてしばらく手助けする
?ほかの天体の生命系へ行き、そこでの生を体験する
? トータルセルフとのつながりを回復し、そこへ帰還する
これ以外にも選択肢はありますが、ほとんどの人は➀を選び、人間界へ舞い戻ってきます。

<さまざまな場>
・フォーカス27へは死後まっすぐにやってくる場合と、ほかのフォーカス・レベルを経由してやってくる場合があります。

・死者を受け入れる受け入れの場。肉体の死の際に受けたショックやトラウマを癒すための癒しの場。前世を振り返り、次の人生における成長と発展につながる生き方を、ガイドやカウンセラーと相談して決める計画の場。さまざまな教育の機会を得られる教育の場、などです。

<フォーカス27 受け入れの場 死者をあたたかく受け入れる場所>
・ここに到着した人は、かなり動揺しています。いったい、ここはどこなのだろうかと、びくびくしながら、ここへ来ています。

<ここへ到着した人の信仰や趣味、嗜好、好みに応じて、その人が安心できるようなさまざまな建物や景色が用意されます。>
・ヘルパーの役目は、優しく話しかけることで、ここへ到着したばかりの人の気持ちをほぐし、リラックスさせることにあります。そして、次の「癒しの場」へと導いていきます。

<フォーカス27 癒しの場 リハビリ・センターとも呼ばれています。>
・肉体の死の際に受けたショックやトラウマを癒すための場です。

・死の過程で受けた精神的・エネルギー体的ダメージを癒すために、さまざまな施設や場所があります。

・ここには、いろいろな人のために考えうる限りの施設、風景、場所が用意されています。ここで十分癒されると、次の場へ進みます。

<フォーカス27 計画の場 >
・次の人生について、ガイドやカウンセラーと相談して決める「計画の場」です。

・次の生の選択肢はいくつかあります。自分の霊的成長のために何が最善かという基準から、カウンセラーと相談して決めます。人間を生きてみるというのは、選択肢のひとつに過ぎません。それ以外に、別の惑星で別の生命体を生きるというのもあります。それでも、ほとんどの人は、人間をもう一度やることを選ぶようです。

・人間をやると決めると、次はカウンセラーと一緒に、次の人生をどうするのか考え、計画します。そこでは、前の人生について、回顧することが可能です。そして、何が課題か、進歩していくために何が必要か、教えてもらいます。

・自分の人生は自分で作っているというのは本当です。

<フォーカス27 教育の場 ★過去世データが蓄積されている場>
・ここではさまざまなことを学ぶ機会が得られます。次の生を選択する前にここに来ます。たとえば、ほかの惑星へ行って、そこの生命系の様子を見たりできます。また、自分の過去世を知ることもできます。実はここにはあらゆる人の過去の人生のデータが蓄えられた場があるのです。そこはまるで、巨大な資料館、図書館のようです。

<フォーカス27 その他の場 ★次の生を受けるまでの場>
【生まれる順番を待つ場】
・人間に生まれるまで、順番を待つ人の列は長いのです。人に生まれる機会というのは、かなり限られているようです。
【意識を収縮させる場】
・次の人間に生まれる前に、広がっていた意識を収縮させ、昏睡状態にする必要があります。そのため、ここでの記憶や過去世の記憶へアクセスできなくなります。
【次の人生へ送り出す場】
・機械的に順番に送り出していくための場があります。それぞれの生まれるべき場所、時間へと一直線で向かっていきます。

<フォーカス27 その他の場 ★発明の場>
・今まで説明してきた人間の流れとは別に、この世の人間の必要、希望の声を聞き、新しいもの、発明、アイデア、芸術作品、文学作品、製品、出版物などを生み出すための場があります。生み出されたものは、意識のネットに置かれますので、だれでもアクセスできます。そのことに、一番興味、関心をもっていた人が得ます。

<人は死後、どの世界へ行くのか>
・以上見てきたように、私たちには死後、さまざまな世界が待っています。その中のどこへ行くかは、実は私たちの心が決めるのです。

・例を挙げると、ある特定の宗教を信じていると、それを信じる人が集まるところへ引き寄せられます。

・人はさまざまなことに価値を見出しますが、それはほとんど自分の欲を満たすことです。みなそれにふさわしいフォーカス24から26内の世界へ、「類は友を呼ぶ」原理に従って、吸い寄せられていきます。

・フォーカス23から26までの世界は、誤った信念の世界です。フォーカス27まで来てはじめて、私たちを本当に心配し、温かく迎えてくれる人たちに会うことができるのです。彼らはガイドやヘルパーたちです。

・フォーカス23から26までの世界は、誤った信念の世界です。フォーカス27まで来てはじめて、私たちを本当に心配し、温かく迎えてくれる人たちに会うことができるのです。彼らはガイドやヘルパーたちです。
 ですから、死の恐怖を解消するための2番目のポイント、「“人は死後どこへ行くのか”を知る、は」、「死後、フォーカス27まで来られるようになるか」と、言い換えることができます。

<自分はひとりじゃない  (ガイドの存在)>
<ガイドとは>
・ガイドというのは、日本語で言うと守護霊のようなものです。

・ガイドは、自分をはるかに超える存在で、自分が精神的に成長できるように導いてくれます。ときには援助の手を差し伸べてくれます。

<私たち一人ひとりには、必ずガイドが複数います。>
・ただ、あなたのガイドは、確実に裏で活躍しています。

<たとえば、本屋で偶然手にした本が、その後のあなたの人生を大きく変えてしまった、なんてことはありませんか?>
・必ずあなたのガイドの導きがあったのです。

<ガイドはあなたの霊的進歩において、今何が一番欠けているのか、必要なのか、わかっています。>
・もちろん、それにどう反応するかは、あなたしだいです。

<ガイドとの交信を阻むもの>
●先入観と偏見  ●自信のなさ  ●恐怖心
 こうした想いが心の奥深くにある場合、一歩一歩、取り除いていくことが必要です。そのためには、次のことをしましょう。
➀ガイドがいると仮定して、1日を生きてみる
? 質問を投げかけ、ガイドからの答えを持つ
? ガイドとの会話のふりをする
? 夢に注意を払う
? ヘミシンクを聴き、フォーカス12で交信を試みる
?瞑想する時間をもつ

何ごとも練習が必要ですので、ガイドの存在を信じ、これらを根気よく続けましょう。まず、信じることが第一歩です。それが「知る」ことへと道を開きます。

<ガイドとの交信>
・ガイドとの交信というと、何かすごく特別なことをするように思うかもしれませんが、情報をもらうということなら、実は、みな普段からやっていることなのです。それに気づき、意図的にできるようになることが大切です。

<ひらめき>
・頭の中にぱっとひらめく形でガイドからの情報が来ます。アイデアの塊として、心に浮かびます。

<シンボル・イメージ・映像>
・ガイドからの情報がシンボルやイメージで来る場合もあります。テレビから見るように映像で見えることもあります。まれに、そこに言葉による解説が入ります。

<他人の会話・手にした本>
・電車の中でなにげなく聞いていた他人の会話に中に、自分へのメッセージがあるということがあります。特に、何かを問いかけておくと、答えがこういう形で来ることもあります。

・本屋で目についた本に、メッセージがあったということもあります。本屋である本が輝いていたので、買ったら、大きな感銘を受けたという人もいます。

<自問自答で始めるガイドとの会話>
<ガイドの姿>
・ガイドは非物質界の存在ですから、物質界に姿を現すことはありません。その姿を見ることができるのは、私たちが非物質界を知覚することができる場合です。

・ガイドというと、何となく宗教的に偉い人とか、光り輝く存在をイメージしますが、必ずしもそういうイメージで現れるとは限りません。

<ガイドは先祖ではない>
・ガイドや守護霊は、自分の祖先ではけっしてありません。なぜなら、自分の祖先はまだ輪廻の途上にあるからです。

<ガイドは守ってくれるか>
・ガイドがいても、けがもすれば、事故にも遭うし、さまざまなことが起きます。ガイドは、そういう出来事を全部防いでくれるわけではないのです。

・ガイドというのは、親のようなものです。

・ガイドの存在はあくまでも補助的なものであり、経験を通して本人が学ぶことが重要なのです。ガイドは私たちに学びのための気づきの機会を与えてくれるのです。

<死の恐怖は解決できます。>
・死の恐怖は次の3つのことを「自分の体験をとおして知る」と、解決できます。
➀人は肉体の死後も生き続ける
? 死後、フォーカス27まで来られるようになる
?自分はひとりじゃない(ガイドの存在)

そのためのひとつの方法として、ロバート・モンローの開発したヘミシンクは、合理的で安全な方法です。



『あの世はある!』  ヘミシングで知る死後の存続
坂本政道    ハート出版  2014/4/2



・私が本書で言いたかったことは次の項目である。
1. あの世はある。
2. 人は肉体の死後も生き続ける。
3. あの世を訪れ、死んだ人と会ったり、交信したりできる。
4. それを可能とする方法がある。それはヘミシンクである。
5. ヘミシンクを学んだ多くの人がこれまでに死後世界を訪れ、死んだ人に会い、会話をしている。
6. ヘミシンクを使えば、自分には多くの過去世があることもわかる。ガイドという自分を導く存在がいることもわかる。
7. ただし、こういった体験を客観的に証明することは現段階では難しい。
8. 愛する人を亡くしてからヘミシンクを学び、亡くなった人に会い、幸せにしていることを知ると、悲しみが癒され解放される。体験が証明できなくても、体験した本人にはそれだけの真実性があり、インパクトがある。
9. 本書に書かれたことがらを信じるも信じないも読者の自由である。信じたとしても、本当に知り、納得するには自ら体験するしかない。
10. 死後世界の存在や過去世がガイドの存在を確信できるようになると、死の恐怖はなくなる。そうなると、より素直に、より快活に、より気軽に生きられるようになる。これまでとは違う新しい価値観をもつことができる。

・その方法とはヘミシンクと呼ばれるもので、アメリカのモンロー研究所によって開発された音響技術である。
 これまでに米国や日本で多くの人がヘミシンクを学んできている。そして死後世界を訪れ、死者に会い、会話をするという体験をしている。

・元々そういう能力はまったくなかったのだが、2001年にモンロー研究所を訪れて、ヘミシンクを体験する宿泊プログラムに初めて参加し、それ以降かなりの頻度でヘミシンクを体験することで、次第にそういったことができるようになった。それにつれて死の恐怖も軽減し、今ではまったくない。
 本書では、ヘミシンクを使って死後世界を訪れた体験について、私の体験を中心にその他の多くの人の体験を紹介した。

・本書の目的は、ヘミシンクを使って死後世界を訪れ、死んだ人に会ったという体験を多く紹介することで、そういう可能性があることを知ってもらうことにある。それを証明することではない。

<人は死後も生きている>
<恋人を突然の事故で亡くした香さん>
・そんな香さんはヘミシンクに興味を持つようになった。その経緯はこうである。
 以前から臨死体験に興味がありキューブラー・ロスや立花隆さんの本を読んでいました。姉が死んで死後の世界をもっと知りたくてアマゾンで検索すると木内鶴彦さんの臨死体験の本が目につきました。そのそばに『死後体験』の坂本さんの本も目にとまって一緒に買いました。
 木内さんは立花さんの臨死体験の本にも出ている人でした。木内さんが臨死体験で宇宙に行った時「そこには膨大な意識があった」みたいなことを書いていて、そのときは「意識?」とよくわからなかったのですが、新鮮でした。何かを感じました。
 そして坂本さんの本を読むと、また「意識」のことが書いてあり、木内さんの言う宇宙の「膨大な意識」と自分の意識との関係など、よく似ていたので、これは本物かなと思い、ヘミシンクに興味をもちました。これをすれば姉達に本当に会えるかもしれないと希望をもちました。
 それでヘミシンクのCD(ゲートウェイ・エクスペリエンス)を聞き始めったのが、姉が死んで半年後の、2010年11月26日(父の命日)でした。

・2012年6月に福岡で開かれたヘミシンクの1日コースで、ゲートウェイでもライフラインでも会えなかった家族や彼についに会うことができたのだ。

・坂本さんからも「面影を思い出す」ことも呼び水になると言われたので、まず父の雰囲気を思い出しながらフォーカス21(この世とあの世の境界)へ行きました。そしたら、光をバックに父がタキシード姿で迎えに来てくれている気がしました。私は父がタキシードなのでウェディングドレスを着ています。
姉も亡くなった時の柔らかな薄ピンクの綺麗な着物を着て、髪にかすみ草の花飾りをしていました。ああ、どんなにか懐かしかったことでしょう。私は父に手をひかれて、光の向こうで待ってくれている人のところへ案内されました。会えたのです!もう、この物質界ではいつのまにか29年もの歳月が流れています。でも、私の中の時間は止まっています。ずっと、ずっと、思い続けている人です。彼もタキシードを着ていたのだと思います。

<夫を肝硬変で亡くした中本さん>
・今では、ヘミシンクなしでも夫と交信できるようになりました。おかげでいつでも夫に会えるし、そばで見守ってくれていると実感を持てるようになりました。けれども、やはり現実に生身の体がそばにいないのは寂しいし、つらい。ですから、死別の苦しみを乗り越えたとか、立ち直れたとは思っていません。それでもなんとか生きていけるのは、いつも夫がそばにいてくれると感じられるから。もし、ヘミシンクに出会わなかったら、もっと苦しみ続けていたかもしれません。死後の世界を教えてくれたヘミシンクに、心から感謝しています。

<夫をがんで亡くした安田さん >
・ヘミシンクによって、「今の人生は自分で選んだのだ」ということも分りました。
「エクスプロレーション27」という5泊6日のセミナーで、今の人生を計画している場面を見たんです。私はフォーカス27(あの世の中に溢れる世界)の計画センターで、自分の人生の4つの異なる計画の書かれた紙を見ていました。4枚のうち3枚の人生は簡単そうで、4枚目の人生は
乗り越えたらとても楽しい人生が待っていると。その4枚目の紙だけ、赤いバラが描かれていました。私がそれを選ぶと、そばにいたガイドが「うん、うん」とうなずくのが見えました。
 
・ヘミシンクを始めた50歳から、私の人生は本当に変わったと思います。仕事など大変なことがあっても、「受けて立つ」のではなく、「楽しくやろう」と思えるようになりました。自分を大切にしていると、生きていること自体が本当に幸せだと思えます。自分が満たされていると、周りにいる人たちに喜びをもって接することができるようになってきている自分を感じます。
 夫のことは今でも愛していますが、フォーカス27以上の世界で楽しんでいることが分かっているので、執着心はありません。私は今、何とも言えない幸福感で満たされています。

<あの世体験を可能にしたヘミシンク>
<ヘミシンクを開発したロバート・モンロー>
・彼は自らの体験を3冊の本に書き残している。それらは順に、『ロバート・モンロー「体外への旅」』(ハート出版)、『魂の対外旅行』、『究極の旅』(以上、日本教文社)である。
 初めは体外離脱と言う現象そのものに対する興味に力点が置かれていたが、次第にそれを通して得られる体験、知識についての記述に重点が置かれるようになる。体験は死後世界の探索に留まらず、時間や空間を超えて広範囲に及ぶ。彼が得た知見を私なりにまとめてみるとこうなる。

1. 人は肉体を超える存在である。人は肉体の死を超えて生き続ける。
2. 死後世界は実在する。死後世界はいくつもの世界に分かれている。その中にフォーカス27とモンローが呼ぶようになる光あふれる領域がある。人は次の生へと移るまでの間、そこで癒され、休息をとり、計画を立て、次の生へと向かう。
3. 我々はみな、はるかな過去から数限りない生を体験してきている。そういった多数存在する自分の集合(トータルセルフ)がある。モンローはそれをI/There(IT、アイゼア、向こうの自分)と呼んだ。そこにアクセスすることでさまざまな情報を得ることができる。ITには代表格のような存在が10名ほどいて、自分を導いている。
4. 地球生命体は学習の場であり、そこから卒業することができる。
5. 生命系は地球以外にも物質、非物質を問わず無数にある。そういう生命系に住む生命体との交流は可能である。彼らの中には人類よりもはるかに進歩したものも多数いる。

<ヘミシンクの開発>
・当時、心身状態と脳波の間にある程度の相関が見られることがすでにわかっていた。脳波とは脳における電気信号の変化を測定したものである。
 脳波の変化の速さに応じて、脳の状態はベータ波、アルファ波、シータ波、デルタ波の4つに区分される。変化の速さは1秒間に何回変わるかという回数(正確には周波数)で表される。その回数をヘルツという。ベータ波は13ヘルツ以上、アルファ波は7から13ヘルツ、シータ波は4から7ヘルツ、デルタ波は4ヘルツ以下である。
 ここで、心身状態と脳波の相関だが、しっかりと目覚めた覚醒状態にはベータ波が優勢になる。リラックスするとアルファ波が、浅い睡眠や瞑想時にはシータ波が、熟眠時にはデルタ波が優勢になる。
 体外離脱に代表されるような通常とは異なる意識状態は変性意識と呼ばれている。こういった意識状態は深くリラックスした状態で起こる。脳波で言うとシータ波からデルタ波に対応している。
 モンローは体外離脱やそれに類する状態に人を導くために、音を使って脳波をそれに対応する状態へ導けないかと考えた。

<体外離脱しなくていい>
・実際、ヘミシンクを聴いて体験する状態は、いわゆる体外離脱ではない。肉体の中に意識がある段階で、意識の一部が肉体から離れた状態、あるいは別次元を体験するのだ。これは体外離脱よりも簡単に行なえる。
 もちろん、ヘミシンクを聴いて通常の体外離脱(意識のかなりの部分が肉体から離れた状態にある)を体験することもある。

<フォーカス・レベル>
・モンローは自分のしていた体験を一般の人にも体験してもらうために、さまざまな意識状態を区別し、それぞれに名前を付けることをした。その際、特定の宗教やスピリチュアルな教えで使われている名前を避けるために、単純に番号で呼ぶことにした。それがフォーカス・レベルと呼ばれた番号である。 番号は、10、12、15、231というふうに飛び飛びの値をとる。それぞれ次の状態に対応している。
フォーカス10:肉体は眠るが、意識は明らかな状態
フォーカス12:知覚の広がった状態
フォーカス15:時間の束縛から自由になった状態
フォーカス21:この世とあの世を結ぶ架け橋、境界領域



『屋久島でヘミング』  2012年のメッセンジャー
坂本政道    アメーバブックス新社  2009/12/23



<オリオン大戦>
・遥かな過去に宇宙で映画「スター・ウォーズ」さながらの大戦争があった。「スター・ウォーズ」はジョージ・ルーカスがそのときの情報を何らかの手段で得て、映画化したものと思われる。

・人類の起源のところでお話ししたが、アヌンナキと呼ばれる生命体たちが、この宇宙にやってきて、銀河系内のこの近傍の領域へやってくると、地球から見てこと座(リラ)にある星とオリオン座のリゲルに定着し、そこに人類型の生命体を創った。その後、リゲルからオリオンの三つ星のひとつであるミンタカにも定着した。それらにあるいくつもの惑星で人類型の生命体の文明が発展していった。

・こういった生命体の中には物質界の魅力に誘われて、その中に没入していくものたちも多くいた。彼らは、元々第4密度の生命体であったが、物質界に没入する間に振動数が下がり、第3密度(今の我々の世界の密度)になった生命体の文明もあった。

・そして、こと座やオリオン座に始まった文明はポジティブなままのものとネガティブなものに分かれていった。

・この段階で、こと座にいたポジティブな生命体たちの一部はそこを離れプレアデス星座へと移っていった。そこで彼らは、さらに発展し、プレアデス人となった。彼らは、主として非物質界に留まった。

・ネガティブな文明は他の文明を征服、支配する野望を持つようになっていった。そのため、惑星間での征服競争が起こった。戦争は何十万年も続き。その間にいくつもの文明や惑星が破壊された。リゲルとミンタカのポジティブな文明の生命体たちは戦争から逃れるため、別の移住先を探した。そこで見つかったのが地球だった。

・彼らは、密かに地球に移り、そこに自然に進化していた類人猿に遺伝子操作を施し、人類を創造した。そして、人類として輪廻することを選んだ。その利点は、自分たちがどこから来たかを忘れてしまうことにある。そうすれば、オリオンなどのネガティブ・グループの探索から逃れることができるからだ。地球上ではそういう状態が数十万年続いた。これがムーの文明である。



『分裂する未来』 ダークサイドとの抗争
坂本政道   ハート出版    平成21年3月24日



<ネガティブな存在たちにはオリオン・グループがいること>
<ネガティブサイドからの情報?>
・「オリオンではどういう戦争があったんですか?」
「あなた方が想像しているような形での戦いではない。ポジティブ側は愛情をネガティブ側に降り注ぐ。ネガティブ側はネガティブなエネルギーを降り注ぎ誘惑する。第3密度では、地球上のような戦いだ。宇宙船での戦い」


<グレイは未来から来ているのか。>
グレイ;UFOによるアブダクション(誘拐)の張本人といわれている生命体。
グレイは未来のネガティブな地球から来ている。

・今後、経済における激動はあるが、人間意識の変化という意味では、2012年にはゆっくりとした変化が待っている。2012年にすべてが終わるというのではない。数十年かけて、ポジティブな地球とネガティブな地球に分かれていく。あなたがどちらの地球を体験するかは、あなたの思考・感情・行動パターンによって決まる。

<今後の世界。2009年>
・経済危機が続く。天候パターンの変化もいくつかある。ある地域では夏が普通以上に暑く、別の地域では冬が普通以上に寒い。たとえば、今冬(2009年1月〜3月)のヨーロッパは寒い。日本の夏は暑い。オバマ大統領のブームは失望となる。多くの人が失望する。ロシアと中国で経済危機が社会問題化する。民衆の暴動が起こる。食糧は問題ない。ドルは不安定。円は1ドル68円まで上がる。
 日経平均は夏に6800円まで下げるが、その後上げる。年末には8000円台を回復。
 2009年から2010年にかけて新エネルギーが見つかる。マス(著者のこと)はその発見者の可能性のひとり。

2009年以降、UFOの目撃がどんどん増える。(2009年にアメリカで天変地異があるということを言う人がいるが、それはネガティブ側のシナリオ)

2010年;経済危機は続く。南米と中国で地震。
2012年;14万4千人が目覚める。大きな変化はない。
2012年―2015年;さらに多くの人が目覚める。
2015年;初めてのクリアなETとのコンタクトが始まる。



『分裂する未来』  ダークサイドとの抗争
坂本政道   ハート出版   2009/3/14



<バシャールとの出会い>
・バシャールは実は集合意識の総称である。彼らはエササニという我々人類には知られていない太陽系外の惑星にいる。地球上の時間で言うと3000年後の未来から我々にコンタクトしてきている。
 バシャールをチャネルするダリル・アンカは、実はバシャールの過去世である。バシャールは人間という存在を理解するためにダリルという形で人間に生まれたのだという。

・2012年について、バシャールは次のように言う。
1.2012年における人類の意識の変化はゆっくりとしたもので、20年、30年かけて変わっていく
2.ポジティブな地球とネガティブな地球に次第に分かれていく(ただし、他にもいくつものバージョンの地球がある)
3.どの地球に行くか(体験するか)は自分の波動(振動)が決めている

・バシャールによれば宇宙はパラレル・ワールドになっていて、すべての可能性が並存する。2012年に関しても、あらゆるシナリオがすべて存在する。その中のどれを自分が体験するかは、自分がどのシナリオに共鳴するかで決まる。
 ポジティブに考えポジティブに行動する人は、ポジティブな地球へと移っていく。逆にネガティブに考えネガティブに行動する人は、ネガティブな地球へ移っていく。

<今後の世界>
2012年〜2015年:さらに多くの人が目覚める。
2015年:初めてクリアなETとのコンタクトが起こる。
2015〜2020:ETの存在に人々が気づく。ポジティブな地球とネガティブな地球に分かれ始める。
2020年:戦争がなくなる。
2025年:ETの存在は、人々があたりまえに知っているようになる。フリーエネルギーが大規模に使えるようになる。ETの宇宙船を人類が使えるようになる。
2025〜2030年:新しい経済システムが現れる。お金は要らなくなる。
2030年:人口は現在の半分になる。災害のためではなく、自然減。
2040年:UFOの技術を使った浮遊が可能になる。

<ラー文書>
・ネガティブな存在たちには主としてオリオン・グループがいること、ネガティブな存在たちは「自己への奉仕」に生き、それに対してポジティブな存在たちは「他者への奉仕」に生きる。共に愛に生きていることに変わりがない。自己愛か、他人に対する愛かの違いだ。
 地球人類は、ポジティブな生命体たちによる惑星連合によって外界からの隔離期間にあるが、ときどきオリオン・グループの宇宙船が着陸したり、あるいはオリオン・グループからテレパシーにより特定の個人に情報が伝達されたりする。
 オリオン・グループの目的は地球征服である。特定の個人や集団にエリート意識を植え付け、その他を隷属させるのである。

<プリズム・オブ・リラ>
・この本によると「ラー文書」と同時に、オリオン人には、ネガティブなグループがあり、オリオン帝国による支配を追及している。彼らはポジティブな人々との間で熾烈な戦いを展開してきた。
 これに対してプレアデス人はポジティブ志向である。
この本には、銀河系宇宙一族(人間型生命体)がいかに誕生したかが事細かに述べられている。

<人類の起源>
・人類には3つの起源がある。3つの違う星系から地球へやってきて人類として輪廻している。次の3つである。
1) プレアデス星団
2) オリオン座3つ星
3) シリウス(別宇宙からシリウスを経由してこの宇宙へ来た)
この中のシリウス系は急進派で、急激な変化を望んでいる。それに対して、プレアデスとオリオンはゆっくりした変化を望んでいる。

・2008年の11月にバシャールと会い、さらに詳しい情報を得た。バシャールによれば、この3つの異なる領域に起源を持つ生命体が人類として輪廻したり、あるいは人類の文明に影響を与えるようになったのはごく最近(10万年から数万年前)のことで、実はそれ以前にも人類には長い歴史がある。
 アヌンナキという別宇宙の生命体が、この宇宙へ入ってきて、こと座(リラ)の星や、オリオン座リゲルに定着し、そこからさらにあちこちの星で文明を発展させた。その流れで、リゲルやオリオン座のミンタカ(3つ星のひとつ)から地球へやってきたものたちが最初に人類を創造したとのことである。
 その後に、前記の3つの起源を持つ生命体たちが地球へやってきた。さらに、これ以外にも他の起源を持つ生命体たちも人類に影響を及ぼしてきているという。

<オリオン大戦>
<オリオン系の星々の住人の間で長期にわたり起こったとされる戦争>
・「何十億年の前のことだ。アヌンナキと呼ばれる生命体たちがこの宇宙へやってきた。彼らはこの物質宇宙のすぐ隣の、若干異なる次元にいる生命体だ。
彼らは実験をするために、この宇宙の銀河系のこの近傍の領域へやってきた。そして、適当な場所を探した末、こと座(リラ)のある星とオリオン座のリゲルに定着し、そこに人類型(ヒューマノイド)の生命体を創った。
その後、リゲルからオリオンの三ツ星のひとつであるミンタカにも定着した。それらにあるいくつもの惑星で人類型の生命体の文明が発展していった。

・こういった生命体の中には物質界の魅力に誘われて、その中に没入していくものたちも多くいた。彼らは元々第4密度の生命体であったが、物質界に没入する間に振動数が下がり、第3密度になった生命体の文明もあった。つまり、怒りやエゴ、物欲、権力欲といったネガティブな意識にどんどんと興味が移っていった文明が多くあった。
つまり、こと座やオリオン座に始まった文明はポジティブなままのものとネガティブなものとに分かれていった。

・この段階で、こと座にいたポジティブな生命体たちの一部はそこを離れプレアデス星団へと移っていった。そこで彼らはさらに発展し、プレアデス人となった。彼らは主として非物質界に留まった。その理由は物質界の魔力を知っていたからだ。
こと座やオリオン座の文明はアヌンナキの高度な文明からさまざまなハイテクを受け継いでいて、ほとんどの文明がまだそれを忘れないでいたので、宇宙空間の航行技術を持っていた。
ネガティブな文明は他の文明を征服、支配する野望を持つようになっていった。そのため、惑星間での征服戦争が起こった。戦争は何十万年も続き、その間にいくつもの文明や惑星が破壊された。

・リゲルとミンタカのポジティブな文明の生命体たちは戦争から逃れるため、別の移住先を探した。そこで見つかったのが地球だった。
彼らは密かに地球へ移り、そこに自然に進化していた類人猿に遺伝子操作を施し、人類を創造した。そして人類として輪廻することを選んだ。
その利点は、自分たちがどこから来たか忘れてしまうことにある。そうすれば、オリオンなどのネガティブ・グループの探索から逃れることができるからだ。地球上ではそういう状態が数十万年続いた。これがムー文明である。

・地球上ではムーが自然災害で滅び、その後、地球上のあちこちにあったムーの植民地で別々の文明が栄えることになる。そのひとつがアトランティスである。
オリオンのネガティブなグループも地球の存在に気がつき、支配する格好の場としてやってくることになった。またシリウスからこれまではまったく知られていなかった新しい文明も地球へやってくるようになった。シリウスはこの宇宙への入り口となっているので、そこを経由してさまざまな文明が地球へやってくるのだ。ポジティブな生命体がほとんどであったが、中にはネガティブなグループもいた。
アトランティスも最終的にネガティブなエネルギーとポジティブなエネルギーに分かれ、ネガティブなエネルギーのために滅ぶことになった」

・オリオンのネガティブ・グループには第4密度から第5密度の存在がいる。第5密度の存在のうちの何人かが地球へやってきている。そのひとりがルシファーと呼ばれる存在だと思われる。

・歴史上何人もの人がネガティブサイドの影響を受けて世界征服を企てている。ヒットラー、ジンギスカン、フン族のアッティラがその例だ。
そういう人がどういう形で彼らの影響を受けているのか、我々には把握できない面がある。彼らは彼らでバリアを張り、隠れているからだ。
あなたはそのひとりに宇宙船で会った。それで我々としても彼らの居場所のひとつがわかったという経緯がある」

・「違いは自分が自分の現実を創造しているということを知っているかどうかだ。自分に自由意志があり、未来を選択できるということ。ネガティブでも、それがわかれば第4密度に行ける」

・バシャールとの交信により、次の知見を得た。
(1) 地球外生命体(俗に言う宇宙人)にはポジティブな存在とネガティブな存在がいる。

(2) 宇宙はパラレル・ワールドになっていて、自分がその中のどれを体験するかは、自分の波動(振動数)が決める。我々は日ごろ何を考え、何に共感し、どう行動しているかでその中のひとつを選択して体験している。

(3) 今、地球にもポジティブな人ばかり住んでいるポジティブな地球と、ネガティブな人ばかり住んでいるネガティブな地球と、その間のすべての段階の地球が存在する。ほとんどの人は、ポジティブな人とネガティブな人が混在する地球を今体験している。

(4) 2012年を超えた未来にもいろいろな地球がある。ただ、2020年、2030年と進むに連れて大半の人はポジティブな地球か、ネガティブな地球かのいずれかを体験するようになる。つまり、数十年かけて徐々に分裂していくのである。2012年に突然すべてが変わるというのではない。

(5) これまでの経済、政治、社会システムは今後再構築に向かい、数十年かけて新たなシステムに置き換わっていく。そこに至るまで世界は混乱した状態を通る。その先にあるのは、あなたがポジティブな地球を体験するなら、喜びに溢れた世界であり、必要なと
きに必要なものが必要なだけ手に入る世界である。

(6) ネガティブな人がポジティブな未来を考えられるとき、そこへ行き着くには天変地異が起こる必要があると考える傾向がある。ネガティブな宇宙人の中にも、こういう未来を思い描く宇宙人がいる。そのため、未来の地球のひとつに、2010年に隕石が衝突し、人類が絶滅するという地球もある。そういう天変地異を通して、地球から卒業しようと考えている。そういう考えに共鳴する人はそういう地球を体験するかもしれない。

(7) ポジティブな考え方は、喜びをベースにした発想であり、他者への奉仕という方向性を持つ。それに対してネガティブな考え方は、恐れをベースにした発想であり、自己への奉仕という方向性を持つ。

(8) 今後ポジティブな地球を体験したければ、ポジティブに考えるようになる必要がある。その秘訣はバシャール流に言えばワクワクすることを行うのである。ワクワク感は本当の自分へと導く道標であり、それに従っていけば、上の意識へと自然に導かれていく。



『あなたもバシャールと交信できる』
坂本政道   ハート出版     2010/12/10


<バシャールとは、どういう存在?>
<惑星エササニの生命体>
・バシャールはエササニという星に住んでいる地球外生命体です。エササニとは、Place of living light (生きている光の池)という意味です。彼らの世界は、喜びと無条件の愛に満ち溢れる世界とのことです。
 そこには彼らは、数億(人)位いて、その総称をバシャールと呼んでいます。ちょうど我々を地球人と呼ぶようなものです。住んでいるのは、恒星ではなく惑星です。
 
・方向としては地球から見てオリオン座の方向です。もちろん、太陽系外の惑星です。地球から500光年ほどのところにあるShar(シャー)という星の周りを回る第3惑星のことです。

・残念ながら地球からは見えないと言われています。暗すぎて見えないというよりも、我々とは、微妙に次元、あるいは、「密度」が違うためのようです。

・地球は、そして人類は「第3密度」であるのに対して、バシャールとエササニ星の宇宙人は「第4密度」です。

・その惑星から数百人?が宇宙船にのって地球にやってきています。現在、彼らは地球の上空にいて、アメリカ人のダリル・アンカという人を通して、チャネリングをしています。

<グレイの子孫>
・バシャール自体はどういう生命体なのかというと、実はグレイと呼ばれる宇宙人と地球人の間に生まれた混血だということです。では、グレイとはどういう存在なのでしょうか。ご存じの方も多いと思いますが、グレイはアーモンド型の黒い目をしたちっちゃい宇宙人で、悪いイメージがあります。ネガティブなタイプだといわれています。

・ちなみに宇宙人はポジティブなタイプとネガティブなタイプ、それにニュートラルなタイプがいるとのことです。ポジティブなタイプの霊は、プレアデスに住む生命体(プレアデス星人とかプレアデス人)です。アークトゥルスやシリウスの生命体、こと座の生命体の一部もポジティブです。ネガティブなタイプには、こと座やオリオン、シリウスの生命体の一部がいます。

・バシャールによればグレイというのは、本当は宇宙人じゃなくて、「パラレルワールドの地球に住む人類」です。パラレルワールドでは、この世界と併存する世界のことです。

・そして、時空間を超えてこの地球にやってきて、人類をアブダクション(誘拐)し、受精して、子孫を作りました。それがバシャールだということです。

・ですので、バシャールの先祖というのは、グレイと我々人類ということになります。

<地球のまわりに集まる地球外生命体たち>
・バシャールたちは、今アメリカのセドナという場所の上空にいます。ただし、何度も言いますが、宇宙船自体も第4密度ですので、セドナに行って上空を見上げても通常は見えません。

・このように、いろんな宇宙船がいろんなところにいるわけですが、ほとんどがポジティブ側の宇宙人たちです。ネガティブ側もいますが、比率としては10対1くらいだそうです。

・ポジティブ側は連合を組んでいるようで、ル−ルがあるようです。そのルールというのは、2012年までは地球人類に直接的には干渉しないというものです。



『2012年人類大転換』 
宇宙生命体との交信  「臨死体験」を超える体験
 (坂本政道)(ハート出版) 2007/8/29



<フォーカスレベル>
・ヘミシンクを聴くと人の意識は変性意識と呼ばれる状態へと導かれる。

・フォーカス10とは、意識は明らかに肉体が眠った状態。空間的、肉体的な束縛から少しだけ自由になる。自分が肉体から少しだけずれていることを体験する場合もある。

・フォーカス12とは、意識、知覚が広がった状態。空間的な束縛からは完全に自由になり、物質的、空間的な知覚である通常の五感を超える知覚が働くようになる。つまり俗に言う第六感が働くようになる。またガイドとの交信がしやすい状態である。ここでガイドとは、我々が、人間学校での学びをスムーズに行って卒業できるように手助けする存在のことである。

フォーカス15は、時間的な束縛から自由になった状態。時間を超えて過去、未来へ行くことが可能となる。自分の過去世を知ることができる。

・フォーカス21は、この物質的な時空世界の縁。あの世との境界。向こうの世界への架け橋である。日本人には、三途の川のあるところで、こちら側と向こう側の両方の岸辺を含む領域とでも言おうか。

・フォーカス23から27が、死者のとる意識状態に相当する。別の言い方をすれば、フォーカス23から27が、死者が住んでいる世界、領域。つまり死後世界である。

・フォーカス23の意識状態をとっている死者は、大きく2つのグループに分かれる。あるいはフォーカス23は、2つの領域に分けられる。ひとつは、幽霊状態であり、もうひとつは孤独地獄である。前者は物質世界のすぐそばの領域にいつまでもい続ける状態である。後者は、自分の思いの生み出す世界に独りい続ける状態である。
いずれも自分が死んだことに気付いている場合と、そうでない場合とがあり、ほとんどは意識がもうろうとしていて、同じことを繰り返していたり、ひとつの思いや考えの中に没頭している。

・フォーカス24から26までは、信念体系領域と呼ばれ、何らかの同じ信念を持つ人たちが集まり、その共通の信念がひとつの世界を生みだしている。一つの例は、同じ宗教の同じ宗派の人たちが集まって、その理想とする世界(天国や極楽)を生みだし、その中に住んでいる。あるいは戦いに明け暮れる武者たちが集まっている世界。

・フォーカス27は、輪廻の中継点と呼ばれるよう域である。ここまで来て人は初めて次の生へ移ることができる。ここにはそのための様々な「場」がある。たとえば、「受け入れの場」、「癒しと再生の場」、「学習の場」などである。

・フォーカス27は「向こうのモンロー研究所」があり、そこには地上のモンロー研究所にある結晶(巨大な水晶)と同じ物が置いてある。



『バシャール × 坂本政道』 人類・その起源と未来
ダリル・アンカ  坂本政道   VOICE  2009/5/25




<次元門を移動する存在たち>
バシャール:また、ときに別の文明は、この地球にありながらも、この現実的な次元以外の別の次元に存在することがある、ということも理解する必要があります。
たとえば、この地球上に人間によって文明がつくられる前にあった文明には、いわゆる「エレメンタル」と呼ばれている存在によって作られた別の種類の文明です。
それらの存在は、ときおり別次元からみなさんの次元にぽっと現れ出てくることがあります。みなさんは、それをたとえ、小人や妖精などの形で認識するかもしれません。ただ、それらの存在が人間の目にそのように見えるのは人間の意識が解釈を加えているからそのような姿に見えているにすぎない場合があります。

<古代文明の神とシリウス、オリオン座、プレアデス>
<宇宙では少ない人間型>
・アヌンナキ、琴座星系、オリオン座星系、プレアデス、グレイ、そしてハイブリッド人類が似通っているのは、実際に遺伝子的につながっているからです。たとえば、この銀河系で意識を持っている存在ということで、考えたとき、たぶん、4分の1は人類またはヒューマノイド、そして4分の3はそうではないと考えることができるでしょう。
そして、この銀河系に存在する生命体の形すべて、つまり知的なあるいは意識のある文明を持つものも、そうでないものも含めてすべてについて考えたときには、約1パーセントの10分の1、つまり、約0.1パーセントだけが、人類またはヒューマノイドです。

<古代核戦争はあったか>
バシャール:核兵器の使用はアトランティスよりももっと以前にありました。いわゆる今のアジア地域に存在していた古代文明のもうひとつの支流においてです。
レムリア文明の古代の支流のいくつかが、アトランティスを作りましたが、レムリアの他の植民地は別の方向へ移動し、インドやアジアで古代文明をつくりました。そのひとつにシャンバラという高度に発達した古代文明があります。そのアジアに広がっていた古代文明のいくつかが核兵器を発達させたのです。



『アセンションの鍵』
  坂本政道  ハート出版  2009/12/3



<バシャールとは>
・バシャールは、エササニという我々には知られていない、太陽系外の惑星に住む生命体です。実際には地球時間で300年後の未来から我々にコンタクトしてきています。

・アメリカのダリル・アンカという人をチャネラー(霊的交流者)として、「ワクワクして生きる」をメイン・コンセプトにメッセージを伝えています。

・実は、バシャールは集合意識です。第4密度の肉体を持っているので個体はありますが、それぞれの意識はつながっていて、集合意識を形成しています。その中の何人かは、宇宙船で地球上空(米国のセドナ/2008年11月時点)に待機しています。

・それまでは、エジプトの大ピラミッド上空にいたそうです。そこに複数のバシャールがいます。彼らの宇宙船は実際のところバイオ・コンピュータであり、かつまた、彼らの集合意識でもあるということです。

・バシャールはグレイと呼ばれる宇宙人に似た姿をしているとのことです。



『地球のハートチャクラにつながる』
パワースポットをめぐるヘミシンクの旅
坂本政道      アメーバブックス新社    2010/7/22



<オリオン大戦>
・遥かな過去に宇宙で映画「スターウォーズ」さながらの大戦争があった。

・「スターウォーズ」はジョージ・ルーカスがそのときの情報を何らかの手段で得て、映画化したものと思われる。

・アヌンナキと呼ばれる生命体たちがこの宇宙へやってきて銀河系内のこの近傍の領域へやってくると、地球から見ること座(リラ)にある星とオリオン座のリゲルに定着し、そこに人類型の生命体を創った。その後、リゲルからオリオンの三ツ星のひとつであるミンタカにも定着した。それらにあるいくつもの惑星で人類型の生命体の文明が発展していった。

・こういった生命体の中には物質界の魅力に誘われて、その中に没入していくものたちも多くいた。彼らは、元々第4密度の生命体であったが、物質界に没入する間に振動数が下がり、第3密度(今の我々の世界の密度)になった生命体の文明もあった。つまり怒りやエゴ、物欲、権力欲といったネガティヴな意識にどんどん興味が移っていった文明が多くあった。そして、こと座やオリオン座に始まった文明はポジティヴなままのものとネガティヴなものとに分かれていった。
                  
・この段階で、こと座にいたポジティヴな生命体たちの一部はそこを離れてプレアデス星団へと移っていった。そこで彼らは、さらに発展し、プレアデス人となった。彼らは、主として非物質界に留まった。その理由は物質界の魔力を知っていたからだ。ネガティヴな文明は他の文明を征服、支配する野望を持つようになっていた。そのため、惑星間での征服戦争が起こった。戦争は何十万年も続き、その間にいくつもの文明や惑星が破壊された。
 リゲルとミンタカのポジティヴな文明の生命体たちは戦争から逃れるため、別の移住先を探した。そこで見つかったのが地球だった。

・彼らは、密かに地球へ移り、そこに自然に進化していた類人猿に遺伝子操作を施し、人類を創造した。そして、人類として輪廻することを選んだ。その利点は自分たちがどこから来たか忘れてしまうことにある。そうすれば、オリオンなどのネガティヴ・グループの探査から逃れることができるからだ。地球上ではそういう状態が数十万年続いた。これがムーの文明である。



『クラリオンからの伝言 超次元スターピープルの叡智』
マオリッツオ・カヴァーロ   浅川嘉富 
 徳間書店 2009/4/27



<スターピープルの叡智が告げたこと>
▷クラリオン星人たちは、現在、ノアの方舟作戦を実行中である
▷地球のあらゆる生命の種がクラリオン星人のアーカイブ(保管庫)に保存されている
▷CERNの大型加速器実験は、次元の扉を開けるために稼働していた
▷アセンションは本当に起こる
▷アセンションとはDNAのビッグチェンジのことである
▷アセンションでは、生きたまま次元が変わる
▷アセンションで、無になる人、他の惑星に行く人、宇宙船に乗る人とに分かれる
▷木星はアセンションしきれなかった人が行く惑星になる
▷地球は純化の作業のため一時的に誰もいなくなる

▷地球の内部は空洞であり、いまも2つの文明世界が共存している
▷2つの文明世界とは、アガルタとシャンバーラである
▷惑星は、自然の摂理によって、すべて空洞である
▷地球の内部は「マナシックの太陽」によって輝いている
▷地球内部はマグマを潤滑剤にして、逆回りの二重構造になっている
▷空洞地球の人々もUFOを持っている
▷空洞地球に行く出入り口は世界に100カ所ある。日本にもある!

<そこは異空間、異時間! 吸い上げられるようにしてUFOの内部へ………>
(カヴァーロ):その段階になると、何かすごく自分自身が軽くなったような感じがしました。実際、足元を見たら、地面に着いていなかった。それを見た瞬間には、ものすごく仰天しました。絶対起こるはずがないと思っていたようなことが、現実に起こっているのですから………。
 しかも、その物体の中に自分の体がだんだん吸い込まれていきました。気がついたら、自分が透明な物体の中にいる………。それを何と表現すればいいのかわからないんですが、自分の周りにクリスタルとかガラスの殻のようなものがあるという感じでした。目の前に光が見えたんですが、それが薄い水色からコバルトブルーに色の変化をしながらついたり消えたりしていました。

【補足説明】
・どうやら(カヴァーロ)氏は円盤に引き上げられる直前に肉体の波動を上げられた、つまり、アセンションさせられたようである。彼の著書には、彼が宇宙船に乗り込むときに同行するダーラと呼ばれるクラリオン星人の女性が、いつも手の中に小型の機械装置らしきものを持っていたと記されている。おそらく彼女がその装置を使って波動を高めていたものと思われる。インタビューの合間にそのことをお聞きしたら、自分が「次元の扉」を超えるときには、細胞の周波数を原子レベルで75%ぐらい上げるよう、クラリオン星人が操作するんだ、と述べていたので間違いないようである。

<ブラジル、アマゾンの地下にある彼らの秘密基地で目撃したもの…………>
(カヴァーロ):彼らの建築物というのは生きているんです。ですから、生物学的に生きているものから成っており、この光を発する発行体というものは、すべての物質の中に含まれている。

<地球人と明らかに異なるクラリオン星人の身体的特徴と生理的機能>
(カヴァーロ):そのとき、人間の形をした生物が口を動かさないで、テレパシーで私に語りかけてきました。背がとても高くて、2メートル20〜30センチぐらいあったと思います。飛行服のようなものを着ていて、そでのところにベルトがついていて、太いベルトをして、胸に変なシンボルマークがありました。古代インカ人のような感じでしたね。目はオリエンタル、東洋人の目の感じでした。

・(浅川):ということは、クラリオン星人というのは耳が長いと思っていいんでしょうか。
(カヴァーロ):すべてがそうであるとは言えません。地球にもさまざまな人種がいるように、クラリオン星人にもいろいろ種類がありますから。ただ、全体的に耳の長い傾向があると言えます。そして、彼らには爪がありません。

・(カヴァーロ):例えば、彼らは体毛もなければ髭もない。だから髭をそる必要もない。髭はないんですが、髪の毛は長い。おでこのところにメタリックなものをつけているのが好きなわけです。
 女性の髪型の話もしておきましょう。半分をまとめて、半分は垂らしている。とても奇妙な髪型で、その写真もありますよ。まとめているほうはトランスミッターの役割を……、つまり、髪型は、美しさだけの問題ではなくて、テクノロジー的な意味合いも持っているということです。

・(カヴァーロ):食べます。しかし、我々のように食べ物を胃袋で消化してから吸収するというプロセスを経ず、食べ物というか、取り入れたものはすぐにエネルギーとして昇華/消化されるのです。それは植物が光合成をするような感じで、ダイレクトにつくり出してしまう。ですから、器官が違うんです。そして、彼らは実は排せつをしないのです。彼らは、固体の物質をそのまますぐにエネルギーとして変えていく力があるわけです。

<クラリオン星人は3000歳まで生きられる!>
(カヴァーロ):寿命は1500年とか2000年。200歳や300歳は未だ子供のようなもので、3000年ぐらいがマックスのようです。

・我々より5憶年も前から文明がありました。つまり、我々地球の生命の原型が生まれようとしていた頃にはすでに、彼らは高い文明を持っていたわけです。
<この惑星の超ひみつ――ピラミッド、地下基地、地上のスターピープル>
<ピラミッドの地下に、もう一つ逆向きのピラミッドが埋まっている!>
<CERNの大型加速器実験は、次元の扉を開けるため ⁉>
(カヴァーロ):クラリオン星人とウンモ星人は銀河連邦の同じメンバーです。16万の星が加盟している………。

<ウォークインとワンダラー、宇宙人が地球にやって来る方法は?>
(浅川):その中で、よく言われているのはワンダラーとウォークインですね……。
 ワンダラーは、地球へ生まれてくるときに人間として肉体を持って生まれてきます。要するに、宇宙から直接地上に降り立つのではなく、まず地球圏内の霊的世界へ行き、我々普通の人間が転生するみたいな形で、赤ちゃんとしてお母さんの体の中に入って生まれてくる。ただこの場合には、自分が宇宙から特別な使命を持ってやって来た事を忘れてしまうことである。

・もう一つは、ウォークインのケースです。彼らは霊的世界を経由せずに直接地球にやって来て地球で生活している人間と入れ替わってしまう。一種の憑依ですが、前もって両者が約束し、納得しあってのことなので、一般的な憑依現象とは異なります。この場合は記憶が継続されますから、自分の使命を全うしやすい。
(カヴァーロ):クラリオン星人も同じようなことができますよ。
(浅川):もう一つは、チャマたちみたいに星からそのまま宇宙船で来ちゃう。その3つがあると思うんです。

・(カヴァーロ):例えば、地球上で非常に重要な役割を果たすために、大臣や首相に憑依するか、あとは子供として生まれて、大きくなって大臣になるといった方法があるわけです。

<人類は水棲爬虫類からつくられた――クラリオン星人が語ったスターピープルと地球人類のただならぬ関係>
<人類が生まれようとしていたとき、木星は2番目の太陽として輝いていた>
<人類は羽の生えた蛇(ケツアルコアトル)をDNA操作してつくられていた!>
(カヴァーロ):人間は猿ではなくて、宇宙人というか知的生命体が、そのDNAを当時いた恐竜類に植えつけ、それで生まれたのが羽の生えた蛇、ケツアルコアトルなんです。これはアステカの神話にもあります。

<地球内部は回転する二重構造――空洞地球の超新説が明らかにされる>
<すべての惑星の内部は空洞――大変動を察知して地下に潜った人類の祖先たちのその後>
(カヴァーロ):地下には、シャンバーラとアガルタという国があります。シャンバーラは「神の地」と言われていて、アガルタのほうは、悪魔チックな、地獄のようなところ、ネガティブなマイナスの極です。
 この2つをごちゃごちゃにする人がいるので、それは気をつけなきゃいけない。2つは、違うものです。
 ヒトラーは、自分たちゲルマン民族は宇宙人というか、星から来た人たちの特別な子孫であると思っていた。ヒトラーは、地球の中に空洞の世界があり、空洞の中の土地を知っていました。

・2つの違う世界があるのではなくて、世界は1つなんですが、精神レベルの違う世界が2つあるということです。その1つが南極近くにある。それがジャンバーラと呼ばれるもので、このシャンバーラというのは聖なる場所、聖なる土地という意味です。
 一方アガルタのほうに住んでいる民族は、シャンバーラに比べて文明的にもちょっとおくれています。

・地殻変動のときに一緒に入った同じ人種なんですが、文明の発達ぐあいが違うんです。北極圏に住んでいるアガルタ民族というのは、我々の2000年前ぐらいの、農業を中心にしたプリミティブな生活をしています。

・実際、私達がいる世界でも、日本のように非常にテクノロジーが発達している所もあれば、テクノロジーとは一切関係のないようなところもまだある。ですが、同じようなことが地球内部でも起きているわけです。

(浅川):6500万年前のカタストロフィーのときに、一緒に入っていながらそれだけ差がでたということですね。

<8000万年前に地球に来た河童は、グレイの一種で、海底基地にまだいる ⁉>
(浅川):日本には、昔からいると言われている未確認生物で、河童というのがいるんですが、その河童は指が4本だと言われています。

(カヴァーロ):河童ですね。知っています。水かきがありますよね。グレイの一種ですね。河童は8000万年前に地球上に来ました。さっき言っていた太平洋のマリアナ海溝の海底の基地に、彼らはまだいますよ。彼らは人造人間ですけれども、特に水の中で生きるのが好きですね。もちろん地上でも生きられるんですけれども、1週間から10日ぐらいが限度で、特に光とか皮膚の問題があって、水の中に戻る必要がある。カバみたいですね。すごく高い知能を持っています。

【補足説明】
・グレイに関する質問の最初の部分で、我々がよく目にする小型のグレイはサイボーグだと強調している一方で、後半、5種類のグレイすべてがサイボーグでもあるとも語っている。この説明には少々矛盾を感じるが拙著にも書いたように、そもそもグレイと呼ばれる種は、彼らが住むゼータ・レチクル星で核戦争が勃発し、地下に住むことを余儀なくされた結果、地下生活に適するように、自らが持つ遺伝子工学のテクノロジーを駆使して大々的に遺伝子操作をし、体型のみならず内臓器官までつくり変えたようである。そういう意味で、5種類のグレイすべてが遺伝子操作を受けたサイボーグだとも言えるわけだが、始めから人造人間としてつくられた小型種のグレイのサイボーグとは、意味が異なるのではないかと思われる。

<クラリオン星人の霊界あるいは生と死の観念とは?>
(浅川):死んで霊界にいる人は、どの次元にいるんですか。また、肉体を持っていない人は、どうなるのでしょうか?

(カヴァーロ):霊の世界というのはありません。死んだ人たちは死んだ時点で別の次元に行き、また何かの形で生まれ変わります。ですから、死んだ人たちがどこかにとどまっているということはないのです。

・私たちの持っているコンセプトでは、人が死ぬと、パラレルディメンション、すなわち並行している次元に移ります。そこにしばらくいるんですが、そこでまた生まれ変わります。そのタイミングはだれかが決めるのではなく、自分自身がそう思ったら、生まれ変わるのです。

・この生と死の問題はすごく大切なので、ちょっと話をします。
 生と死の観念は非常に間違って伝えられています。世界にはたくさんの宗教があり、宗教によってゆがめられた観念を植えつけられてきました。どの宗教も基本的には物質的な世界と精神的な世界があります。ほとんどの宗教は、人は死ぬと、天国と呼ばれている場所に行くと言っています。これは正しくもあり、正しくもないことなんです。死んで、パラレルディメンション、並行して存在する次元に行くとします。これを天国と呼ぶのであれば、より高い次元に行くという意味でアセンションということになります。
 キリスト教では、人は死ぬと、天国または地獄に行くと言われていますが、これは大きな間違いです。さっき言ったように、人は死ぬと、パラレルディメンションに行きます。そこに望むだけいて、我々が望むときに肉体化して生まれ変わるわけです。キリスト教は非常に間違った教えをしているということです。

・私たちは今、3次元にいます。将来私たちがアセンションして向かうのが5次元です。パラレルワールドは4次元です。

【補足説明】
・死後の世界を語る箇所で、カヴァーロ氏は霊界は存在しないと述べているが、彼が否定している霊界というのはキリスト教などで教えている「天国と地獄」、そしてイエスが再臨するまで待機していると言われる「黄昏の世界」のことで、私が著書や講演で述べている霊的世界のことではない。
 実は、カヴァーロ氏が語っているパラレルワールドこそが私の言う霊界そのものであるが、そうした霊的世界の存在について彼は明確に認めているだけでなく、著書の中で、輪廻転生やロバート・モンローや坂本政道氏が言うところのフォーカス23から26までのいわゆる信念体系の世界の存在についても語っている。
「生命の法則を理解した人は、死んだ後に地上界では想像もできないほどの高い次元に昇って生きつづけますが、それ以外の人は上の次元にまだ行く準備ができていないので、何度も生まれ変わり、そのたびに別の人間になって学ぶのです」
「それは生きている間の思いや信念によって造られた幻想の世界(4次元的世界の中でも低い世界)で、その代表的な例が宗教的な信念によって造られた世界(信念体系)です。そして、たくさんの人が死後、それぞれの信念に合致したこうした幻想の世界に進んでしまい、その世界に引きこもってしまうのです」
「こうした人々を救い出すために、頻繁に霊的世界の高い次元に住む天使と呼ばれる存在が幻想の世界に降りてくるのです」

<導かれた驚異的な結論>
<闇の勢力の目的は、世界を不安に陥れること!>
(渡邊):俗に言われている闇の勢力あるいは世界支配の陰謀というようなものについて、お考えをお聞かせください。

(カヴァーロ):鳥インフルエンザは、どこで発生したんでしたか、中国でしたよね。
 それも自分たちにとって邪魔な存在は消そうというもくろみの一つなんです。彼らはそういうことをいろいろとやっています。
 ヨーロッパは経済統合して、今や一つの国みたいになりましたよね。EUはアメリカにとっては非常に脅威で、その存在によってアメリカは勢力を削がれる形になった。なので、それらをまた元どおりドイツ、イタリア、フランスと細かく分散されようとしている。

(渡邊):ということは、今度行われるG-20なんかでは、サルコジとブッシュがお互いに自己主張して、そういうことの戦いが始まるということでしょう。
(渡邊):闇の勢力というのは、やっぱりフリーメーソンだとかイルミナティというふうなものだと思っていいでしょうか。

(カヴァーロ):そうですね。彼らの関与は確実にあると思います。
(渡邊):ということは、今のおかしくなり出してきた金融情勢というのは、彼らの戦略の一つだということですね。

・(浅川):クラリオン星人はお酒を飲むんですか。アルコールがあるんですか。

(カヴァーロ):アルコールはありません。彼らは私たちと同じような食べ物は特に食べる必要はないのですが、飲み物はあります。すごく香りがよくて味もよい。濃いものもあり、薄いものもあるのですけれども、でもやっぱりフルーツとか植物性のものです。

(渡邊):彼らの一番の楽しみは?
(カヴァーロ):彼らは自分の人生すべて、生きていること自体を楽しんでいます。

<神がドラゴンの姿形をしていること――がいつの時代でも一番の秘密!>
(カヴァーロ):テンプル騎士団は真実なるものを見つけてしまった。
 その真実の一つは、神はドラゴンの姿形をしているということです。キリスト教(カトリック)の世界で一番偉い法王たちにとって、そういった真実が知られることは、自分たちの権威がなくなってしまうので、都合が悪かった。だからそれを隠すために、テンプル騎士団は抹殺されてしまいました。

スタッフ:テンプル騎士団が発見したのは、神と呼んでいた人たちはドラゴンだったということですね。だから、日本の史料も、それが書いてあるから抹殺されているんです。テンプル騎士団が抹殺されたのと同じ理由で、日本に太古から残っている史料もみな抹殺されてしまったんです。やっぱりエロヒムも、最初のオリジナルのイメージというものはドラゴンか蛇です。

スタッフ:大本神諭とか日月神示と関係するウシトラノコンジンという神様はドラゴンなんですよ。「人間の前にあらわれるときの神の姿は、竜である」とちゃんと書かれているのです。それをごまかすために、猿から人間が生まれたとか………。

<空洞地球に行く出入口は、世界中に100個ぐらいある!>
<世界を動かす12人の霊能者たち>
(渡邊):アメリカに闇の勢力で18人委員会というのがあって、それは階級がある組織なんです。そのトップが世界に君臨しているわけですが、17番目に位置するのが霊能者の集団なんです、彼らが受けたいろんなメッセージを大統領に伝えている。

(カヴァーロ):霊能者は12人です。その12人が今世界を動かしています。

<『先代旧事本紀(さきのみよのふることのもとつかみ)』巻第十四 『神皇本紀(かんすめらぎのもとつかみ) 上巻の上』>
【神武天皇 (初代、在位BC660年1月1日〜)】
(現代文による神武天皇の容姿の要約)
・背の高さは約3メートル15センチ、胴回りは、両手を伸ばして一抱えした長さに15センチほど足した長さ、頭には9センチほどの角が2本あり、それはまるで雪のような色をしています。背中には龍のような背ビレがあり、その長さは1メートル20センチ、尾の裏側には大きな鱗が72枚あります。105歳のときに皇太子の位に就かれました。

【綏靖(すいぜい)天皇   (2代、在位BC581年〜)】
・身長は3メートル、目は黄色に光り、まるで水星のような輝きを放っています。背中に鱗があり、怒られるときにはそれが逆立ちました。その武術は人に勝るので軽々しくものを言えませんでした。

【孝霊(こうれい)天皇 (7代、 在位BC290年〜)】
・生まれながらの御容姿は、ほかの方とは大きく異なり、お顔が長く龍のようですが、決して醜くはありません。耳は逆立ち、その耳の後ろに白い鱗があります。胸にも9枚の鱗があり、その9つの隙間から気を放っておられます。俊敏で、どんな遠いところにも行かれます。

【崇神(すじん)天皇  (10代、在位BC97年〜)】
・背の高さは1メートル90センチ、額に10センチほどの青い角が1本あります。下あごの歯は長く鋭く、上あごの歯は短く丸く、舌は長く鼻にまで届きました。

【垂仁(すいにん)天皇  (11代、在位BC29年〜)】
・背の高さは約1メートル80センチ、髪は右曲がりに頭を9周するように生え、頭頂部で輪のように巻いてとどまっていました。両脇の下には金と緑の羽を持ち、肘にも同じような羽が根ざしておられました。

【神功(じんぐう)天皇  (14代天皇の皇后、在位AD192年〜)】
・ご容姿は非常にたおやかで美しく、その目には2つの瞳をお持ちでした。乳には9つの穴があり、力は強く建物の柱を揺るがすほどでした。

【応神(おうじん)天皇 (15代、在位AD270年〜)】
・背の高さは2メートル90センチ、肘には弓を射るときの「鞆(とも)」という丸い当て皮のような形がありました。顔の真ん中の角は天にむかってまるで弓に矢を番えたかのようでした。胸には72本の青い毛が牛の尾のように生えていました。その長さは馬の尻尾ほどで、とても強く根ざしていたので最後まで抜け落ちることはありませんでした。

【仁徳(にんとく)天皇  (16代、在位AD313年〜】】
・ご壮年のころで、背の高さは1メートル90センチほど、目には青と黄色の光があり、耳は眉毛の上ぐらいの位置から口の下にまで垂れさがり、足の指は長く、まるで手の指のようでした。

<帰国後、マオリッツオ・(カヴァーロ)氏とのメールによる一問一答>
(浅川):2つの太陽のうち木星が惑星となったあと、地球に人類が誕生し始めた年代はおよそ1億8000万年前ということで間違いないですか?

(カヴァーロ):異星人による介入行為がなされる以前に、地球には「原始的」な生命体がすでに存在していました。異星人は、人類の始祖を創造するため、数種類の既存生命体に処置を試み、最終的には「羽の生えた黄金の蛇」が選ばれました。というのも、「羽の生えた黄金の蛇」は、異星人による人類創造プロセスが根付くような特性を備えていたからです。ということで、この質問に対する答えはイエス! およそ1億8000万年前には、地球土着の生命体がすでに存在していたのです。

(カヴァーロ):人類の起源種となった4大種族は、次の星からやって来ました。ケンタウルス座アルファ星、オリオン座、プロキオン、プレアデス星団。そのほか数多くの種族が人類創造に協力し、すでに述べたとおり、クラリオン星人もそのうちの一つとして数えられます。



『ムー認定  驚異の超常現象』
並木伸一郎、ムー編集部  学研プラス  2019/9/5



<エリア51>
・世界でもっとも有名なアメリカ軍の秘密基地「エリア51」は、アメリカ、ネバダ州ラスベガスの北西約150キロの地にある。
 2013年にCIAがその存在を公表したが、ここが次世代航空機や秘密兵器の開発実験施設であることは周知の事実で、ステルス機や、ドローンなどが開発、実用化されている。だがこれはあくまで「表の顔」で、エリア51には「裏の顔」がある。実は、墜落したUFOが運び込まれ、人間と異星人がUFOの共同開発をしているというのだ。

・1989年3月、テレビ番組でその事実を暴露したのが物理学者ロバート・ラザー。彼はエリア51の地下施設「S-4」で、地球製UFOの研究・開発に関与していたと証言。さらに「基地内に異星人がいる」と断言し、エリア51の存在を一夜にして知れわたらせた。
 
・その後も「S-4の陰謀」を明かす証言者が登場。1990年、オハイオ州にあるライト・パターソン空軍基地のエンジニアだったビル・ユーハウスが、テレビ番組で「1958年から1988年にかけて、“模擬空飛ぶ円盤”の操縦訓練計画に従事していた」と発言。この飛行訓練のリーダーを務めていたのは異星人だったと指摘。会話は、すべてテレパシーだったという。
 異星人の存在はS-4内で最高機密に属する研究をしていたという微生物学者のダン・バーリッシュ博士も主張した。1994年、「抹消神経障害」に冒された異星人の治療法の開発に専念していたという。また、ロッキード・マーティン社の上級科学者でステルス戦闘機の開発に携わったボイド・ブッシュマンが、エリア51でUFO開発チームにいた経験と異星人の存在について、写真を公開しながら告発した。
 彼らの証言が事実なら、異星人のテクノロジーを取り入れたアメリカのUFO開発も含めた陰謀は、今日も着実な進歩を遂げていることになる。ちなみに、周辺は、「UFOが出現する」という噂を聞きつけ、多くの人々が訪れる「観光名所」になっている。

<エリア51の異星人 J-ROD>
・1990年のこと。アメリカ、オハイオ州にあるライト・パターソン空軍基地のエンジニアだったビル・ユーハウス(当時78歳)という人物がテレビ番組で、こんな爆弾発言をした。
 エリア51があるグルームレイクの地下施設サイト4(S-4)で、自分は1958年から1988年にかけて、特定の空軍パイロットを使った「模擬空飛ぶ円盤」の操縦訓練計画に従事していた――と。
 ビルによれば、その模擬円盤=UFOシミュレーターが最初に開発されたのは、1958年のこと。機体のベースは、1953年にアリゾナ州のキングマンで回収された、直径約30メートルの地球外UFOを忠実に再現したものだった。そして驚くべきことにこの飛行訓練のリーダーを務めていたのは「ジャロード=J−ROD」と呼ばれる異星人だったという。
 ジャロードについて、「身長は1.5メートルで、肌は灰色、アーモンド形の目には真っ黒なレンズがはまっているようだった。人間の寿命で200歳を超え、寿命はそう長くない状態だった」と語り、そのスケッチを描いている。
 ジャロードとの会話は、すべてテレパシーだったという。彼らジャロードは「地球外知的生物=イーブン」と称され、1960年代半ばからすでに、地球との科学交流計画が進行していたのだという。

<有明のUFO連続出現事件>
・九州最大の湾である有明海では、干潟を利用した海苔の養殖が有名だが、実はUFOの多発地帯でもある。とりわけ海苔の収穫期に入ると、UFOが顕著に現れる。昼夜を問わず作業する養殖業者たちの間でUFOの出現は、ごく当たり前の現象になっているのだ。

<ダルシィ地下基地>
・アメリカ、ニューメキシコ州ダルシィには、「ルナ」と呼ばれる米政府と異星人の共有地下基地があるという。
 1940年代に異星人と政府の間で、“条約=密約”が交わされ、異星の高度なテクノロジーと引き換えに、生体実験を目的としたアニマル・ミューティレーションや人間のアブダクションを許可したのだ。このときルナは建設された。
 情報は、基地内から脱出したエンジニアたちのリークで明かされた。地下基地はダルシィから4キロ北東のアーチュレタ・メサの地下にあり、幅約30キロ、長さ8キロという広大な基地内を高速でチューブ状シャトルが行き来し、近くのロスアラモス研究所ともリンクしているという。さらに7階構造で、2000人を超える異星人が作業をしていることが判明した。

・1階は車両の保管庫、2階は基地のオフィス、トンネル掘削機やUFOの保管庫だ。3階は政府機関が占有し、4階では人間の精神や夢の管理、催眠術、そしてテレパシー研究などが行われている。
 5階では人間の体の部位が液体で満たされた巨大な容器に入れられ並べられている。数千単位の檻に多くの人々が閉じ込められていて、ときには肉体を切り分けられ、基地内の異星人たちの食料になるという。

・6階は、遺伝子研究専用の施設で、異星人と人間、人間と動物の交配実験が行われている。魚や鳥などが遺伝子組み換えで姿を変えられ、別の生き物にされている。また、数本の腕や脚を持つ人間、コウモリのような翼を持つ人間がいるという。
 7階は、食料用の子供を含む多数の人間が冷蔵保存されている。また胎児レベルで大量の大きさで薬液の中で育てる。労働可能なまでに肉体が成長した時点で薬液から出され、すぐに奴隷として作業に就かされるというが………。
情報では、ダルシィと同様の地下基地は、アリゾナ、コロラド、ユタの各州にもあるという。

<パルサー・プロジェクト>
・1947年7月、ロズウェルで起きたUFO墜落事件以来、米政府はエイリアンの存在を注視するようになった。そして翌年3月、アズテックに墜落したUFOから人間の死体で満たされた“容器”が発見されると、彼らが単に観光目的の来訪者でないことを確信する。

・この計画に33年間携わっていた科学者のジェファーソン・ソーザは、UFO墜落事故現場の検証と、捕獲エイリアンとの接触によるUFO現象の調査分析を任されていた。実はその彼が、調査の内容を秘密裏に記録していた。
 驚いたことにこの極秘記録は数年前に流出し、公開されている。何者かによって“増補改訂” され、「パルサー・プロジェクト」と命名された文書には、さまざまな天体からUFOが飛来している事実、墜落したUFOを回収し、エイリアンを捕獲、死体を解剖している事実、政府とエイリアンが密約している事実が記録されていた。
 文書はまた、約160種のエイリアンの存在が確認されていることも示している。墜落現場での調査記録とともに、科学的考察から導かれたエイリアンの種別と生物学的要素、言語に至るまで、詳細な情報が残されていたのだ。

・恐ろしいのは、エイリアンとの密約である。
 1947年に当時の大統領ハリー・S・トルーマン大統領は、ニューメキシコ州ダルシィの地下をグレイ領と認める極秘大統領令に調印。地球外テクノロジーの獲得と引き換えに、アニマル・ミューティレーションや医学目的で人間をアブダクションする権限をグレイに与えたという。
 流出源となったソーザは存命しているが、彼の口から文書の謎を聞くことは難しいだろう。移住先で拘束された彼は懲役26年の判決が下され、現在も連邦刑務所に服役中なのだ。

<グリーンズバーグのエイリアン・アニマル>
・1973年10月25日午後9時過ぎ、アメリカ、ペンシルバニア州グリーンズバーグで、農場の上空に赤く輝く球形UFOが出現、丘に降りていく様子が住人に目撃された。

・そこには直径30メートルほどのドーム形UFOが、芝刈り機のような音を立てながら白い光を放ち、周囲を明るく照らしていた。
 見ると、農場のフェンス近くに暗い灰色の毛に覆われた2体の獣人が立っている。身長は2.4メートルと2.1メートルほど。緑がかった黄色の目、腕は地面に届くほど長く、赤ん坊のような鳴き声を発していた。あたりにはゴムが焼けるような臭気も漂っている。

・午後9時45分ごろ、スティーブが警官と現場に戻ると、UFOが着陸していたあたりの地面が明るく輝いていた。そして森の中から再び獣人たちが現れたのだ。スティーブがライフルを撃つと獣人は一瞬たじろいだが、再び突進し、手前のフェンスに激突。彼らはパトカーに飛び乗り、その場から逃げた。
 深夜午前1時30分ごろ、警官からの連絡で、グリーンズバーグに拠点を置くUFO研究グループがやってきた。スタン・ゴードンが指揮するこのグループは、警察やマスコミと連携してUFO調査を行っていた。

・スタンらは、現場に残された巨大な三本指の足跡を石膏型に採取。1975年には、著名な透視能力者ピーター・フルコスが、この石膏型を透視。「大気圏の外、地球外の生物のものだ」と断言している。この獣人の正体は、UFOが連れてきたエイリアン・アニマルなのだろうか。

<UFOコンタクティ>
<ジョージ・アダムスキー>
・幼い頃、父に連れられてアメリカに移住したアダムスキーは、8歳から12歳までチベット自治区の区都ラサに留学。ダライ・ラマの住むポタラ宮で、修道士に並んでチベットの秘教や東洋哲学を学んだといわれる。長じたアダムスキーは、カリフォルニアに「ロイヤル・オーダー・オブ・チベット」という団体を設立した。
 そして1952年11月20日、彼は金星人とファーストコンタクトを体験する。

・生涯を通じ、25度にわたり異星人とのコンタクトを経験した彼は「人類救済の哲学=宇宙哲学」を説く伝道師となった。この哲学は多くの人々に共感を与え、ローマ教皇ヨハネス23世やオランダ女王らにも支援された。ケネディ大統領との親交も得たアダムスキーは、ホワイトハウスにもよく出入りしていた。
 一介のコンタクティが超国家的な特権を得られたことは不思議である。一説には、金星人オーソンの容姿がいかにも「アーリア人的」であることと、「アダムスキー型円盤」が「ナチス製円盤」に酷似している点が鍵となるというが………。

<ジョージ・ハント・ウィリアムソン>
・第2次世界大戦中、米空軍のラジオ関係技術者として活躍したジョージ・ハント・ウィリアムソンは、赤外線と紫外線の波長を利用する特殊な無線装置を考案し、惑星間の通信に成功したと主張した。
 彼が交信に成功した惑星は、火星、金星、木星、土星におよび、さらにアンドロメダ星雲やシリウス星ともコンタクトしたという。
 異星人が操る言語はエノク語(ジョン・ディーが記録した“天使語”)に酷似していた、と語っている。著書『宇宙交信機は語る』には、その成果が詳述されている。
 ウィリアムソンは、ジョージ・アダムスキーが金星人と初めて会見した現場の目撃者である。

・金星人の靴底の文様が、古代のシンボルだと直感した彼は、マヤ、インカの失われた古代都市をはじめ、世界各地の都市遺跡を調査する。専攻の文化人類学の見地から、彼は古代文明のすべてが異星人とコンタクトしていたと主張するようになる。

・日本古代史の資料を目の当たりにした彼は、「日本は元来、宇宙からもたらされた大いなる遺産をもつ国であり、伝統や神話を研究すれば、それが証明される」と語り、加えて、古代日本神話に登場する「天孫族」を「スカイ・ピープル」であるとし、異星人と古代日本人との間に大きなかかわりがあったと論じている。
 いまでこそ、太古に異星の宇宙飛行士が来訪したという主義、主張は珍しくない。

<ハワード・メンジャー>
・生まれはアメリカ、ニューヨーク州ブルックリンだが、すぐにニュージャージー州に移り住んだ。10歳でUFOを目撃、その後自宅近くの森の中で、異星からやってきた美女と遭遇する。美女は「いずれ私たちの仲間と会うことになる」とメンジャーに告げた。
 1946年6月、広告看板業を営むメンジャーの前に“彼ら”は姿を見せた。メンジャーの実家近くに着陸したUFOから男ふたりを連れて現れたのは、森で会った美女だった。美女は自身が金星から来たことや500歳であることを明かし、メンジャーに「将来に備えてテレパシーの力を応用することを学べ」と伝え、再び去っていった。
 それをきっかけに、メンジャーは異星人のUFOに乗って月世界を探訪し、土星人生などほかの惑星の異星人たちとのコンタクトも重ねるようになる。
 1959年に体験記『外宇宙からあなたへ』を著すと、すぐに大反響となり、マスメディアや各地の講演に引っ張りだことなった。

・この出会いをきっかけにメンジャーは妻と別れ、コニーと結婚した。まさに運命的な出会いであった。なにしろ驚くべきことに、妻コニーは転生した金星人だったのだから。
 また、メンジャーは異星人からの指示で「フリーエネルギーモーター」の開発にも着手している。完成には至らなかったが、設計図には未知のエネルギーを用いると思われる記述もあり、未解明の部分が残る。
 晩年のメンジャーはコニー夫人とフロリダ州で余生を楽しんだ。彼が言星人たちと最後に会ったのは1958年。その際彼らは「2012年に、また戻ってくる」と告げて去っていったという。
 
<ウィリアム・ハーマン>
・1978年3月18日22時。アメリカ、サウスカロライナ州チャールストンに住む、ウィリアム・ハーマンが異星人に拉致されるという事件が起きた。ハーマンはUFOに乗せられ、2時間半にわたり連れ去られていたという。彼は2時間半の間、自身に何が起きたか、まったく記憶がなかったが、逆行催眠により一部始終が判明した。
 催眠によってハーマンが発した言葉によると、彼を連れ去った“生物=異星人”は3人いて、身長は約1.5メートル、以上に大きな頭と瞳をもち、口は小さく、体毛はなく、身には制服のような真っ赤なジャンプスーツをまとっていた。

・また、意味不明の文字を書くことができるようになり、異星人たちとコンタクトが取れるようにもなった。その中でハーマンは、自分を拉致した異星人は、レティクル座の惑星系「ゼータ1」「ゼータ2」からやってきたことを知る。

・ハーマンによると、彼らレティクル座の異星人らはハーマンに、「文明の進み具合からして地球は遠からず滅びてしまう。そこで自分たちは地球の観察をスタートさせた」と話したという。そして、ハーマンの経験した人間誘拐は“直接観察”の一環だとも……。

<セドリック・アリンガム>
・1954年2月14日朝、イギリスのアマチュア天文学者セドリック・アリンガムは、空から飛来した1機の円盤を目撃した。
さらに4日後の18日午後4時過ぎ。また海岸を散歩していると、今度はシューッという音を発しながら円盤が現れて着陸した。円盤の直径は約15メートル。

・アリンガムが接近すると、円盤のハッチが開いて男が現れた。アリンガムは握手を求めたが、その男は手を出さなかった。男の身長は約1.8メートル。頭髪と肌は褐色で額は広く、呼吸補助装置らしい管を鼻に通していた。
 アリンガムが地面に太陽系図を描くと、男は内側から4番目の火星の軌道を指で示した。男は火星人だったのだ。

<トゥルーマン・ベスラム>
・1952年7月28日午前3時過ぎ。ラスベガスの砂漠の道路工事現場。トラック内で仮眠中の自動車整備工トゥルーマン・ベスラムは、かすかな話し声で目を覚ました。外を見ると、帽子をかぶった作業服姿の小柄な者たちが10人程度、トラックを取り巻いていた。ベスラムが驚いて逃げだそうとしたとき、トラックの近くに着陸している円盤を発見し、絶句する。

・立ちすくむベスラムに、小柄な者のひとりが英語で話しかけてきた。少し落ち着きを取り戻したベスラムは、事態の把握に努める。どうやらこの円盤は彼らの乗り物であるらしい。
「機長がいるなら会いたい」と訴えるベスラムを、彼らは円盤内部に案内した。直径約100メートルの円盤の乗員は32名。機長はオーラレインズ(身長は約1.35メートル、)と名乗る女性だった。
 レインズは「クラリオンという惑星からやってきた」と語った。そこは太陽を挟んで地球の反対側の軌道にあるため、地球からは見えないという。黒いスカートと赤いブラウスを身につけ、赤と黒がまじったベレー帽をかぶっていた。地球訪問の目的は、休息と空気の補充だという。彼女は、飢えや病気のない理想郷のような惑星クラリオンの生活をベスラムに聞かせた。

・クラリオン星人が円盤の機体の素材を火星から調達していること、重力をコントロールできること、彼らのエネルギー源が磁力とプルトニウム、そして中性子であることなどの情報を公開した。

<ポール・ヴィラ>
・1963年6月16日、アメリカ、ニューメキシコ州アルバカーキの近郊の町ベラルタの上空に円盤型UFOが出現。低空まで降下してきたところに居合わせたポール・ヴィラによって撮影された。
 これは偶然ではない。
 当時整備工だったヴィラは、仕事に向かう途中で「ベラルタへ向かえ」と異星人からのテレパシーを受け、運転するトラックのハンドルを切った。ベラルタに到着すると、まさしく上空に謎の円盤形のUFOが滞空していたのだ。
 撮影後、UFOはヴィラの目の前に着陸。間近で見るUFOの直径は約20メートルほどだったという。
 
・機体のハッチが開き、そこから男性4人、女性5人の異星人が現れた。いずれも身長1.8メートル前後で、地球人とほぼ変わらない体形と顔かたち。髪の毛の色は、黒や赤、そして金髪などさまざまだった。
 彼らはテレパシーで、自分たちが「髪の毛座の銀河系から来た」とヴィラに伝えた。さらにUFOの動力は人工重力であること、アメリカの火星探査機マリナー4号が火星の運河の撮影に成功したこと、衛星フォボスとダイモスが人工衛星であることなどを告げた。

・後にブィラは、5歳のとき、すでに地球外知的生命体からテレパシーを感知しており、その存在を認識していたと語っている。さらに、1953年には、カリフォルニア州ロングビーチの海岸で、天使のような姿をした異星人とコンタクトしたと主張した。なんと、その異星人もまた「髪の毛座から来た」というのである。

<バック・ネルソン>
・最初の遭遇は1954年7月30日午後4時過ぎ。ネルソンは突如2機の空飛ぶ円盤を目撃した。とっさにカメラで撮影し、ついでフラッシュライトで合図を送った。すると円盤からまばゆい光線が放たれ、ネルソンはその場に倒れた。
 円盤が飛び去った後、意識を取り戻したネルソンの体には異変が起きていた。15年間患っていた腕や腰の神経痛がウソのように治癒していたのだ。同時に視力も回復し、眼鏡が不要になっていた。
 以降も重ねたコンタクトで、円盤が金星人のものであることがわかった。

・色彩豊かで、運河が流れ、野原には馬や犬に似た動物がいた火星で地球人とそっくりな火星人と交友したと思えば、続いて酸素マスクなしで月面を歩きまわり、異星人基地を訪問し、霧に包まれた月の裏側も探訪した。時間の感覚はまったくなくなっていた。
 そして、金星に到着すると、空に3つの月が見えた。建物はすべて石造りで、ほとんどが丸い屋根だった。金星は恒久に平和で、人々も恐ろしく長命で、平均寿命は500〜600歳だと聞いたという。
 円盤内でネルソンは、地球の大ピラミッドが磁力で積まれたこと、その建設技術者の一部が火星と金星に由来すること、彼ら異星人がアトランティスの記録を保管していることなども教示された。

<ビリー・マイヤー>
・スイス、チューリッヒ在住の通称ビリー・マイヤーは、4歳で初めてUFOを目撃して以来、優に100回を超える異星人とのコンタクトを続けている。さらにはUFOに乗って大気圏外を離れた宇宙飛行を経験し、あるときは時をさかのぼって古代のエジプトを観察し、かのイエス・キリストにも会ったと公言。広く物議を醸した人物だ。

・マイヤーが語るもっとも有名なコンタクト事例が、1975年1月、地球から約400光年離れたプレアデス星団からやってきた異星人女性セムジャーゼとの出会いだ。
 ふたりの間の長大かつ詳細なコンタクト・ストーリーは3000ページにもおよぶノートに記録されている。

・ちなみにセムジャーゼは、本物のコンタクティはマイヤーを含めて20名足らずだと告げ、ジョージ・アダムスキーをペテン師だと指摘している。
 マイヤーが撮った美しく印象的なUFOの写真群も有名だ。

<ダニエル・フライ>
・1950年7月4日午後8時30分過ぎのことだ。アメリカ、ミネソタ州出身のロケット技術者ダニエル・フライが、勤務先であるニューメキシコ州ホワイトサンズの大砲発射場近くの原野を散歩中、目の前に直径9メートルの卵形の物体が着陸。

・その後、姿なき声に導かれるまま、フライはその物体の内部に入った。内部には映写機のような箱と椅子が4つだけあった。「これは無人の宇宙船で、約1.4キロ上空の母船から制御されている」と、声が告げた。

・声の主は“アラン”と称した。彼の祖先はレムリア人で、アトランティスとの最終戦争で、両大国は滅亡し、海中に沈んだと打ち明けた。アランは、米ソの核兵器開発を憂慮し、地球の危機を警告した。
 フライが地上に降りると、宇宙船は音もなく上昇し、闇に消えた。

<エリザベス・クラーラ>
・南アフリカ、ナタール地方に生まれたエリザベス・クラーラは、7歳のときに空飛ぶ円盤を目撃。以後、円盤との再会を夢見ていた。
 再会が叶ったのが、1954年12月27日。彼女は円盤の窓越しに、ブロンドの髪をした絶世の美青年の顔をはっきりと見た。

・焦がれた再会は、1956年4月7日早朝のこと。彼女が嬉々として歩み寄ると、円盤の外にはあの美青年が立っていて、彼女を円盤内に招待してくれた。美青年は流暢な英語で「金星から来た」といった。彼は黒褐色の体にぴったりとしたスーツを着ていた。
 クラーラを乗せた円盤はすぐに宇宙空間へと飛びだした。飛行中、クラーラは、新鮮な水を飲み、真っ赤なリンゴとバナナのような果物を食べた。金星人は採食主義なのだという。ふと気づくと、となりに座っていた別の背の高い金星人が「今、金星の上空ですよ」と告げた。
 金星人たちは、金星の下層には酸素を含む成層圏があり、美しい山々がそびえていること、家屋は円形のパターンになっていること、地球の月にも聡明な異星人が居住していることなどを説明してくれた。

・クラーラのコンタクト体験は、その後、驚異の展開をみせる。
 1957年7月17日、クラーラはカスキン山の高原で、アルファケンタウリの惑星メルトンから飛来した宇宙船に同乗し、異星人エーコンと出会って恋に落ち、息子アイリンを授かる。
 その後、クラーラは著書『光の壁を越えて』を著し、惑星メルトンの詳細について公開している。

<コネチカット州のUFO研究家 アルベルト・K・ベンダー>
・1953年、ベンダーの前に、帽子をかぶった3人の男が現れ、テレパシーで「地球で目的を達するため、地球人の姿をしている。これを握ってラジオのスイッチを入れて“ケイジク”と3度唱えればコンタクトができる」と告げ、コイン大の通信機を渡して消えていった。彼の前に現れたMIBは、なんと星人だった。
 同年9月、ベンダーが「ケイジク」と唱えるとUFO内の円形の部屋にテレポートされ、立体スクリーンで月面のクレーター内に凝結した多量の氷があるのを見せられた。 
 翌10月、南極の地下基地に連行され、宇宙司令官と会見。彼らが1945年以来、地球に来ており、15年間滞在すると告げられた。数日後、ベンダーが地下基地で浴びた放射線に、秘密を漏らしたとき体を木端微塵にする作用があると脅され、彼は身の危険を感じ、UFO研究活動を停止したのだった。
 1960年、コイン状の通信機が忽然と消えたことで、彼らが目的を達して帰還したと察知したベンダーは、『空飛ぶ円盤と3人の男』を著し、彼らから入手した情報のすべてを暴露したのである。
 ベンダーは異星人から得た情報として「将来、人類が月に立つこと」、「月のクレーター内に凝結した氷が存在すること」を公言していた。

・ついで2008年、NASAのルナ・プロスペクターが氷の存在を確認したのだ。
 すなわち、探査機の発見よりも43年前に、ベンダーはすでに月に氷が存在するのを見ていた。ベンダーの体験を単に、“偶然の一致”と無視することはできないのである。

<緑色の子供>
・1887年8月のある日、スペインのバンホスという村の近くにある洞穴から、男の子と女の子、ふたりの子供が出てきた。突然現れた子供たちを見て、村人たちは仰天した。というのも、ふたりの皮膚は植物のような緑色をしていたからだ。
 ふたりの目はアジア系人種のようなアーモンドアイをしており、当時のスペインには存在しない材質の服を着ていた。スぺイン語は話せず、村人のだれも彼らの言葉を理解することはできなかった。

・男の子は発見から5日後に衰弱死。女の子は村の食べ物に慣れるうち、皮膚の緑色が徐々に薄くなったという。だが、5年後に死亡してしまった。
 5年の間に女の子はスペイン語を少し覚え、自分の境遇を語っている。その内容は、村人たちの理解を超えていた。曰く、彼女が生まれた国には陽がまったく差さず、日当たりのいい区域はあったものの、大きな川で隔てられていた。穏やかな毎日を送っていたが、ある日、ふたりは突風に吹き飛ばされ、洞穴から出てきたというものだった。

・驚くべきことに、似たような話が11世紀のイギリスにもある。サフォーク州のウルピットにある洞穴から、ふたりの子供が出てきた。記録によると、ふたりは男女で、「手足は普通の人間と同じようについているが、皮膚の色が全身緑色だった」というのだ。
 このときも、男の子は病気でほどなく亡くなるも、女の子は生き延びて英語を覚え、自分が住んでいた場所について話している。女の子によると、「私たちは日光の差さない国から来た。ある日、羊の世話をしているうちにほら穴に入り込み、迷ってしまった」という。やっと出た場所が、この
イギリスの片田舎だったというのだ。このときも子供たちは最初に緑色の豆以外の食べ物を口にしなかったという。

<幽霊道化師>
・あまりにも有名なドイツ民話『ハーメルンの笛吹男』だが、なんと現代のアメリカに、ブンディングそっくりの笛吹き男が現れている。
 1981年5月の第1週、突然、どこからともなく正体不明の道化師がワゴン車で乗りつけ、登校中の小学生の誘拐未遂事件を起こしたのだ。事件はボストンからカンザス、デンバー、オマハ、さらにはアーリントン・ハイツと、各地で連続発生。「殺人道化師がバス停で、子供たちをつけ狙っている!」と、カンザス州の地方紙が警告記事を報道するなど、子を持つ親たちに恐怖を与えた。
 パトカーに追跡されても車ごと大気に溶けるように消えたという“ファントム・クラウン”の存在は、全米に知れ渡った。

・そして2008年10月、今度はイリノイ州シカゴのハリソン地区に幽霊道化師が現れ、子供の誘拐未遂事件を起こしたのだ。厳重な捜査網が敷かれたものの、例によって犯人の足取りはまったくつかめなかったという。
 道化師に扮した殺人鬼が子供を誘拐するという話は、スティーブン・キングの小説『IT』(1986年)と相似している。『IT』では、27年ごとに道化師が現れるのだが、1981年と、その27年後の2008年の事件の関係を予知したものかは、不明である。

<伝奇怪人 ゴートマン>
・アメリカ、メリーランド州には、狂暴なヤギ男「ゴートマン」が潜むという。1950年代に始まった目撃は、今も絶えることがない。実際の目撃は、報告数よりも遥かに多いといわれ、多くの人たちがその存在を信じているという。

・1970年に起きた事件は、特に有名だ。森の中で若者グループがゴートマンに襲われたのだ。襲撃を受けた若者のひとりが逃げるのに成功し、警察に通報したため、知れ渡った。しかし、残りの仲間は斧で切り刻まれて食べられてしまったという。

・目撃される姿は、古代より伝わる悪魔の姿にきわめて近いケースが多い。ヤギに似た頭に人間の胴体、ヤギにそっくりな脚には先が割れたヒヅメを備える。その正体は、実験が失敗した結果生まれた“ミュータント”とする説が根強い。はたしてその説が正しいのか? それとも、超自然的な存在なのか?
 最近ではわざわざ現場まで行って、“肝試し”をする若者が増えているという。

<タイのカオカラー山>
・タイ中部の「カオカラー山」は、タイ有数のUFO多発スポットだ。丘にUFO観測所があり、チュンサムン一家による組織「UFOカオカラー」が管理する。彼らはタイ仏教のヴィバッサナーという瞑想法を通じてUFOを呼び、チャネリングで異星人と交信するのである。

・そして2004年12月16日、テレビ番組にUFOカオカラーのメンバーが登場し「異星人の忠告で、大きな地震や津波に注意するように」と警告した。その10日後、あのスマトラ地震が発生。予言が当たったことでUFOカオカラーは話題となり、メンバーが増加、UFO観測会にも大勢が参加するようになった。
 さらに翌2005年3月6日、カオカラー地区に異星人が出現、観測所付近を歩いている姿が撮影され、反響を呼んだ。
 ちなみに、UFOカオカラーが交信している異星人は2種類。別の太陽系にあるロクカタタバカディンコン星人と冥王星人だ。彼らの交信目的は、近い将来に起こる危機的災害から人類を救うためだという。

<赤い星から来た異星人>
・1989年4月末、ロシア西部のポログタ州ハロフスク市でUFOの出現、異星人の目撃事件が多発した。

・それによれば、彼らはリベラ(てんびん座)の赤い星から来たという。そして、目的や地球上での行動はその星の中央組織の指令次第だという。

<ポポカテペトル山とUFO>
・世界有数の「UFO出現多発地帯」、メキシコ、プエブラ州の活火山ポポカテペトル。この聖なる山の近くに設置された火山活動監視用ビデオカメラが、驚くべき光景を捉えた。
 2012年10月25日午後8時45分ごろ、標高5426メートルのポポカテペトルの火口めがけて白色で巨大な円筒形のUFOが降下し、その直後に火山が激しく噴火したのだ。この映像はすぐにテレビのニュースなどで報じられ、大騒動となった。映像を分析した国際天文台およびメキシコ国立自治大学の天文学者によれば、物体の大きさは長さ約1キロ、幅200メートルという超巨大な物体であることがわかったのだ。

・火口からマグマが吹きだしはじめると、2機の超巨大UFOが、火口から発進していったのだ。これは噂どおり、火口内部にその発信基地が存在していることを示唆せずにはおかない。つまり、火口は、地下基地から飛び立ったUFOの帰還先であり、同時に発進元でもあるのだ。
 UFOは、地底文明からやってくるという「地球内部飛来説」がある。2013年6月、元CIA職員のエドワード・スノーデンは、地底世界と地底人に関する機密文書の存在と、その中身をマスメディアにリークした。UFOが地球内部から発進し、そこに地底世界が存在するというのだ。ならば、そこに住む地底人とは何者なのか?


<●●インターネット情報から●●>
ウェッブサイト{知的好奇心の扉 トカナ}から引用。
「ガチで宇宙人の豪邸」がポポカテペトル火山の麓に出現! 扉も開き、これはすごい…UFOの基地か!?

トカナでもこれまで何度か取り上げてきたが、メキシコの活火山ポポカテペトル山はUFOが頻繁に目撃されるスポットの一つである。一説には山の地下にUFOの基地があるともいわれているが、この噂を裏付けるような光景がライブカメラで確認されたという。なんと、山の麓に地下世界へとつながる巨大なゲートが存在するというのだ……!

ポポカテペトル山の麓にUFOの地下基地へのゲートを発見したのは、台湾の世界的UFO研究家スコット・ウェアリング氏である。今月15日、ウェアリング氏はUFOが確認できないかと山の様子を生中継するウェブカメラを見ていたところ、数百メートルはあろうかという巨大な建造物と縦横60メートルにもなる出入り口を見つけたというのである。
 ウェアリング氏はこの発見を、自身のサイト「UFO Sightings Daily」とYouTubeチャンネル「ET Data Base」で発表した。動画ではウェアリング氏が保存したライブカメラの証拠画像を確認することができる。

動画には夕焼けに照らされたポポカテペトル山の姿が映し出されている。注目すべきは画面の中央左側、山の麓にそびえる巨大なロッジのような構造物だ。むき出しになった岩肌にも見えるが、光の具合によっては何やら人工的に作られた建物のようにも見える。そしてその中央には、正方形の巨大な扉が大きな口を開けていたのである!

このゲートは時間の経過とともに閉じてしまったという。ウェアリング氏はこれを「目の錯覚かもしれない」と若干弱気に述べつつも、「地下にあるUFO基地への巨大な出入り口である」と主張する。というのも、ウェアリング氏はこれを見つける前に、ウェブカメラの映像で12個以上のUFOらしき物体を確認しているそうなのだ。上空をUFOが飛び交う中で開閉した謎の扉……となれば、ウェアリング氏ならずとも、地下基地へと続くゲートである可能性が頭に浮かぶだろう。
 ウェアリング氏は現地に行って「巨大なゲートを破壊して中を確かめる必要がある」と訴えている。もしこの過激な提案が実現したら、一体その奥では何が見つかるのだろうか?



『宇宙人第0の遭遇』
南極大陸の地下基地で活動したエイリアンの生態記録
アルバート・K・ベンダー  監訳:コンノケンイチ 
  徳間書店  1995/4



<ベンダーが接触した宇宙人の特徴>
1. 黒服の男、美形の女性、高貴な男性を偽装して現れる。
2. しかし、その実体は「緑色の想像を絶する怪物」。
3. 完璧なマインド・コントロールの技術を持っている。
4. 異様な、硫黄のような臭気を放つ。
5.
<ベンダー・ミステリー>
・1953年秋、全米規模のUFO研究会(IFSB)を組織していたアルバート・K・ベンダーはアメリカ政府筋の強要を受けたにしては、あまりに異常で深刻な恐怖を示し、突如としてIFSBの機関誌『スペース・レビュー』に次のような声明文を掲載し、組織を解散してベンダー自身もUFO研究活動から身を引くと宣言した。
「もはやUFOは謎ではない。その正体はすでに分かっているのだ。だが、これについての情報は、ある種の権力によって押さえられている。我々としては、その詳細を本誌に発表したいのは山々だが、情報の特質にかんがみて発表しないように勧告されたことははなはだ残念である。我々のようにUFOに関する仕事にたずさわっている人々には、十分に警戒するよう、せつに忠告するものである」

・一つは、正確な正体は不明だが、全身黒ずくめの身なりをした当局の秘密工作員がUFO研究者などへ脅迫を行なっていたことである。
 それらの報告は、すでに1940年代後半から散発し始めていた。彼らは一般の目撃者だけではなく、UFO研究家の前にも現れて脅しをかけ、活動の停止を強要するという行為を行っていた。

・もう一つのブラックメンのタイプは、異星生物(アンドロイドのようなもの)が人間の容姿を装って現れたというものだ。ベンダーが本書で述べているのはまさにこれなのだ。異星生物によるテレパシーなどに類する超常現象の手段を用いた脅迫や、UFO調査活動の停止と沈黙の恐るべき強要だった。
 つまりベンダー・ミステリーの本質は、異星人による強制拉致(アブダクション)によるコンタクト・ストーリーそのものだった。

・ベンダーが述べるコンタクト・ストーリーはあまりにも具体的かつリアルなもので、しかも異星生物のドライ(非常と酷薄)さが事件全体にわたって横溢している。
 ベンダー・ミステリーは欧米ではジョージ・アダムスキーの『宇宙人会見記』と並ぶ古典派UFO本の双璧とされていたのに、情緒的な日本人には受け入れられなかった理由もこれで理解できた。

・たとえば、ベンダーの問いに対し、彼らは次のように答えている。
「神は人類の創作で、存在しない。死後の生命も存在しない。キリストは小さな町の噂話が大きく膨らんだもので、他の人によって奇跡を大きく誇張された人物である」
 そうした観点では、キリストの再来のような金星の長老たちが哲学的な訓話を垂れるアダムスキーもコンタクト・ストーリーとは対照的で、内容的にも正反対なのは面白い。

・私たちにはドキリとするようなことも述べている。
「いくつかの点では地球は非常に呪われている。その1つに、地球には多くの人種と国家群があるために常に紛争が起こる可能性があり、これが地球を完全破壊することにつながるかもしれない」
「我々は実験のために、地球人の多くを我々の惑星に送った。そして我々の仲間に見せるため、地球人の何人かを展示している。我々は多くの惑星の住民の標本を保存しているが、標本の何人かは死んでいる。地球人の場合も同じで、彼らは生き残らなかった」

・癌の原因についてベンダーは質問しているが、私も以前からある推測を持っていた。
 それは日本における癌患者発生率の統計が石油コンビナート周辺と大都市に集中しているからで、タバコが肺ガンの原因と目の敵にされているがそうではなく、石油をエネルギー源とする大気汚染が多くの癌患者を発生させているらしい。
 ベンダーの質問に対して彼らは「ガソリンで動く乗り物の出現が主な要因だ」と、ズバリ答えている。

・その南極のUFO基地にベンダーは強制的に拉致されている。そこで見た情景は本書に驚くほど克明に記述されている。
 このベンダーの本は出版された当時、人々から自己宣伝や売名行為であるというごうごうたる非難の矢面にさらされた。しかしその後のベンダーはUFO研究から身を引いて、マスコミからも完全に消息を絶っている。単なる売名や宣伝のためだけだったとも考えづらい。長い目で見れば真偽は分かることである。

・いまアメリカで大きな問題と化しているUFOアブダクション(強制拉致)事件、それは対岸の火事ではない。近い将来は日本にも、必ず大きな波となって押し寄せてこよう。
 否、すでに起きているらしい。私自身も仙台でアブダクション体験者としか思えない人の訪問を受け、数々の不思議な体験を聞いている。
 ブラックメンの存在も他人事ではない。それは今でも形を変えて存続し、世界各地で秘密裡に活動しているのかもしれない。

<『グリーンウェイ円盤報告』>
・グリーンウェイは、自家用車から3つの円盤状の空飛ぶ物体を目撃した。

・彼は、時速約400キロメートルで飛行していたと推定し、それは薄く金属のようで端の尖った円盤、推定直系12メートルと観察した。

<異星人と会ったアダムスキーの報告>
・1952年11月24日ごろ、4人連れがアリゾナの砂漠センターの東16キロメートルの場所に、ピクニック・ランチにやって来た。1時30分に大きな葉巻形の物体がときどき停止しつつ、猛スピードで東へ移動するのが目撃された。

・その訪問者は話しかけてきた。彼らは他の惑星から、同胞たちが目にしたきのこ雲を調査にやってきたということだった。葉巻形の宇宙船は母船で、円盤はそこから出てきた。男はアダムスキーが宇宙船に近づくことは許さなかった。彼はアダムスキーと握手をして立ち去る前に、自分の足跡が重要な意味を持つことになると示唆を与えた。

<南極エイリアン基地はやはり存在していた>
<「プロジェクトX」創設計画>
・同時に、オーストラリアとニュージーランド地域に円盤目撃が集中しているということの裏には、何らかの深い意味がある。もしも詳しく調査をすれば、この二国の近くには必ず空飛ぶ円盤の基地があるという見解に行き着くはずだと考えた。

<「南極基地理論」に加えられる迫害>
<テレパシーによるコンタクト実験が成功していた>
<エイリアンのテレパシー>
・「世界コンタクト・デー」とは、その日にIFSB全メンバーがテレパシーによって、宇宙からの訪問者にメッセージを送る実験をしようというものだった。

<エイリアンの正体は怪物――驚愕の会見報告>
<異星人の国で私はすべてを知らされた>
・突然のショックで浮遊は終わり、すべての動きが止まった。暗さが消えたと同時に、大きなサーチライトの光線が目に当たったかのようなまぶしい輝きに取り囲まれた。やがて、目が慣れて周囲が見分けられるようになってきた。
 私は、ガラスドームの巨大な部屋の中にいた。壁はステンレス鋼のような金属でできていたが、光を放っているようでつねに輝いていた。
 私は同じ金属でできた椅子に座らされていた。

・「それは我々があなた方の惑星に滞在中、いわゆるペンタゴンに我々の仲間が駐在している事実をあなたにお知らせしたかっただけです。我々は、あなた方の惑星上で現在起こっているすべての情報を収集し続けるために、あなた方の惑星の多くの場所に仲間を駐在させました。

・「我々の宇宙研究所の小さなボタン1つで、我々はあなた方が地球上に持っているすべての貯蔵所の核爆弾を爆破することができます。それによってあなた方の惑星は、ほぼ完全に破壊されるでしょう」

・彼は画面の中から、その怪物自身の心で話しかけているようだった。あたかも彼が人間の形から、ウェストバージニア州の目撃者か説明のために描いたフラットウッズの怪物によく似た生き物に、即座に変身したかのようだった。

・「我々は最初に地球の人類が進化するのを見た時、彼らを奇妙だと思いました。我々は人類が海の小さな生物から今日のあなた方に進化するのを見守ってきました。しかしもし、あなた方の惑星が自ら破滅することなく存在し続けるならば、今後、数十億年かけて人類のすがたは変わっていくでしょう」

・「我々の惑星には3つの性があります。人類の女性に似た機能を持った性、人類の男性のような性、第3の性は男でも女でもありません。第3の性の持ち主は我々の支配者となる高貴な人物ですが、滅多に存在しません。そこで彼らが生まれると盛大なお祝いをします。我々の女性は卵を産みそれをしまっておきます。我々は人口を管理しています。偉大な暗黒が我々の惑星を包み多くの生命を奪ったときにのみ、その卵を孵化することが許されるのです」

・なぜなら、画面が再び青く光って暗くなり、彼は人間に再び変身して台座に立った。
それから彼は、スライドする壁のパネルの所へ行き、それが開くときその陰に消えた。突然、部屋が真っ暗になり、私は意識を失った。再び私は雲の上にいて宇宙を漂う感じがした。

・目を開けると、ブロード・ストリートの自分の部屋のベッドに横たわっている自分に気がついた。私は座って辺りを見回し、時計を見た。たった30分しか経っていなかった。あれほど多くの出来事がこんな短時間に起きたとは信じられなかったが、確実に起きたのだ。
 また私には、自分が実際にどれほど遠い所まで行ってきたのかも分からなかった。
 この体験全体のうちでもっとも心に残ったのは、画面でみたあの怪物だった。
 それは、我々が言葉によって想像する怪物とはまったく違っていた。

<怪物との会見を信じる者は誰もいない>
・「おい、そんな大風呂敷を広げるのは止めろ。そんなナンセンスな話は、IFSBの宣伝にはなるだろうが、誰が信じると思うんだ。異星人とコンタクトしたなんて考えは捨てろ」

<ブラックメンが再び私を連れ出す>
・ドアを開け屋根裏部屋を覗いてみるべきか、誰かすでにその中にいるかどうかを少し待ってから調べてみるべきか、判断できなかった。しかし臭いがしだいに強くなるので、とうとうかんぬきを開けた。
 心臓が凍りついた。ドアを開けると、劇場で私の隣に座り、道路で私の跡をつけ、部屋に私を訪ねてきた同じ人物が、そこに立っていた。
 彼の目は依然と同じ光を放ち私の目に焦点を合わせながら、部屋に戻るようにと合図した。彼一人だと思ったが、彼の真後ろに他の二人がいるのを見て間違いだったと知った。三人とも部屋に入りドアを閉めた。

・彼らをこんなに間近に見たのはこれが初めてだった。彼らの衣服は聖職者の着る服に使われる布のような黒い素材で作られ、よくアイロンがかかって、新品同様だった。
 ネクタイ、シャツ、ストッキング、靴などの装身具もみな黒かった。そしてこれも黒のホンベルグスタイルの帽子を被っていた。

・「我々は、あなたをもっとも重要な面接を行うために迎えにきた。今回はかなり遠くまで行くので、我々全員であなたについていかなければならない。あなた方の惑星にある我々の活動基地を案内したいので、あなたにわたしてある小さな金属盤を持ってくるように」

・突然、体全体がノボカイン(局部麻酔剤)を大量に服用したかのようにしびれていった。以上が、目を開けて、ある種の大きな洞窟にいることに気づくまでの最後の記憶だった。

<南極の基地内部に私はいる!>
・洞窟の大きさに驚いた。なぜなら、このような洞窟を見たことも聞いたこともなかったからだ。まだ地球にいるのかどうかも定かではなかった。
 私は過去数カ月間にまるで信じられないような出来事を体験していたので、たとえそこが月だったとしても驚かなかっただろう。
 3人の付添人はまだ私の側にいた。ステンレス鋼のような明るく輝く金属で作られた台の上に、我々が立っていることに気がついた。我々の前方のさほど遠くない所にある物体から、明るい光線が我々を照らしていた。
 なぜ数多くの光が上からも射してくるのかと思い、視線を上げてみて理由が分かった。天井全体が氷でできていて、天井を通して外光が輝き、洞窟内を照らしていたのだ。人が熱い鉄で雪の中に空洞を作るように、超人類がこの巨大な洞窟を掘ったかのようだった、きっと、とてつもない熱が、この隠れ家を作るのに使われたに違いなかった。
 私はまだ地球にいるという驚くべき感じを受けたが、そこは人間が何年も足を踏み入れたことのない遠隔の地のようであった。
 付添人は私が周囲に大きな興味を持っていることを知り、真正面に続く金属の道を指し、そこを歩くように指示した。私は歩き続けた。

・光線が跡をついてきた。道はしばらくまっすぐに続いていた。それから右へ鋭角に曲がった。
 そこには、洞窟の大部分を占領する我々のロケットに似た大きな葉巻形の物体がぼんやりと現れた。それは我々の海洋船舶と同じくらいかそれより大きく、全体を見通せる地点に立っても向こう端は見えなかった。物体はやはりステンレス鋼に似た輝く金属で作られ、横に機窓のようなものがあることに気がついた。
 その通路は巨大な物体の側面のパネルに直接続いていた。パネルに近づくと我々についてきた光線がパネルの小さな半球に集った。すぐにそれは後ろにスライドし、長く耳を突き刺すような音をたてた。

・彼らは私に中に入るように指示した。私は、化学工場の実験室に似た部屋に入っていった。
 実験室には、すべて同種の光る金属からできているように見える複雑な機械が設置されていた。長い菅とコイルの至る所で、球状のガラス容器が水のような透き通って流れる液体を受けていた。
 液体は明らかに何らかの方法で加熱され、泡を立てて蒸発していた。とてつもない規模で何らかの蒸留作業をしているという印象を受けた。
 実験室の一方には、計器、照明、メーターの巨大装置があり、パネルの前に座ったオペレーターがレバーを動かし、ボタンを押していた。
 3人の付添人が近づき立ち止まると、パネルのオペレーターが彼らに話しかけたが、あいかわらず唇は動かなかった。
 私は、それまで話しかけられたことはすべて理解できたのに、このときの彼らの話はまったく分からなかった。オペレーターはガラスドームの部屋の画面で見た通りの、彼らにとっては自然な、私にとっては怪物のような外見のままだった。
 彼は付添人ほど背は高くなかったが、この上なく醜かった。外形はどっしりとしていてほぼ長方形だった。目は例の輝きを湛えていて、彼が私を見るとその目はまさに私の魂を焼き尽くすようだった。

<都市はすべて地下に造られている>
・彼が私に話しかけているのを感じた。
「ようこそ、我々の地球オペレーション基地へ。あなたはここへ来るまでに、ほんの数秒間に何キロも旅をしましたが、その旅は、地球の伝統的な輸送手段では何日もかかったことでしょう。今あなたは南極にいるのです。我々がこの地を基地に選んだのは、ここには地球人が住んでいないし、仕事を邪魔する人間もいないからです。氷で覆われた地表にトンネルを掘り、小型宇宙船が発着する小さな唯一の開口部だけを残してすべを埋め、この基地を建設しました。ここの厳しい寒さも、我々には苦になりません。なぜなら、我々はあなた方の温度の許容範囲にまったく影響を受けないからです。我々の体はそのような範囲にたやすく順応します。我々の故郷の星の表面は不毛で、その寒さはこの南極よりもはるかに厳しいのです」
「我々の都市はすべて地下に造られています。地表にクレーターのような開口部があり、そこを通って、発着のための宇宙ステーションを上昇させることができます。ステーションは使わないときにはクレーターの中に降りています。その着陸場所が開口部の蓋となり、そこには通信塔だけが見えます」
「私は、我々が地球の表面から取っている海水で何をしているのかを、あなたに見せるように言われています。まず、この水がどのようにしてここまで運ばれるのかを説明しましょう。そのために、我々は隣の部屋へ移らなければなりません。あなたの付添人が案内をします。その後、再びあなたをこの部屋に連れて戻り、ここで水の分解について説明しましょう」

・彼は我々を解放した。
 付添人は私を別の壁パネルへ連れていき、例の「懐中電灯」を使ってパネルを開けた。はるかに規模は小さいが、ニューヨークの地下鉄のような長く狭いトンネルの中を進んだ。
 我々は一本のレールで支えられた椅子がある小さな動くユニットに近づいた。それは、宇宙船と思われる広大な壁の中での輸送用に使われていた。
 3人の付添人の合図で椅子の一つによじ登った。彼らもまた座った。

・円盤は積荷を吐き出した後、鉄道の操車場に似た待避線へ向かい軌道に沿って動いた。トンネル内には数多くの軌道が横切っていた。
 待避線の一本一本に数多くの円盤を見たときは、思わず目を擦った。
 円盤乗組員が出入りに使うプラットホームのある待避線に、すべての円盤が待機していたのだ。
 ここは、地球の言葉で言うなら、「巨大な円盤のガレージ」と呼ばれるに違いない:
 周辺の至る所に硫黄の臭いが漂っていた。どうやらこの臭いは、円盤が使用する燃料に何か関係があるのだろうと思った。

<南極基地における「高貴な人(エイリアン)」との質疑応答?>
<なぜ私は選ばれたのか>
・我々4人は部屋の中央に歩いていって台座に上り、計器盤の前の椅子に半円状に座った。すぐに部屋は暗くなり、我々に面したスライドパネルから、青い霞の中でかすかに光る人物が入ってきた。
 彼は金色の制服を着ていて、銀白色の髪が明るい日焼けしたような茶色の肌によく映えていた。彼が近寄ってきたとき、私の注意はそのハンサムな顔に集中した。
 ほぼ地球人のようで、これまで会った異星人の醜悪さとは対照的だった。彼は筋骨たくましく、3メートルほどの背丈だった。
 彼こそ、私が前に聞かされていた両性具有の「高貴な人」で、この基地やこの惑星活動全体の責任者だと直感した。

<地球飛来の目的は海水を得ることにあった!>
・彼は唇を動かさずに話しかけてきた。
「あなたが我々の地球活動基地へ来てくれたことを心から歓迎する。深い敬意を持って、あなたに来賓となることを許した。なぜならあなたは、宇宙からの来訪者と友好関係を確立するために、これまで多くの時間を費やしてきたからだ。我々は、あなたが我々とコンタクトを試みようとして徒労に終わった実験の日のはるか以前から、あなたの活動のことは知っていた。個人的にコンタクトする前に、我々はあなたを監視していた。しかしそれは、単にあなたの誠実さを試していたにすぎない」

・最初の質問を躊躇なく発した。「あなた方はどのくらいの期間、地球にいるのですか」彼はためらうことなく答えた。「あなた方の時間の尺度で1945年以来だ」私は続けた。
「地球に来た主な目的は何ですか」「地球の広大な海から水を得るためだ」

・「あなたは、とても重要な質問を選んだ。あなたは非常に明晰な人間だ。宇宙、あるいは大きな真空は、我々が探索する限り無窮である。前にも説明した通り、まず大きな中心体があり、そこから我々が宇宙と呼ぶ巨大な真空へ排出されることによって、すべての惑星とその太陽が作られる。その中心体は、つねに新しい天体を放出しているにもかかわらず、大きくなり続け、決して縮小することはない。それは非常に高温の塊なので、たとえ何十億光年離れた所へも近づくことはできない。放出されたすべての天体は熱く燃える火の玉である。それが宇宙の寒い場所に来ると爆発し小さな天体を作る。その小さな天体が火の玉の周囲を取り囲む。この小さな天体は冷えると惑星となる。しかし冷却期間には長い時間を必要とする。

<火星には建築の傑作である荒廃した都市がある>
・「赤い惑星、火星と地球人が呼ぶ惑星に、ある期間人類が存在していたことは以前に話した。彼らは我々に似た通りすがりの惑星から来た人類によって滅ぼされた。彼らはその訪問者に搾取され略奪された。地球にもっとも近いもう一つの惑星は金星と呼ばれているが、これは密雲層に覆われている。金星は現在、地球が何年も以前に経験したと同様の有史以前の段階を経験しているのだ。そこでは、生命体がまさに進化しつつあるが、それが地球の生命体と似ているかどうか、我々には分からない。しかし、あなた方の進化の初期における生命体によく似た特質を持っていることだけは確かだ」
「火星に生命体が存在していたという証拠はありますか」
「建築上の傑作である荒廃した都市がある。また、主に移動に使われた広大な水路組織の遺構もある。火星の人々は破壊にあったとき、まだ飛行移動技術を持っていなかったし、あなた方の現在の進歩の段階に匹敵する技術も発達させていなかったのだ」

・「月に到達することはできるだろうが、月は地球人にとっては大きな失望を与えることになるだろう」

<「神」は地球人の創作にすぎない>
・「我々は何も崇拝しないが、偉大な中心体が我々のすべてを創造したことを知っている。中心体は生命を作るために、我々を宇宙に放出したことを知っている」

<南極基地における「高貴な人(エイリアン)」との質疑応答?>
<イエス・キリストとは何者か>
・「しかし地球人の宗教については、多くのことを語らず放置しておくのが最善の方法である。なぜなら、それは地球上に大暴動を引き起こす原因となる話題だからだ」

・「我々の惑星では、いったん体が滅びたときに生命もなくなる。しかし幸運なことに、我々は地球人の5倍の寿命を持っている。我々の惑星に病気はない」

・「これを知ったらあなたは驚くだろうが、地球の表面下はるか深くにある洞窟都市に、地球人とは異なる生き物が暮らしていて、彼らは地表に現れるときに、自分の姿を地球人には見えないようにする方法を知っている。彼らはいつも地表をぶらつき、盗み取ったものを隠すために、地球人を恐怖の淵に沈めることを好むのだ」

<スクリーンに映ったエイリアンの生活>
・ここで明りが弱くなって台座が回り、壁の周囲にあるスクリーンが不思議な訪問者たちの惑星の生活シーンを映し出した。高貴な人は、各シーンや彼らの言うところの「フレーム」を説明しながら、計器盤のボタンを押してレバーを引いた。
「最初のフレームは、我々の惑星の地表にある地域の景色である。よく見ると高い着陸場所が、堂々とした塔とエレベーター・シャフトで昇ってくるのが分かるだろう。我々の多くの都市は地下の通路でつながっていないので、主な移動は小さな乗り物で地表を行く」

・すぐに二番目のフレームが現れた。地下都市だった。そこは壮大で、何か未知の光源によって日中のように明るかった。建物は半透明の管状の道路につながっていた。その道路は、接続する建物だけで支えられていた。小さな乗り物が管の中央部分で双方に動いていた。人々はその両端を歩いていた。
 次のフレームは地下納骨堂か墓に似た建物だった。内部に、引き出しのような仕切り箱がある壁があった。開いた仕切り箱からは駝鳥の卵に似たものが現れた。これは、惑星の将来を担う世代であると説明された。暗闇が近づき多くの死を引き起こしたときには、制御システムによっていつでも孵化されるという。
 私の前にいる高貴な人も事故死した人の代わりに孵化されたのだということだった。
 もう一つのフレームは大きな地下射撃場だった。
 何人かが、見たこともない変わった銃の使用訓練をしていた。銃は銀色の管状の道具で、把手にいくつかのボタンが付いていた。ボタンを押すと大きな火の玉が飛び出し、離れた場所に置かれた大きな金属のシートを燃え上がらせて突き抜けた。
 これが、彼らの武器の一つであると教えられたが、発砲のときが一番印象的だった。火の玉は厚い金属を貫くと空中で輪を描いてゆっくりと戻り、もと出てきた「銃」の中へ再装填されるのだ。そして再び発射された。

・「我々は、地球の茸に似た菌類のような成長物を原料として、さまざまな種類の食物を育てている。また、多くの種類の貝殻を持った水生生物を消費する。水辺に育つ大きな植物には美味なフルーツがなるが、それからも多くの食品を作る」
「あなた方の惑星に水があるなら、なぜ我々の海から水を取る必要があるのですか」
「我々の惑星の水には、まったく不純物が含まれていない。地球の海水のような多くのものが豊富に含まれている水がないのだ」

<彼らのマインド・コントロールは完璧だ!>
・「我々は頭蓋骨を貫いて、あなたの意識を完全にコントロールすることができるのだ」

・この金属盤は、私を低温から守るものだったのかもしれないが、一度もこれについて質問をしようと思わなかった。
 洞窟の床に続く金属製の階段を降りていたとき、付添人が突然私を止め、周囲を取り囲んだ。彼らは金属盤を私の頭に押し付け、私は再び気を失った。
 正気に戻ると、私は一人で書斎の中央に立っていた。まだ頭痛がして目が熱く腫れているように感じた。ベッドに腰を掛け、目を擦って頭を抱えた。
 今度も、自分が気が狂ったのではないかと思った。何か発作を起こしたのだろうか。あれこれと現実的な体験の夢を見たのか。私は、医者に診てもらうのがもっとも理にかなっているし、賢明な方法だと考え始めた。

<異星人のデモンストレーション>
・彼らの存在を他の人々に信じさせるための異星人によるデモンストレーションの約束だった。約束はすぐに現実となった。

<空飛ぶ円盤の謎はもはや謎ではない>
・いっぽう、IFSBの会議で残りのメンバーは、私がもはや円盤の謎に興味を持っていないのだからグループは急いで解散し、私がUFOには関係のない科学路線の雑誌を発行し続けることができると決議した。

・空飛ぶ円盤の謎はもはや謎ではない。その正体はすでに知られている。しかし、これについての情報発表はより高度な筋からの命令で禁じられている。我々は「スぺ―ス・レビュー」にすべての話を掲載したいと思うが、情報の性質上、否定的な忠告を受けたことが残念でならない。我々は円盤研究の仕事に携わる人々に十分に注意するよう忠告する。

<「それには答えられない」とだけ言いなさい>
・付添人の出現は、10月3日土曜日の夜10時ごろだった。
 10月号に関して寄せられた郵便物を調べていると、突然、馴染みの硫黄の臭いが鼻を突いた。椅子に座ってぐるりと回ると、3人の「友人」が真正面に立っていた。彼らの周りには青みがかった霞が立ちこめていた。
 彼らの目が私に焦点を合わせた。目の上にひどい痛みを感じ、こめかみがズキズキした。これで彼らは、私にメッセージを送る準備をした。私は彼らの訪問になれていたので、いささかも恐怖を感じなかった。
「あなたは明日、あなたの組織の2人のメンバーの訪問を受けるだろう。彼らは、あなたを詰問し秘密を知ろうとするだろう。我々はあなたに、できる限り結論の方向を逸らす以外、彼らの質問に答えないように警告しに来たのだ。どんな状況になっても、あなたの持っている金属盤を見せてはならない。もし見せた場合には、あなたとあなたの2人の友人は大きな不幸に見舞われることになるだろう。2人は、あなたととても親しいようだが、あなたが以前に言ったことが真実ではなかったことを証明するため、可能な限り力を尽くすだろう」

<緑色の怪物――人間の擬装を解いた異星人>
・しかし私は、振り返らねばならいことを知っていた。ゆっくり頭と体を回し、背後に立っているものを見たとき、私がこれまでの人生で一度も体験したことのない最悪の恐怖を覚えた。その生き物は約3メートルの背丈で、光る赤い顔以外はすべて緑っぱい色をしていた。その目は、私が見た別世界の生き物のように光っていた。私は気絶した。
 正気に戻ってみると、屑籠の中味をぶちまけた中に倒れていた。あの生き物はすでに姿を消していたが、硫黄の臭いが残っていた。敷いてあった絨毯の、生き物が立っていた部分が熱いアイロンを当てられたように焼け焦げているのに気がつき、震え上がった。これまでの比較的友好的な訪問の後で、なぜこのような恐怖の訪問を受けたのか、途方に暮れた。その生き物は、ロバーツとルッケシが私に質問している間、ずっと部屋にいたのだろう。そして、うずくまるようにして椅子に座り、私が口を滑らせるのを待っていたに違いなかった。

<3人のブラックメンの訪問と美女エイリアン>
・そして、台座のスライド・パネルが開き、私は我が目を疑った。3人の美女がぴったりと体型にフィットした白いユニフォーム姿で現れて、私に近づいてきた。彼女たちの周りに漂う謎めいた雰囲気は、彼女たちを囲む青みがかった霞によって助長されているように思われた。私は直ちに彼女たちの細部まで気がついた。
 髪は銀色で一種の束髪に結い上げていて、その周りに大きな銀色の光輪があった。その光輪は、私の見た部屋や他のものの素材とは違う金属でできていた。

<監視用ショック治療を施される>
<あなたは我々の秘密を守る義務がある>
・「いっぽう、あなたは我々の秘密を守る義務がある。我々は極端な行動はとりたくない。我々がまだ地球上にいる間に、あなたはこの情報の一部を明かしたいとたびたび考えるに違いない。しかしそのような考えを持った瞬間、あなたはほとんど耐え難い頭痛によって、我々の忠告を思い出すだろう。そして、我々がもたらすもっとも深刻な事態にくれぐれも用心したほうがよい」

<『彼らは空飛ぶ円盤について知り過ぎた』出版により有名人になる>
・1956年4月、グレイ・バーカーの『彼らは空飛ぶ円盤について知り過ぎた』という著書が刊行され、私は一種の有名人になった。
 バーカーはIFSB(UFO研究団体)閉鎖と、私がそれについて話すことができないことに関して多くのページを割いた。その本は、私の友人や知り合いの間でかなりのセンセーションを巻き起こし、再び、私は多くの質問を受けることになった。本が増刷されると、秘密を知りたがっている好奇心旺盛な人々から家への個人的な訪問とともに、多くの電話を受けた。

<円盤はヒットラーの手によるものか>
・やや長い引用になったのは、私が受け取った奇妙な、時として脅しの種類の手紙を例証したかったからだ。
 ところで、ジェームス・W・モスレーは、『円盤ニュース』という定期刊行物を出版している実在の人物である。彼がこの手紙の主から同じような脅しを受けたかどうかは知らないが、たぶん彼も脅されたことだろう。
 モスレーは、私を訪ねてブリッジポートにやって来た円盤研究者の一人で、また質問の際に、高い知性を発揮した数少ない訪問者の一人だった。

<コンタクトの道具・金属盤が消えた!>
・臭いに気づくとすぐに金庫を取り出して鍵を開け蓋をはね上げた。私は中を見てびっくりした。“金属盤がなくなっていた”のだ。
しかも、いっしょに金庫の中に入れてあったすべての物が、突然分解したかのように塵になっていた。

<次の訪問者が友好的だとは限らない>
・私自身の訪問者は、彼らが太陽系の外から地球に現れる唯一の知的生命体ではないと私に教えたのだから。

・もし再び我々が訪問を受けるとして、訪れる知的生物は、私の場合の訪問者のような非軍事的な使命を持っていないかもしれない。

・そして彼らは、我々の技術よりも、我々が彼らの食糧として適しているかどうかに興味を持っているかもしれないのだ。
 もし、彼らが私の訪問者の次元にまで進歩しているならば、彼らも地球人の形や性格をまねることができる。そして力ずくで我々を搾取する時期が熟すまで、我々に知られることなく、地球人の中に混じっていることができる。
 いっぽう我々は、我々よりはるかに進んだ惑星によって救われるかもしれない。好運にも、私の訪問者は敵対的ではなかった。ただし、彼らは人類の科学の夢や文化の夢を、今の時点で現実化するために我々を後押しすることには、興味を持っていなかった。



<●●インターネット情報から●●>
アメリカ人UFO研究家アルバート・K・ベンダーは、1952年UFOの謎を研究する団体、IFSBを創設し、海外にもその輪を広げている。
1953年3月、IFSBの会員がテレパシーで宇宙からの訪問者に相互理解のメッセージを送っていて、ベンダーが自宅で3度目のテレパシーを送った直後、頭痛がひどくなり何か硫黄のような匂いがして
半ば意識を失ったが、小さな青い光が脳の中にあり、目をあけるとベッドより空中1m位で浮いていて、声が聞こえてきた。「私達はあなた方の活動を見守っているが、宇宙の謎を追究するのはやめなさい。」という声だった。

その後7月になって、ベンダーが2週間の休暇から自宅にもどって自分の部屋に着いたとき、あの強烈な硫黄の匂いがして頭がズキズキ痛みだした。そして就寝する時に3つの人影が現れた。彼等は黒い服を着て帽子を被っていた。彼等が言うには、地球人とは容姿がかけ離れた異星人であることや、UFOの謎の研究をやめろと強要もしてきた。そしてベンダーに小さなコインの金属盤を置いていった。それは彼等との唯一のコンタクトの道具だった。

その後だいぶ経って、金属盤でコンタクトをとり、ベンダーはまたもや痛みを感じ、身体が浮遊するのを感じつつ移動している錯覚で突然動きが止まり、ガラスドームの巨大な部屋に招かれた。そこにはエイリアンがいた。そして彼等の惑星の光景を見せられた。彼等の惑星は地球から何億光年の彼方にあり、文明もはるかに進んでいると説明をうけ、彼等の真の姿を画像で見せられる。それはゾットする怪物だったのである。ウエストバージニア州のフラットウッズでおきた事件の怪物にそっくりだったのである。
ベンダーは恐怖を感じたという。
また、彼等は男、女、両性具有の支配者となる高貴ある人物、の3つの性を持つ。女性は卵を産み、彼等の多くの生命が途絶えた時にフ化するという。地球人と進化の過程が根本的に違うのである。
53年8月にあの3人の黒い服の男がやってきて、ベンダーの肩に手をおくとシビれて気を失うことになり、気付くと大きな洞窟で南極の彼等の地下基地だった。
ベンダーはここで地球人に似た筋骨たくましいハンサムな、3mの両生具有の高貴あるエイリアンと会い会話をしている。彼等の地球飛来の最大の目的は、地球の海水から(彼等の存在に不可欠な)貴重な成分
を取ることであること。
地球人をアブダクションし、彼等の惑星に連れていき、標本にもしていることや、死人もでていることを告げられる。そして、この事をバラすと生命の保障がないとのことも告げられる。
その後、また3人の訪問と3人の美女エイリアンの訪問を受けることになるが、ここでも口止めされる。

9年後の1962年に、本「宇宙人第0の遭遇』・・邦題(徳間書店)を発売後、ベンダーは消息不明になっている。バラしたので殺されたのか、彼等の惑星へ連れて行かれたかは謎である。
コンタクトのなかでも恐怖がつきまとった事件で、UFO研究家の間ではベンダー・ミステリーと呼ばれている

ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)より引用
「メン・イン・ブラック」
メン・イン・ブラック(Men in Black、MIB、黒衣の男、ブラックメン)は、UFOや宇宙人などの目撃者・研究者の前に現れ、警告や脅迫を与えたりさまざまな圧力や妨害を行う謎の組織とされ、実在するしないに関わらず、その存在自体が一種の都市伝説や陰謀論となっている。

(初出)
メン・イン・ブラックが現れるという報告や噂の多くは、1950年代および1960年代に登場しており、その中でも最初のものはUFO・超常現象研究家のグレイ・バーカー(Gray Barker)が1956年に出版した『彼らは空飛ぶ円盤を知りすぎた』(They Knew Too Much About Flying Saucers)だとされる。バーカーは故郷で起きたフラットウッズ・モンスターの事件をきっかけにオカルト業界に入り、UFOや超常現象に関する記事を寄稿していた。

UFO雑誌を出版し、1952年には全国規模のUFO調査団体「IFSB」(International Flying Saucers Bureau、国際空飛ぶ円盤事務所)を立ち上げ率いていたアルバート・K・ベンダー(en:Albert K. Bender)が1953年に突然「私は空飛ぶ円盤の背後にある秘密を知ったが、そのために黒い背広と帽子の3人の男たちから『これ以上円盤のことを書くな』と脅された」と主張し、IFSBを解散した。バーカーの本は、このベンダーの遭遇した事件を描いたものである。ベンダーの証言は、当初は言外にアメリカ政府の介入があったことをほのめかしたものであったが、後に語った証言ではUFO目撃談のうちの超常現象的な部分が混ぜ合わされたような話へと変化している。

「黒服の男たちに脅された」という主張を始めるよりも以前に、ベンダーは1947年にワシントン州で起きた「モーリー島事件」(Maury Island incident)の取材を行い報告を雑誌に載せているが、この事件にもすでに「黒服の男」が登場している(当時、ベンダーはこの件について懐疑的だった)。モーリー島事件は、漁師のハロルド・ダールが息子とともにピュージェット湾に船を出していた際に複数の空飛ぶ円盤を目撃し、うち1機がトラブルを起こして部品を落とし、その破片がダールの船に当たって船の損傷と船に乗っていた飼い犬の死をもたらしたという事件だった。

翌朝、黒い背広を着て黒い1947年型ビュイックに乗った男がダールの家を訪問してダールを近所のダイナーに食事に誘い、その席で事件について沈黙を守るよう警告したという。ここでは、後のメン・イン・ブラックの噂に出てくる典型である「浅黒い肌の、もしくはどこか外国人風の顔色の3人の男が、黒いサングラスに黒い背広を着て、黒いセダンに乗ってやってくる」がまだ完成していないが、その原型はすでに現れている。



『シリウス・コネクション』   人類文明の隠された起源
マリー・ホープ  荒俣宏(翻訳) 徳間書店    1998/3



・ぜひ読むべき本だ。マリー・ホープは、いわば先駆者であり、その仕事は謎に満ちた人類の過去に通ずる扉を次々に開け放つ。
グラハム・ハンコック『神々の指紋』の著者

・マリー・ホープは本書で素晴らしい仕事をなし遂げた。読むのが本当に楽しい。
ロバート・ボーヴァル『オリオン・ミステリー』の共著者

<ガイア(大地の精)>
・ガイアは自分の体を傷つけ汚すものを憤っており、その報復として極変動を通して人類の大多数を滅ぼすつもりだと警告している。

<古代エジプトの神々>
・古代エジプトの宗教は一般論としては多神教の傾向がはっきりしている。しかしウォリス・バッジのように、古代王朝期のエジプトの多数の神々は、実は唯一の創造神の表現の一形態であり、神として崇められた様々な動物も神そのものというよりは「神の住処」としてとらえられるべきだと主張する学者も存在する。ここでは一応、多神教の立場で次のような分類を行った。
1 先王朝期からの土着または州の神々
2 神格化された王、人間となった神
3 外国から入って来てエジプト土着の神に同化した神々
4 「付加された5日間」に祀られた神々
5 地球外天体の影響を受けた神々

・(ラー(アトゥム))  ラーは配偶者なしで双子のライオン神シュウとテフネートを生んだ。この二人の間に大地ゲブと天空ヌートが生まれ、ゲブとヌートからイシス、オシリス、セト、ネフティスの家族が生まれる。この寓話の哲学的コンセプトは明らかだ。両性具有から男性と女性(陽と陰)への分離、そして生殖における細胞分裂である。

・(シュウとテフネト)  双子のライオン神シュウとテフネトについては、妹テフネトは常にライオンとして描かれるが、兄シュウは人間の姿で描かれることも多い。ここでシリウスに関心のある読者は、人類と猫族が住んでいる太陽系外の星と、ラーとの関連の暗示を読み取るだろう。

・(ヌート) ヌートは次に述べるネイトと同じく、何も存在しなかった空間に天空を生み出した天の雌牛である。おそらくはこの二柱の女神はもとは一つの神だったのだろう。

・(ネイト・ネト(西方の貴婦人)) ネイトはサイスの町の守護神であり、下エジプト全域の主神でもあった、極めて古い起源を持つ女神だ。

・(ケペラ) ケペラという名は「スカラベ」「コガネムシ」と「成る者」という2つの意味をもつと言われている。ケペラは昇る太陽の神だった。

・(ハトル) バッジはハトルを4大女神のネクヘベト、ウアジェト、バスト、ネイトと同一視している。ハトルはラーの娘である天空の女神だったが、後にはホルスの妻ヘト・ヘルとなった。ヘト・ヘルとは「ホルスの家」という意味である。ネイトと同様にハトルも雌牛の姿で表される。人間の姿で描かれるハトルは、頭に角を2本生やし、角の間には太陽盤を掲げている。

・(セクメト) ハトルの分身としてだけではなく、セクメトはそれ自身なかなか面白い女神だ。セクメトのような雌ライオン神の系譜はかなり古くまで遡ることができる。

・エジプト神話ではライオンや猫の神が極めて多く登場するという特徴を知っておかなければならない。

・(トト) いろいろな意味で、トトはエジプト神話で最も有名であり重要な神だ。

・古代の記者たちは、トトが蟹座の時代にエジプトにやって来た異邦人だったと記す。トトはオシリス一家にとっての「面倒見のいい伯父さん」の役割を果たしている。これは彼が、オシリス一家より一足先にエジプトに着いたということの暗示なのではないだろうか。古代の記者たちが正しかったとすれば、トトが「古い国」の文明をエジプトに持ち込んだ最初のアトランティス人神官だった可能性は十分だ。

・しかし、マアトはトトの女性的側面を表す概念に過ぎない。一方で、書物と歴史の女神であるセシャト(セシェタ)という妻がいたことにもなっている。こちらもマアトと同様にトトの分身だととらえてよさそうだ。セシャトは星との関係が深く、時間を測ったとも言われる。「書物の家の女主人」「建築家の女主人」「書記の女主人」「歴史家の庇護者」「神々の記録係」などの呼称も与えられている。彼女もトトと同様に、シリウスから教えを受けたアトランティス人だったのかもしれないし、シリウス人そのものだったのかもしれない。ロバート・テンプルはきっと後者の考えを取るだろう。
 トトの動物(トーテム)は本来は朱鷺である。ところが犬頭のヒヒがお供としてしばしば登場するため、このヒヒがトトそのものだという誤解も受けているようだ。この誤解のもとは、エジプト南部に端を発するもので、この地方ではヒヒに変身することがあると信じられていた。

・(アヌビス) アヌビスは霊魂を冥界へと導く案内人であり、後にトトと混同されることもあった。

・バスト(東方の貴婦人) バスト(バステト、パシュト)は猫の姿をしており、テフネトとセクメトの分身だとも言われる。

・(プタハ)  建築家・職人の擁護者であるメンフィスのプタハは、最も重要な神の一人に数えられる。彼に冠せられた「宇宙の建築家」という称号は明らかにフリーメーソンとの関連を示している(現在も存在するフリーメーソンは、大昔の石工組合を母体とする秘密結社でその長は「宇宙の建築家」と呼ばれる)。プタハは太陽系の外からやって来て、トトの指示に従って世界、太陽、惑星、すべての生き物を造ったとされる。となると当然、彼はオシリス一家よりも古い神々のカテゴリーに属することになる。

・形而上学的観点からは、プタハのエネルギーはエネルギーから物質への変換、妻のセクメトのエネルギーはその反対で物質からエネルギーへの変換だ。

・プタハの聖なる名前「宇宙の建築家」からフリーメーソンを連想した時、MASONIC(メーソンの)という語が「SONIC」(音波・音声)だ、ということに気付いたのは私だけではないはずだ。「古い国」では音声の研究と利用を専門とする一部門があり、そこに属する神官たちは完全な秘密を守る誓いを立てていた。と言うのは、この音声の知識は誤用されるととんでもない危険を招く恐れがあったからだ。

<テーベ三柱神、アモン、ムト、コシス>
・アモンは「神々の王」と呼ばれるところから、ギリシアのゼウスと同一視されたりもするが、実は古王国時代(前2680〜2181)にはほとんど無名の神、影の薄い存在だった。

<エジプト文化の起源とその変則性>
・神話・伝説とは過去に起こったことの具体的表現であると考えれば、1年に5日が加わったことについて、古代エジプトの5人の誕生神話ほど、これをうまく表現しているものはないだろう。時を司る双子のライオン神シュウとテフネトは、太陽神ラーの子だ(この「太陽」は、いわゆる太陽系の太陽ではなく、恒星シリウスなのではないかと私は思っている)。そして、彼らは、ゲブ(大地)とヌート(空)を生む、しかしラーの妻でもあったヌートは、夫に背いて弟ゲブと同棲する。ラーは妻の背信に怒り狂い、ラーの年の360日間、子を生んではならないと言い渡す。この命令は彼女にとって致命的な痛手となるところだったが、時の神、科学と数学の神であるトトがヌートを救う。彼は月とチェッカーの勝負をし、月の光の72分の1を勝ち取って「5日」の新しい日を作り「付加日」としたのだという。お陰でヌートは宿していた5人の神を、オシリス、ホルス、セト、イシス、ネフティス、という順で5日の付加日に生むことができた。

・そして、付加日に祀られた5柱の神々はシリウスと強い結びつきを持つということが、古代エジプトの様々な資料から読み取れることから、こう推論することができるだろう。大犬座の中で青白く明るく輝くその星シリウスこそが、この天界のドラマの、3番目の、しかしおそらくは最も重要な登場人物だったのだと。

・アトランティス滅亡の原因に関しては諸説あるが、最大の原因は地球と小惑星との衝突による地軸の傾きではないかと思われる。なお、先史時代の地球にアトランティスのみならずいくつもの先進文明が存在したことも忘れてはならない。

・興味をお持ちの方は、拙著『The pachats and The crystal people(1991) 』を参照されたい。この発掘から得られた情報を、完全な形で収録してある。また本書には、パシャト(ライオンの形をした異次元の時空に住む知的種族)及びシリウス連星系におけるパシャトの古くからの隣人クリスタル人と著者とのテレパシー交信記録を紹介してある。テーマは差し迫る極変動、科学とオカルト、地球における動物の役割、“宇宙警察”、非友好的なエイリアンの見分け方とガードの方法など多岐にわたる。

<シリウスから受け継いだもの>
・シリウス・エネルギーを探求してみたいと思われる読者は、The Lion people(1988)に実際の応用方法が詳述してあるので、是非そちらをお読みいただきたい。本書には異次元時空にすむライオン族(パシャト)と著者のテレパシー交信記録を収めるとともに、パシャトの存在とそのメッセージの信憑性を証明する様々な証拠—―歴史資料、古代の秘儀、芸術、人類学、天文学などからの—―をあわせて紹介してある。

<ライオンの力>
・シリウスとネコ科遺伝子との関連は奇妙に見えるかもしれない。ただ現実として、古代エジプトには、猫やライオンがいかにも目立つのだ。なぜなのか?この理由が分かったのは、シリウス魔術に関わりを持つようになってからのことだった。『死者の書』、ピラミッド・テキストなど古代文書をきちんと読めば、その理由はそこに詳らかにされているのだ。もっとも、ライオンのテーマが奏でられたのはエジプトだけではなかった。インダス文明をはじめとする、様々な「失われた文明」にもライオン神は登場する。古代人がライオンに注目したのは、必ずしもその強さや勇敢さだけが理由ではない。秘境的レベルにおいて、すべてのライオン信仰はシリウス的含蓄を持つのだ。
 我々地球人類にとってのライオンの重要性は、シリウス系にライオン族が住んでいた(あるいは住んでいる)という説を認めるか否かによって決まるのではない。もっと深い含みがある。それは太陽系の生みの親であるシリウス人から、我々が受け継いだ遺伝子に共鳴する何ものかなのだ。もしホイル教授の、宇宙にはミクロの有機生命体が偏在し、地球にも絶えず侵入しているという「パンスペルミア説」に多少の真理があるとすれば、地球人に伝えられた地球外遺伝子はシリウス系の他にもあるということになるのだろう。しかし、少なくともシリウス遺伝子を確実に持つ我々にとって、最も強いのは猫・ライオンそしてクリスタル人の血なのである。

・古代エジプト人はライオンの重要性について、またどのような形でライオンが地球に影響を与えるかについての手掛かりを残してくれている。その最も明瞭な表現がセクメトという女神のパーソナリティと機能だろう。

・すべてのライオン神がセクメトのような火の激しさを持つわけではない。

<シリウスと「付加された5日間」に祀られた5柱の神々>
・トトはオシリス一家より先にエジプトにやって来た。ではなぜトトが先なのか。ちょっと推理を楽しんでみよう――—―最初のトトが「古い国」からエジプトにやって来たのはオシリス一家(付加された5日間に祀られた神々)のエジプト到着よりかなり以前のことだった。彼はエジプトで心血を注いで、後に彼の名前を冠することになる医者・科学者からなる神官組織を作り上げる。しばらくの後、トトのお陰で高度な知識を身につけたエジプト人たちは、天体観測などによって、地球に異変が迫っていることを知る。彼らは「古い国」からの神官たちと協力して、植民地に避難所を求めている王族たちを迎え入れることにする。
 いよいよ異変の予兆が見え始めると、その王族たちすなわち女王イシス、夫であるオシリス、息子ホルス、妹ネフティスの5人が、彼らの新しい住まいとなるエジプトに到着した。ところが一行が到着してまもなく、太陽系全体を巻き込んでの天地を揺るがす大異変が起こった。地球の気候は激変し、太陽と地球との位置関係にも変化が起こり、何と1年に5日も余分な日ができてしまった。

<『死者の書』>
・エジプト人は宇宙を3つの部分に分けた。天、地、そしてドゥアト(冥界)だ。それぞれには特定の種類の神々が住んでいた。「天」の概念は時代と共にその時代の流行にあうよう少しずつ変化した。

・ところで「天」には神々の他にも、様々な階級の「神に準ずるもの」が住んでいたらしい。例えば、「シュムス・ホル」と呼ばれるホルスの弟子たち、これはキリスト教の天使のような存在で、ホルスの玉座に侍って護衛をつとめていた。それから、「アシュム」というエーテルのような存在、また「ヘンメメト」という。これからの人間化を待っているか、あるいは既に人間に転生した存在も住んでいたとされる。

<連星シリウス>
・では、シリウス星人の方はどのような容貌をしていたのだろうか。人類以外の種族もいたのだろうか。これは心霊学会ではよく議論されるテーマだ。最近のある雑誌の記事によればシリウスには「2種族」がいたという。そのうち一つが人類であり、他の一つはある種の動物だという。
 人間の方は「髪はブロンド、目はラヴェンダー」だという。これは心霊学会で「イシュナ」という名で知られている「クリスタル人」と同一視できる。クリスタル人というのは高い文明を持つ極めて美しい人種で、シリウス系の惑星に住むとされる。彼らの住む惑星が水晶でできているところからクリスタルという名が付けられたという。男性と女性が存在するが、それぞれに女性面と男性面が完全なバランスを保っているため、我々地球人には外見からは男女の区別がつかないという。このイシュナの星に隣の惑星から移住してきたのが、古代エジプトのライオン像を思わせる別の種族だということになっている。

・イシュナは我々とは異なった次元、言葉を換えれば異なったタイム・ゾーンに存在すると考える研究者もいる。それを我々の「未来」だと考えることも可能だ。もちろんこの「考え」はきちんとした説明がなされるまでは単なる推理の域を出るものではない。

・古代エジプトにおけるライオンの重要性を裏付ける証拠は膨大な量になる。何よりも頭部が人間、胴体がライオンという、あのスフィンクスそのものが動かぬ証拠だろう。

・結論を出すには証拠が不十分であり、直観に頼るしかないが、私の直観ではシリウスに住む2大種族とは、美しい人間とライオン(パシャト)だと言える。ただ、ライオン族がかつて住んでいたとされるシリウスBの周りを回る衛星には、高度な進化を遂げた植物と両生類が住んでいたとも言われる。となるとシリウス系には知的生命体の住む星がまだほかにもあるのかもしれない。
 さて、ここで注意しなくてはならないのは、論理的推論と空想とを混同しないということだ。その上、今我々が扱っている時間の概念は、普通の歴史学のものさしとはかなり違っているという点にも留意しなくてはならない。例えば、ライオン伝説は「シリウスB衰退以前」の出来事だ。我々のものさしでは数百万年単位の話になるだろう。彼らは今もどこかで、あるいは我々の宇宙とは違った次元の宇宙で生きているのかもしれない。

・各種の資料から判断して、イシス、オシリス、ネフティス、セト、ホルスの5人がシリウスからやって来た神々であることに間違いはないようだ。では、アヌビスはそしてトトは、どのようにしてこの5人の中に入り込めるのだろう。アヌビスもトトもエジプト神話では重要な位置を占め、オシリス一家の欠くべからざる一員なのだ。
 アヌビスはネフティスによるオシリスの息子だと言われる。

・ドゴン族の天文学上の知識はシリウスに関するものばかりではない。望遠鏡を使わないと見えないはずの木星「ドナ・トロ」の4つの衛星「ドナ・トロ・ウヌス」(ドナ・トロの子供)についても、土星の輪についても知っている。彼らは土星に「場所を限る星」という呼び名を与えているが、これは占星術の立場から見ると実に適切な呼び名なのだ。
 さらに、彼らの知識は人間の循環器の構造、地球以外の天体に住む生命体について、と実に広い範囲に及ぶ。そして彼らはこの膨大な知識は、何世紀も昔にシリウスからの訪問者が授けてくれたものだと主張する。彼らが遠い昔シリウス星人から教わったという伝承では、宇宙には生命の住む星が幾つあり、それらの知的生命体は必ずしも人類とは限らないという。第4の地球には人類(すなわち我々)が住んでいるが、第3の地球には「インネウ・ガンムルグ」(角のある人=半人半獣のサチュロス?)、第5の地球には「インネウ・デュログ」(尻尾のある人=猫族?)、第6の地球には「インネウ・ブンモ」(翼のある人)が住んでいるという。

<先王朝時代の遺産>
<5柱の神々はシリウスから来た異星人だったのだろうか?>
・エジプト学者と呼ばれる人々の間では、王朝期以前のエジプトに進んだ文明のあった証拠はないというのが定説となっているようだ。では初期王朝時代のエジプト人はいったいどこから、また誰からこれほど高度な数学や天文学を学んだというのだろうか。もちろん、これを、自然の数学発達のプロセスが生み出した結果だ、と言うことは可能だ。

・しかし一方で、過去のある時点において地球は地球外空間から見られていた、という可能性も検討されるべきではないだろうか。となると、我々は今や超能力者や精神のタイム・トラベラーたちと一緒に自由に想像力を駆け巡らせることができるのだ。エジプトの進んだ文明のブレーンは実はアトランティス人だったのではないか。シュメール伝説に登場する鱗のついた宇宙服を着たオアンネスとは?それとも地球外生物(ET)との遭遇?それもシリウスからの?もし地球の歴史上のある時点でシリウスとの接触があったのならば、それはアトランティス文明の黎明期であり、シリウス人が宇宙に関するあらゆる知識を授けた相手は、アトランティスの科学者たちだったのではないだろうか。

・3番目の可能性だが、科学的にはこれが最も受け入れやすいかもしれない。「時間を超越した実体」(すなわち宇宙の創造者)が人間の姿をとった時、その一人の遺伝子に突然変異が起こった。その遺伝子は休眠遺伝子(対立遺伝子?)として彼の子供たちに受け継がれた。そして今やこの遺伝子は地球の隅々まで広がっている。この遺伝子こそがやがて来るべき地球の大変動に耐えて生き残れる人とそうでない人を分ける決定的要素なのだ。しかもその大変動の影は既にゆっくりながら地球にしのびよっている。

<監訳者解説――イシスのベールを脱がせるために 荒俣宏>
・たいへんな本を読んでしまった!というのが、解説を仰せつかった者の偽らざる第一声である。マリー・ホープの『シリウス・コネクション』は、それほどにすごい。すごいというよりも、超絶的というべきかもしれない。生半可な常識ではついていけないのだ。

・しかもその結論がすさまじいのだ。そう—―エジプト文明は、シリウスという星に関する科学的知識を具えた渡来人(?)により、突如として開花したものだという。エジプト文明は最初から完璧だった。

・これがホープ女史のテーゼである。しかも、彼女によれば、多々ある地上の古文明は遡れば同一の起源に行き着くという。これを立証するものが、世界各地に発見されるエジプト神やエジプト神話の痕跡なのだ。名づけて「シリウス・コネクション」とは、彼女の発想に潜んだ、まことに宇宙的な展開を象徴して余りある。

・ホーブが次に注目するのは、いったい何時ごろエジプトの超文明が成立したかという点である。これは換言すれば、誰が超文明をエジプト人に教えたか、という設問にもなる。なぜなら、ホルスをはじめエジプト神の多くは「青い目」をもち、「金髪」すら生えているからである。これは褐色の目と黒い髪をもつ土着エジプト人の特色から大きくかけはなれている、とホープ女史は指摘する。ここで手掛かりになるのが、エジプトの神々にまつわる世界的な比較研究なのである。彼女は、まず軽い筆致で、時のトトが「蟹」と深くかかわっている事例を示し、ヘリアカルライジングのとき太陽が「蟹座」にあった時代はいつかを考えていく。すでに書いたが、十二宮は一定の年数ごとに一宮ずつズレていくのだが、さて、「蟹座」の時代を計算すると、なんと伝説のアトランティスが水没した時代との関連が浮上するのだ。

・ここからホープ女史の力業となる。たとえばエジプト神とのかかわりをもつ土地を探るとしよう。このひろがりがどこまで行くかといえば、西は海をわたって南北アメリカ大陸、東はインドから中国に及ぶのだ!エジプトの主神イシスの足跡をもとめて世界中の神話を渉猟したユルジス・バルトルシャイティスによれば、「———さて、この時、驚くべき現象が生じた。遡って過去を探る視野が拡がるにつれ、エジプトがあらゆる所に立ち現れてきたのである。エジプトの神々が方々に姿を見せた。それも、実際にそれらが信仰されていた古代のローマ植民地にかぎらない。探索と発見が進むにつれ、うんと遠い土地、例えばインド、中国、メキシコにまで、エジプトの神々が見つかったのである。ヨーロッパでも、紀元前2千年頃、イシスとオシリスがみずからゲルマニア、イタリア、フランス、イスパニアへやって来たと主張する歴史家が出た。さまざまなイシス・オシリス信仰が中世の末期まで行なわれた。あたかも、数多い方策によってエジプトが蘇り、今は柱廊も墓地も砂に埋もれてその聖典もまだ読み解けぬ古代エジプトの上に重ねられたかの如くであった」

・たとえばイシス女神が中国でみつかったという話にしても、かすかな証拠は残っているのだ。中国にはピラミッドによく似た9層の塔がある。9層の塔はむしろオベリスクに似て尖塔じみているではないか、という人のために書くと、古くはピラミッドも四角錐形でなく尖塔形と考えられ、17世紀までの図ではたしかに塔のように尖っていたのである。

・現在この『シリウス・コネクション』が欧米で多くの読者を獲得している理由のひとつが、この実践提示にある。かつてピラミッドやエジプトの神々の秘密に挑んだ研究家は多く存在した。

・彼女は、セトのような邪悪な神のふるまいを、「場所を間違えたエネルギー」と呼ぶ。このエネルギーの氾濫を回避することこそ、古代の宗教儀式がめざした目的なのだ、と。そこにイシスの女性原理が発動する。またイシスの発する声、光、波動などもそのために利用された道具である。ホープ女史はいう。
「あるエネルギーはある特定の周波帯でしか機能しないという法則を思い出してほしい。もちろんこの前提を変えれば問題は解決する。しかし宇宙の法則と完全に調和を保つイシスにはその法則に背くことは許されない。だから十分な数の地球人が地球というものの本質に目覚め、これまでの自分たちがしてきた破壊的行為に気付くまで、イシスは待たなければならない。この『目覚め』が、今この時代、我々の地球で起こりつつあるのだ」

・もちろん、本書は我々の目覚めを助けてくれる有力な指針だが、ひとつだけ指摘しておかねばならないことがある。それは、ホープ女史が「エジプトにシリウス文明をもたらした者」たちをアトランティス人であると述べている部分である。彼女はときに、それをシリウス人であるかもしれない、と書いている。この部分を字義通りに解釈すれば、あたかもデニケン説のようにシリウス星人が地球に飛来したかのごとく思えるだろう。あるいはまた、チャーチワードのように、水没した古代大陸の遺物を実際に掘り出してみせるかのごとく思われるだろう。
 だが、ホープ女史はアトランティス人やシリウス人の意味に関し、それぞれきわめて精密な著作を発表しており、その内容を踏まえた上で発言しているのである。

・ただし、イシスを覆ったベールの奥からは、実体をもったシリウス人たちが、いずれは現れるだろうけれど。いずれにせよ、大変な著作が日本語に移されたことを喜びたい。



『女神イシスの降臨』
古代エジプト神話の謎に迫る
大川隆法   幸福の科学出版   2011/8/9



<女神イシスの正体は、琴座、ベガ星出身の神秘の女神であり、古代エジプトの実在の歴史上の初代の王とも呼ばれているホルス王の母でもある>
・また、「オシリスの復活信仰はイエスの復活信仰の原型であり、古代エジプトに流れる、この神秘思想がキリスト教に流れてきた」という考えもありますし、「転生輪廻の思想も、このあたりから始まっていて、それが仏教に入っている可能性もある」という考えもあります。

・ハトホルとこのイシスとを、ほとんど同一視するような見方もあります。

<夫であるオシリスの腹違いの妹だったイシス>
<オシリスとイシスの子ホルスはエジプトの覇権を確立した>
<天照大神(あまてらすおおみかみ)とイシスの深い縁>
・天照大神は日本担当、イシスはエジプト担当として下りた。

・天照大神とイシスは「ベガの女王」。

・プレアデスは“顕教”ベガは“密教”を担当している。

・ケンタウルス座α星人の中には、映画「猿の惑星」に出てくる、猿が人間になったような外見の者もいる。



『世界文明の「起源は日本」だった』
巨大地上絵でわかった 
ついに開いた!世界史のびっくり箱
大国主=神武天皇=イエス・キリストの衝撃!
次々と特定される驚天動地の解き明かし
上森三郎&神部一馬  ヒカルランド  2013/7/12


<大国主=神武天皇=イエス•キリストの衝撃!>

◎ 3500年前にモーセが日本に来た
◎ 古代日本の基礎を作ったのはモーセだった
◎ その後イザヤが契約の箱を剣山に運んだ
◎ ウガヤ王朝は紀元前660年から始まった
◎ 神武天皇はイエス•キリスト
◎ 神武天皇即位の紀元前672年は西暦57年のこと
◎ イエスの血を引く卑弥呼は世界のスメラミコトだった
◎ 卑弥呼の役割はモーセとイエスの墓守り
◎ 物部氏はレビ族の末裔だった
◎ 蘇我馬子の名はキリストの暗示
◎ 天照大神とはアブラハムの父祖御テラのこと
◎ 本書はイスラエルの失われた10部族の完成版ともなる

幾重もの封印を超えて本物の歴史の目がとうとう開かれる
21世紀の黙示録がここに始まる!

<モーセ以来3500年ぶりにヤハウエから契約を迫られた男
「上森三郎」が明かした驚愕の超真相とは?>
空海と卑弥呼が告げた緊急メッセ―ジを解読した
「現代版モーセの物語」がここに始まった!

◎ モーセとイエスは日本で理想の国造りに生涯をかけ、骨を埋めた
◎ 「失われた10部族」は古代日本で国造りをした!
◎ 聖書が明かす「東の海に囲まれた島々」とは日本だった
◎ シュメール文明は日本がルーツだった
◎ エジプトのピラミッド文明も日本が発祥だった
◎ イスラエルの12部族は日本への里帰りだった
◎ 「モーセの契約の箱」は剣山から兵庫県埴岡の里に移された
◎ 兵庫県の朝来市生野町と神崎郡神河町が世界の聖地になる
◎ 失われた契約の箱と聖杯はそこから出土する
◎ カゴメ唄のかごめの中心点は八幡山ピラミッドだった!
◎ 婀月山が卑弥呼の古墳だった
◎ 空海の「ひな型日本の巨大国仕掛け」がとうとう浮かび上がった

<八幡山ピラミッド>
・空海が作った亀の岩が掘られた巨石をはじめ、入口付近の役行者の安置された巨石、そして中腹の巨大な岩といい、この山は明らかに人工的に作られた山、つまり古代ピラミッドか、または巨大な古墳か、そのどちらかであろう。阿比留草文字や豊国文字などの神代文字といい、全世界から見つかっているペトロフラフといい、酒井が特定した2万年以上前のピラミッドの存在といい、日本の太古には高度な文明が存在していたことがほぼ明らかではないだろうか。

・どうも古代人は、現代人の思考が及びもつかない高度なテクノロジーを備えていたようだ。実は、紀元前3800年頃、歴史上に忽然と登場した古代シュメール人もすでに1日24時間、1時間は60分とする60進法を使い、なんと日食や月食が起こる期日を知っていたというのだ。この古代シュメール人とはいったい、どこから現れ、どこに消えたのか?それを上森は明らかにする。
 上森は、このピラミッドが建設されていたという八幡山で卑弥呼が祈っていたとの啓示を受けた。そして、この八幡山ピラミッドを中心に半径10km以内に神社の造りに見られるような神道の原型モデルが再現されているというのだ。

<古代ユダヤと日本は密接に関係していた>
<膨大な私財を有していた渡来人秦氏によって、日本の神社仏閣が創建された>
・「これを解く鍵は西宮市の市章です、なんと意味深なデザインでしょうか。古代ユダヤや大陸から日本に着いた航海航路の邪馬臺国への最終港が西宮であり、最終港は始発港でもあるのです。卑弥呼たちもこの始発港を使い、中国遼寧省の千山をめざし、航海したものと思われます。
 この西宮には創建不詳と言われる七福神をお祭りするえびす神社の総本社がありますが、先人たちはこのことを祀ったのでしょう。この神社の拝殿には10支族のヨセフの部族の紋章とされるユニコーン(一角獣)が祀られていることからも古代ユダヤとの関係が裏付けられます。

・ユダヤのダビデの星の中に書かれている文字は西という字ですが、私には弓偏に田と書いて、「西の方角にユダの国がある!」と教えている気がしてなりません。実は私に聞こえてくるメッセージでは、「七福神は日本に福をもたらした人たちですよ」と告げています。
 福禄寿と寿老人のお爺さんはモーセで、大黒様はイエス・キリストで………、皆さんユダヤの人たちがこの港から上陸して、宝塚を通って三田、篠山、春日を経由して福知山を通って、粟鹿を通って生野、神河町の聖地である埴岡の栗まで行ったのです……と。
 どうしてユダヤの人たちが……と奇妙に思われるかもしれませんが、ユダヤの人たちのルーツがこの神聖なる日本であり、その聖地が、八幡山を中心にして半径10?の圏内に鶴や亀や龍などの壮大なスケールの巨大地上絵を作って神様を崇め、なんとユダヤの人たちが神と崇める一対の巨大なメノラー(神の木)も作って祀っていたではありませんか。

・確かに伊勢神宮の灯籠や本殿に刻まれたダビデのマークにしても、西宮市の市章にしてもダビデの星にそっくりだ。日本古来の神社を建築したのは、物部氏や秦氏と言われる。
 特に秦氏は八幡宮や稲荷神社、金毘羅神社、日吉神社、白山神社など、全国規模の神社のほとんどを建てたとされる。
 聖徳太子のブレインとなった強大な権力を誇った秦河勝は、平安京の造営と遷都にも私財を投入。また、エジプトのクフ王のピラミッドや始皇帝陵よりも広大な世界最大の規模を誇る仁徳天皇陵も秦氏が建設したことが判明している。

・このように膨大な私財を秦氏は有していたわけだ。この秦氏は、中国の秦の始皇帝のブレインとされ「万里の長城」なども建設したようだ。驚くべきことにこの始皇帝をはじめ、秦氏のルーツはイスラエル10支族の末裔との説が有力だ。どうもこの始皇帝の父は、呂不韋(りょふい)という豪商で、ユダヤ人だったようだ。

・始皇帝の命を受けて、不老長寿を探しに「東の蓬莱島」(日本)に来た「徐福」にしても、呂不韋にしてもユダヤ人で秦氏だったというのが真相らしい。
 秦氏は、紀元前3世紀あたりから日本列島に住み始め、弥生時代後半から平安時代初頭までには、都市造りや治水、灌漑、土木工事などの技術を持った技術集団数万人が朝鮮半島の百済を経由し、日本に移り住んだことが史実からも明らかとなっているのだ。
 前出の『日本とユダヤのハーモニー』の著者・中島によれば、「国立民族学博物館によれば、縄文晩期の人口は7万6000人前後と推定されるので、こうした秦氏などの渡来人は100万人から150万人が移住したと考えられます」というのだ。
 この渡来人が帰化し、先住民と混血しながら、同化し、奈良、平安の文化を生んでいったと考えられる。となれば、彼らのルーツであるユダヤの神秘思想カバラを使い、国造りを行い、日本全国に神社を配置したことは納得がゆくのだ。

<古代ユダヤは日本がルーツだった/神武天皇=イエス・キリストの衝撃!>
<モーセとキリストは日本で死んだ!?>
<イエス一行は理想の国家を創るために、日本の出雲へ戻ってきた>
・2011年の春、上森は、なんとあのモーセの神霊と称す存在から驚嘆するメッセージを授かっていた。これまで全世界中の人間が学んだ歴史とは、まったく異なる歴史があることを告げられた。上森にアドバイス、メッセージを伝える人々の協力があって、このドキュメントの謎が解けてきたことは度々述べた。

・この仙人が果たして何者かはわからない。しかし、上森に以下のことを告げてきたのだ。
 キリストはイスラエルのガリラヤで生まれ、御霊の故郷である日本のスメラミコトに会うために日本に帰り、そしてスメラミコトの命を受けてインドを経由してイスラエルへ向かった。
 伝道しながら、故郷に戻ったのだが、迫害にあってしまった。ここで弟イスキリが兄キリストの身代わりになった。イエスとその弟子たちは、シルクロードを通って朝鮮半島の手前まで帰ってきた。彼らが一時を過ごした場所が蓬莱仙境で、仙人に教えを請うたところが千山だった。
 イエス一行はモーセを信仰する人たちの協力のもと、理想の国家を創るために日本へ戻ってきた。そしてその地こそが出雲の国だったというのだ。
 なんと上森が啓示を受けたイエスの生涯と、前出の竹内文書に記載されるイエスの生涯がかなり酷似するのだ。

<青森・戸来村にはキリストの墓があり、東北の一戸、二戸から十戸までの地名は、イスラエルの失われた10支族を指している>
・ところが、青森の旧・三戸郡戸来村にはこの歴史を裏付ける遺跡がある。
 この現在の新郷村では、公式に「十来塚がキリストの墓である」と公表しているのだ。なんと、弟イスキリの墓もあるという。実際、戸来という地名はヘブライを指し、東北にある一戸、二戸、三戸から十戸までの地名は、イスラエルの失われた10支族を指しているという説もある。
 また、地元で行われる「ナニャドヤラー ナニャドナサレノ」という意味不明のお祭りは、ヘブライ語で解読できるというのだ。
 この掛け声は、こうだ。
 ナニャド ナサレテ ナニャドヤラ
 ナニャドレヤ ナサレデ ノーオ ナニャドヤレ
 ヘブライ語翻訳家の青木遺作氏の解析によれば、ナギャド(王子)、ヤ(神)、ラ(見る・啓示を受ける)、ラヨー(神)、ナサレ(ナザレのイエス・キリスト)の意ではないか。つまり、「神の子、その神を見よ、ナザレの王子、身代わりになった神の子、神を見よ」と解読できるというのだ。
 実際、毎年、この地では村ぐるみで「キリスト祭」が行われ、イスラエル大使館関係者も集まり、盛大に行われているというのだ。
 さらに前出の謎の文献、『竹内文書』には、まさに「キリストは118歳まで八戸太郎天空坊、戸来天空坊として名乗ることもあり、長生きし、3人の娘をもうけた」ことが記載されているという。

・竹内文書とは、今日の歴史学のアカデミズムから信憑性を否定された文献だ。
 実は、このイエスが青森で没したという説は、竹内文書を世に公表した竹内巨麿が昭和10年、現地を訪れ、イエスの墓であることを明らかにしたものだった。
 しかし、超古代史研究家の間では、キリストの墓が日本に存在することや、日本に古来、スメラミコトが存在し、天照大神以前の神々の膨大な系図があることなど、すでに周知の事実だ。
 また、1万年続いたという縄文時代、またはそれ以前に、アヒル文字やカタカムナ文字などの神代文字が複数見つかっており、日本に高度文明があったことがほぼ確実なのだ。世界中から人が集まる熊本の幣立神宮は、創立は1万年以上前に遡るという説もある。

・琉球大学の地質学の権威・木村政昭教授は、台湾沖から与那国島あたりにかけ、1万3000年前に水没したとされるムー文明時代の古代の城壁や回廊などを発見、これを公表した。
 前出の酒井は、広島の葦嶽山のピラミッドは2万3000年前に作られたと主張したことは前述した。
 残念ながら、日本のアカデミズムの古代史の概ねの研究家が、「縄文時代は狩りが中心で、木の実を食す縄文人が1万人くらい日本に住んでいたらしい」程度の認識しか持っていないのは嘆かわしい。

<秦氏はキリスト神社として和歌山に糸賀稲荷神社を建てた>
・そこで、パソコンを開くと、稲荷神社の成り立ちについての情報が飛び込んできた。これは、『日本の中のユダヤ文化』(学研)を著した前出の聖書研究家、久保有政のページだった。
 日本の国造りをしたキリストを祀った日本で初めての神社は、稲荷神社であるというのだ。久保によれば、景教(ネストリウス派・東方キリスト教)では、キリストのことを、しばしば「JNRI」、あるいは「INRI」と表現するという。これを読むと「インリ」、すなわち「イナリ」となる。“稲荷”は当て字というのだ。
 安閑天皇の時代に、秦氏はキリスト神社として稲荷神社を建てた。最初に建てられた稲荷神社は和歌山県有田市の糸賀稲荷で、この地方は現在も“王子信仰”が盛んな地だという。建立時の稲荷神社は霊験あらたかで、瞬く間に日本全国へ広がったというのだ(狐が祀られるようになったのは、後の8世紀になってからで空海によるという)。

<邪馬台国は邪馬臺国と書き、<モーセの律法を第一とする国>すなわちキリストが造った国である>
・モーセとキリストが日本を訪れ、理想的な国造りを行ったとする根拠としては上森は、2012年2月、丹後半島にある竹野神社を訪れ、再度知らされることになった。

・「私はこの2年半で沢山の神社やお寺などを走らされましたが、このような彫刻を見たのは初めてでした。しかし、わが国の歴史において、重要にして重大な神社であることがわかったのです。魏志倭人伝に書き記されたこの国の呼び名は、邪馬臺国ですが、この読み方を私に、『シャモイッコク』と読みますと教えてくれたのです。
 邪……しゃも、これを右から読むと(ヘブライ語は文字の暗号化の一つとして逆さ読みする手法がある)≪もーしゃ≫、モーシェ、モーセだとわかったのです。
 つまり、邪馬臺国とは、<モーセの律法を第1とする国>であり、キリストが造った国であると教えられたのです。
 またキリストはイコール、神武天皇であるとも知らされました。立派な門に彫られている≪ブドウ≫は、イスラエルの11番目の部族のエフライム王を表し、≪狐≫は、キリストを表していたのです。

・キリストを祀った稲荷神社には狐が奉られていることでも裏付けられます。
 そして、伊勢神宮から生野へ伸びる生命の木(カバラ)のセンターラインにある千ヶ峰の先は、中国遼寧省鞍山市の千山ですが、ここに祀られている額の長いお爺さん(仙人)こそが、実は、モーシュ(モーゼ)だったわけです。お爺さんはひょうたんが付いたヘビの杖を持っていて、その下には、仙人の使いである稲穂をくわえた鶴と三束の粟の穂をくわえた鹿がいました」
 モーセとキリストが日本の国造りを行ったというのも驚天動地だが、キリストが神武天皇だったという説も仰天しないではいられない。藤原不比等が編纂した日本書紀には、神武天皇の即位は紀元前660年と記されているからだ。

<地球上の人々のために世界平和を祈り、神と交信できるスメラミコトこそが天皇!>
<卑弥呼の神霊が≪私が何を成したか、世界中の人たちに伝えてください!≫と告げた>
・ここで活躍するモーセは、3500年ほど前、多くの民を従え、この千山に留まった後、日本で骨を埋めた可能性が高い。実際、石川県の宝達山の三ツ子塚古墳は3つ連なっており、一つはモーセの墓で、残りはモーセの妻の騾馬姫と孫の墓であるとの伝説がある。
 また、鳥取の馬ノ山古墳群は古代モーセを信奉する人々が居住していたというのだ。



『「ピラミッド」の謎』  失われたメシアの神殿
フリーメーソンのカッバーラで読み解く未知なる第三玄室の正体と大嘗祭の秘密
飛鳥昭雄・三神たける  学研  2010/1



<絶対神ヤハウェと出雲族>
・古代エジプトからイスラエル人を導いた絶対神ヤハウェは、しばしば雲として姿を現した。昼は雲の柱、夜は日の柱となって道標になった、と『旧約聖書』にはある。モーセが十戒を授かったシナイ山でも、神が臨在する山頂は雲で覆われ、雷鳴が響きわたった。雷雲は神の顕現の証であり、それは十戒石板を収めた契約の聖櫃アークでも同様だ。契約の聖櫃アークに神が宿ると、移動式の神殿である幕屋の上に雷雲が現れた。
 これらの情景をすべて表現したのが、実は神社なのである。日本人は見慣れているせいで、まったく意識していないのだが、神社の拝殿は臨在の幕屋を象徴しているのだ。
 まず、幕屋の名にあるように、神社は祭礼のとき、社殿を幕で覆う。神の臨在のしるしとなる上空の雷雲は、巨大な注連縄である。大根締めとも表現される太く大きな注連縄は、雷雲を表現しているのだ。その証拠に注連縄の間からは雷の稲妻を示す白い紙垂、雨を示す縄が垂れ下がっている。
 祈願するときにお賽銭を入れる箱は契約の聖櫃アークの象徴であり、その上にある鈴は雷鳴となる音を出し、それを鳴らすための綱は、まさにイスラエル人を導いた雲柱にほかならない。
 このように、神社における雲は、みな絶対神ヤハウェの象徴なのである。このことを示す名が「出雲」である。天津神を奉じ、天照大神の子孫と称する天孫族に対して、国津神を奉じる出雲族はスサノオ命の子孫を称す。天照大神が太陽神であるのに対して、スサノオ命は嵐を呼ぶ荒神である。それゆえ、太陽の輝きを隠す雲は、天孫族に対抗する出雲族のシンボルと見なされてきた。

・天照大神はイエス・キリストのことである。天照大神を天照大神たらしめる天岩戸開き神話は、イエス・キリストの死と復活の場面を描いた物語にほかならない。天岩屋にお隠れになった天照大神とは、死んで横穴式墳墓に葬られたイエス・キリストであり、常世の長鳴き鶏はペトロの鶏、裸踊りをした天鈿女命(あめのうずめのみこと)は娼婦とされたマグダラのマリアを示す。天岩戸から出てくる際、八咫鏡に写った天照大神の姿は、性的に鏡像反転した男神を暗示し、かつ、その八咫鏡を吊るした真賢木は、イエス・キリストが磔になった十字架を示しているのだ。
 これはイエス・キリストを信じるユダヤ人原始キリスト教徒である秦氏が渡来し、ユダヤ教起源の神道をフォーマットしていく過程で、かってパレスチナでも同様なことがあったように、保守的なユダヤ教徒たちが反抗。やがて、雲をヤハウェ顕現のシンボルとする出雲族と呼ばれていったのである。
 いずれにせよ、神社の構造は出雲族の影響を強く受けている。神殿構造を分析するに当たって、出雲というキーワードは意外なことに、かの大ピラミッドの謎も解き明かすことができるのだ。

<上古出雲大社と第三玄室>
・しかし、八雲をヤー雲、すなわちヤハウェの雲と考えれば、ヤハウェの神殿である大ピラミッドに関する謎かけであると想像してみたくなる。というのも、頂上部にある第三玄室と第三重力拡散の間の高さは約288メートル。そう、ちょうど、96丈なのである。
 しかも、第三玄室には、そこにいたる大回廊が存在しない。この世ではなく、あの世の神殿だとすれば、対応する上古出雲大社が実在しない理由も納得がいく。

・第一玄室を今日の出雲大社であるとすれば、古代出雲大社と上古出雲大社は、それぞれこうなる。

出雲大社:第一玄室御子:ヤハウェ=イエス・キリスト

古代出雲大社:第二玄室:聖霊:コクマー=ルーハ

上古出雲大社:第三玄室:御父:エル・エルヨーン=エロヒム

 ご覧のように、上古出雲大社は第三玄室、すなわち御父エロヒムの神殿とみなすことができる。『旧約聖書』と『新約聖書』を通じて、御父エロヒムは直接、人間と接することがない。カトリックやプロテスタントは御父をヤハウェと見なしているために、この重要なポイントがわからなくなっているが、カッバーラにおいては一目瞭然。第三玄室にいたる大回廊が存在しないのも、上古出雲大社が実在しないのも、それは御父エロヒムの神殿であるからにほかならないのである。

<大ピラミッドで行われた儀式と大嘗祭>
・古代エジプト人が日本人と似た思想をもっていることを指摘する吉村教授であるが、もうひとつ、三大ピラミッドを含めたギザ大地の遺跡が、伊勢神宮に似ているというコメントをしている。三大ピラミッドが定説でいうようなファラオの墓ではなく、死後の世界を再現した壮大な神殿であると主張する吉村教授は、内宮と外宮、別宮や摂社などを併せて125社から成る伊勢神宮の神域に、同じ神々の世界を見たのかもしれない。

・この疑問については吉村教授は、こう考える。古代エジプトでは、ファラオが死ぬと鳥のような姿をした魂カーは天空に飛翔して、オリオン座のダウトという領域にいたり、やがて神になると信じられていた。大ピラミッドは、そのための巨大な装置である。ファラオの魂が天に昇る際、玄室や大回廊、女王の間で儀式が行われた。しかも、それは東西ふたつ、両方の神殿で行われたに違いない、と。

<地底王国シャンバラ>
・ヒトラーが夢見たシャンバラとは、いったい何なのか。ひとことでいえば、それは理想郷である。かつて人類がなしえなかった楽園の名前である。そこに住む人々は、だれもがこの世の真理を悟り、高度なモラルのもと、争いのない社会を実現しているという。
 ただし、シャンバラは地上世界にはない。一般の人間の目から隠された聖なる場所、すなわち神々が住むヒマラヤの地下に存在し、その入り口は、はるかなる北の果てにあるといわれる。

・だが、しかし。こうした見解に対して、チベット密教の最高権威、ダライ・ラマ14世はシャンバラが実在すると断言する。たんなる象徴を超えて、リアルな世界として存在するというのだ。ここに密教の恐ろしさがある。

<チベット密教とカッバーラ>
・最終経典にシャンバラが説かれているように、シャンバラの存在を最初に説いたのは仏教の開祖、釈迦なのだ。釈迦は自ら、北の果てにシャンバラへの入り口があると説いた。なぜ釈迦はシャンバラの存在を知っていたのか。

<釈迦はセムメーソンだった!>
・神秘思想における樹木は、いうまでもなく「生命の樹」であり、カッバーラの奥義を示す象徴である。説いた教えがカッバーラの叡智と通底することを考えれば、釈迦がカッバーリストであり、預言者であったことは間違いない。神を信じ、神とまみえ、そして神の言葉を授かったフリーメーソンだったはずである。
 注意してほしいのは、ヤフェトメーソンではなく、セムメーソンだという点である。バラモン教はアーリア人の宗教であり、それを担ったのはヤフェトメーソンだが、釈迦はセムメーソンだった。

・モンゴロイドはアーリア系ではない。有色アジア系であり、ユダヤ人やアラブ人、そしてトルコ人と同じセム系なのである。したがって、釈迦がカッバーリストならば、民族的にセムメーソンだったと考えられるのだ。
 しかも、それだけではない、釈迦はシャンバラの住民と同じ血を引いていた可能性がある。鍵となるのは、釈迦族=サカ族を生みだしたスキタイにある。

<失われたイスラエル10士族はどこへ消えた?>
・ソロモンの死後、王国は分裂。紀元前925年、イスラエル10支族から成る北朝イスラエル王国が独立すると、残る2支族は南朝ユダ王国の樹立を宣言した。このうち、南朝ユダ王国の末裔が今日のユダヤ人である。
 問題は北朝である。北朝イスラエル王国は紀元前722年、メソポタミア地方に勢力を拡大してきたアッシリア帝国によって、あっけなく滅亡。国民は捕囚され、遠くユーフラテス河流域へ強制的に移住させられてしまう。それから約200年ほど、イスラエル10支族はメソポタミア地方に住んでいたのだが、先述したように、いつの間にか集団で姿を消してしまうのだ。

・さて、ここで思いだしてほしいのが釈迦族である。サカ族はスキタイ系騎馬民族の流れを汲みながらも、本流ではなかった。マガダ国の釈迦族はモンゴロイド、すなわちセム系だったことを考えると、何か見えてこないだろうか。
 そう、釈迦は失われたイスラエル10支族だったのだ。ガウタマ・シッダールタのガウタマが優れた牛を意味するように、釈迦は10支族のうち、雄牛のシンボルをもつガド族のイスラエル人だったのである。
 最終仏教であるチベット密教を奉じるチベット民族も、しかり。チベット人は、東に広がった失われたイスラエル10支族である。チベット系民族のチャン族やカレン族が、失われたイスラエル10支族であることは、今日、イスラエル共和国の情報機関「アミンシャーブ」の調査によって判明しているのだ。

<失われたイスラエル10支族の本隊がいる場所>
・スキタイによって連れ去られたイスラエル10支族とは別に、自主的に北へ向かった人々がいる。彼らこそ、実は失われたイスラエル10支族の本隊である。『旧約聖書』の外典には、こんな記述がある。
「彼らは、多くの異邦の民を離れて、人がまだ誰住んだことがないほかの地方に行こうと決心した。彼らはそれまで住んでいた地方では守ることのできなかった掟を、そこで守りたかったのである。彼らはユーフラテス川の狭い支流を通って入って行った。その時、いと高き方は彼らにしるしを行い、彼らが渡るまで、川のせきを止められた。その地方を通りすぎる道のりは長く、1年半に及んだ。その地方はアルザルと呼ばれている」(エズラ紀(ラテン語))第13章41〜45説)

・失われた10支族は、ユーフラテス河を遡行した。方角でいえば北である。北に向かって1年半、歩いた。真っ直ぐ行けば、行き着くのは北極である。極寒の北極圏にいたって、彼らは約束の地「アルザル」を見出した。そこで失われたイスラエル10支族は、神の教えを守り、大いに繁栄しているという。これに対応するかのように、『旧約聖書』には失われたイスラエル10支族に関する、こんな預言がある。
「見よ、わたしは彼らを北の国から連れ戻し地の果てから呼び集める」(「エレミヤ書」第30節8節)

・何か変だと思わないだろうか。アルザルの記述は、まるでシャンバラのようである。理想郷であるといい、地上のどこにもない点といい、入り口は北の果てであるという話まで、シャンバラそっくり。いや、文字通りシャンバラなのだ。はっきり断言しよう。アルザルとは、まさにシャンバラのことなのだ。
 失われたイスラエル10支族の本隊は現在、シャンバラに住んでいる。同じ失われたイスラエル10支族の血を引く釈迦は、その事実を知っていた。北の果てに楽園への入り口があり、失われたイスラエル10支族は、そこからシャンバラに入った。釈迦はすべてを見通していたからこそ、弟子に語り、その言葉は最終経典として残された。

<地球内天体アルザル>
・シャンバラは神秘主義者によって、しばしば地球空洞論と結びつけられてきた。地球の内部は伽藍堂のようになっており、内側には地上と同じような環境が広がっており、そこには人が住んでいる。彼らは理想社会を実現しており、ときどき地上に現れて人類を教化、指導しているという。

・では、シャンバラはどういう形で存在するのか。これを現行科学で理解するには少しむずかしい。まだ一般に認められていない現象を前提とするからだ。その未知なる現象とはプラズマ・トンネルである。
 プラズマとは気体、液体、固体に続く物質第4の状態で、原子を構成する電子と原子核がバラバラになった高エネルギー状態を意味する。プラズマの研究は現在、核融合をはじめさまざまな分野で進められているが、まだまだわからないことが多い。ちょっとした条件変化によって、プラズマが消滅したり、生物のような振舞いをしたりする。

<秘密組織フリーメーソン>
・詳細は既刊に譲るが、結果として、人類はノアの大洪水を生き延びることができた。箱舟がアララト山に漂着し、そこから出てきた4人の男、すなわちノアと3つ子の兄弟ヤフェト、セム、ハムは、ともに神聖なる預言の鍵を手にしていた。いわば預言者である。
 預言者の組織を「フリーメーソン」という。今日、世に知られる秘密結社としてのフリーメーソンは近代フリーメーソンである。1717年にイギリスで結成されたグランドロッジから派生した組織である。もっとも、アングラの偽フリーメーソンも多々ある。最近ではマフィアのフリーメーソンもあり、儀式や秘密の文言を共有し、それだけ見て判断する限り、承認されたフリーメーソンと見分けがつかない組織も多くある。

・だが、そうした近代フリーメーソンとは別に、本物のフリーメーソンがある。近代フリーメーソンが成立する以前にもフリーメーソンは存在したが、それとも違う。預言者の秘密組織としてのフリーメーソンが、実はこの地球上に存在する。主に密議宗教の祭司の組織という形で継承されており、それをたどっていくと必ずノアに行き着く。
 もちろん、ノアの先もあり、エノクを経て最後はアダムに遡る。人類最古のフリーメーソンとは、「アダムメーソン」である。エノクもまたアダムメーソンだ。
 ノアに至った段階で、アダムメーソンに大きな変革が起こる。「生命の樹」の象徴に応じて、預言者の奥義が3つの流れに分かれた。すなわち、ノアの3人の息子が独自のフリーメーソンを形成したのである。

・ヤフェトからは主に白人、アーリア系民族、コーカソイドが、セムからは主に黄色人種とユダヤ、アラブ系、モンゴロイドが。ハムからは主に黒人が派生していく。とくに、セムメーソンはカッバーラの重要な鍵を継承した。
 そして、セムの子孫からはアブラハムが生まれ、ヘブライ人が誕生した。セムメーソンは「ヘブルメーソン」となって、『旧約聖書』の預言者を輩出することとなり、『新約聖書』の時代にあってはバプテスマのヨハネはもちろん、イエス・キリストや12使徒らがカッバーラを継承し、今日に至っている。

<古代エジプトのカッバーラと三大ピラミッド>
・冥界の王オシリスは、姿を現さない至高の神エル・エルヨーンであり、慈悲の母神イシスは救世主、イエス・キリストを示し、隼の頭をもつホルスは、鳩という鳥の象徴で示される精霊ハールとなる。これを念頭に三大ピラミッドの神殿を対応させる、こうなる。

第一ピラミッド:慈悲の柱:御子:ヤハウェ=イエス・キリスト:イシス

第二ピラミッド:均衡の柱:御父:エル・エルヨーン=エロヒム:オシリス

第三ピラミッド:峻厳の柱:聖霊:コクマー=ルーハ:ホルス

おわかりのように、大ピラミッドはイシスの神殿となる。実際、大ピラミッドには「イシス神殿」が付随している。これは大ピラミッドそのものがイシスの神殿であるという認識が、古代エジプト人にあった証拠なのだ。




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