「東京の荒川って、大丈夫かなァ。この荒川が氾濫する時が近づいている気がしてならない」。(1) | |
[森羅万象] | |
2020年6月21日 7時8分の記事 | |
『月刊ムー 7月/2020 No.476』 <『緊急傾向‼ 松原照子の未来予言』 文月ゆう> <東京オリンピック2020延期と新型ウイルスによるパンデミックの大世見が的中‼ > ・東日本大震災を予言したことで、多くの人の注目を集めるようになった松原照子氏。じつはそれ以前にも、スぺースシャトル・チャレンジャー号の爆発事故やメキシコ大地震などを予言し、周囲の人々を驚かせている。 <2032年までに未曾有の災害が日本を襲う ⁉ 今年はすでに危険な時期に入っている‼ > <東南海が先か、それとも富士山か> ・私は今年(2020年)になってから「東海、南海が先か」「首都、首都周辺が先か」「富士山噴火が先か」を常に思うようになりました。M7.9の地震が同時に2回も起きたら、どれだけのダメージを受けるのでしょうか。今度大地震が起きると、ほぼ同時に同じクラスの地震が来そうに思えるのです。 広範囲が大きく揺れると富士山が大噴火するのではと、このことも大変心配になるのです。30年以内に南海トラフ地震が起きる確率は70〜80%に上昇しています。 首都直下地震が起きるとしたら、いつも書いているように、埋め立てられた場所は軟弱なために基本の地盤が最も大きく揺れると思っているのです。 東海地震、東南海地震の規模はわかりませんが30年を待つことなくやって来ると思ってしまうのです。30年後だと私は103歳です。 体験する確率は、30年後ならかなり低くなりますが最近は、私も体験すると思えて仕方がないのです。 今度大きく揺れると、静岡県のお隣の神奈川県から宮崎県までもが影響を受けることでしょう。 何故だか限界を超える日が近くなっていると思ってしまうのです。もうひとつ感じるのが2回に分けて大きく揺れると思っています。 南海、東南海地震との関係はわかりませんが、富士山も影響を受けるかもしれないのです。 ・「南関東も2021年まで、充分気を付けた方がよい」とも書きたくなった。歴史に名を遺す大地震は2029年までに2つは来る気がしています。 ・なお。2015年4月23日の記事には、こう書かれている。 「そういえば朝のテレビで、古文書に災害のことが書かれていて、東日本大地震・阪神淡路大地震・新潟大地震と同じ場所で、平安時代に地震が起きたと話していました。東日本大地震が起きてから9年目(2020年)あたりに関東大地震が来るのかなぁと、この古文書のその当時の出来事の文面から感じてしまいました。 <中央構造線と南海トラフが連動する ⁉> ・松原氏が近未来の大地震について書くときは、同時に「慶長」と名のつく地震にも触れることが多い。「宝永」という言葉も同様だ。 ・「日本列島の周辺は、今から250年から350年前の地層に近くなっていると、不思議な世界の方が話されています。「宝永」「慶長」この字も見えています」 ・「このところ慶長地震が頭の隅にあり、慶長地震がいつどこで起きたのかはわかりませんが、南海トラフと書くと頭の中で交じり合う気もしています」 ・「元号が慶長の時代に揺れていたら、そのときと同じ場所か、その近くの場所が、近々要注意場所になるかもしれません」 ・さて、慶長と名のつく地震とは、次の4つを指すと思われる。 慶長伊予地震/1596年9月1日 M7.0。 慶長豊後地震/1596年9月4日 M7.0〜7.8。 慶長伏見地震/1596年9月5日 M7.0〜7.8。 慶長地震/1605年2月3日 揺れに関する資料は乏しいが、千葉県から九州までの太平洋岸が津波に襲われ、1万人以上の死者が出た。 ・以上をざっくりまとめると、中央構造線断層帯が震源となり、わずか5日の間に四国北西部、九州北東部、幾内の3か所が大きな揺れに見まわれ、その9年後に大津波が襲来したのだ。 ・南海トラフと中央構造線断層帯は、まったく違うものじゃないかといわれそうだが、このふたつは連動する可能性が指摘されている。南海トラフに負荷がかかると、中央構造線断層帯を震源とする地震が誘発される。 ・「こんなこともないとは思うのですが、「東海、南海地震が起きると富士山も噴火する」と書きたくなるのです。 ・時期について言及しているものもあった。2012年7月15日にアップされた文章だ。 「もしも、宝永噴火と同じ噴火が20年を、待たずして起きたならば、火山灰が予想を遥かに超えた被害をもたらす事でしょう。 <異常気象の豪雨で荒川が氾濫する ⁉> ・地震以外に、松原氏がよく書いていることが、もうひとつある。首都圏を襲う水害だ。 ・「東京の荒川って、大丈夫かなァ。この荒川が氾濫する時が近づいている気がしてならない」。 ・「荒川の下流域は最も人口密度が高く、荒川でもしも大規模な洪水、氾濫が発生したらどうしますか。 荒川と隅田川との関係が分からないものの、近年には大きな事が起きそうで心配です。 もしも2日間で600ミリもの豪雨が上流で起きたら、荒川の水位は7mを超えるかもしれません。この7mの水位より土手が積み上げられている下から崩れるのが見えていて、この崩れた土手が荒川ならどうしようと、今とっても心配になったところです」。 ・「2020年も豪雨による被害が出ることと思います。随分と前に「世見」で書いた気がするのですけど、荒川が決壊して地下鉄の入口に流れ込み、王子から銀座に向かったあの悪夢としか言えない映像を思い出すと、今でも背筋がゾォッと冷たくなります。 私が見た映像は三越を左手に見た地下鉄の入口、そこから水が溢れ出ているのです。 <コロナ騒動と2021年に延期された東京オリンピック> ・「日本のコロナは、まだまだ終息しない。毎日の感染者がひと桁になるまで、かなりの時間がかかると思う。 いちばん気にしているのは、コロナがアフリカに広がることやなあ。アフリカには未知のウイルスがたくさんある。そういうものと合体して、違うウイルスになりそうな感じがするよ。 来年の東京オリンピックは、う〜ん、国民のみなさんが盛りあがっているのが見えないなあ。聖火が走っている感じもしない。なぜ7月にしたんだろう。10月か11月なら、みんな笑っていたのと違うかな。再延期は、ない。あ、また“ない”といってしまった」 『月刊ムー 2019年2月号』とネットから引用。 【好評連載中】月刊ムー「松原照子の大世見」今月のテーマは「新型インフルエンザが発生し、パンデミックが宣言される!?」 『月刊ムー 2019年2月号』とネットから引用。 「月刊「ムー」で、松原照子が「不思議な世界の方々」から得た情報を編集部が調査していく〈松原照子の大世見〉を連載中です。 2月号(2019年1月9日発売)のテーマは、「新型インフルエンザが発生し、パンデミックが宣言される!?」です。 原稿用紙に向かうと、自然に鉛筆が動いていくという松原氏。サラサラと書いた文章は「この数十年間、私たちが経験したことのなかったようなウイルスが発生し、人から人へと感染して大流行する」。「フェーズ6」という数字も見えたとのこと。 これらが意味するものとは? パンデミックは発生するのか? 詳しくは、ぜひ2月号をご一読ください。 <松原照子の大世見> <新型インフルエンザが発生しパンデミックが宣言される ⁉> <松原照子が中国を発症とする新型ウイルスと2020年のパンデミックを予言> <「フェーズ6」この数字が見える‼ > ・鳥から豚へ、そして人間へと感染する新型インフルエンザ。スペイン風邪のウイルスを発端として、鳥や豚が持つウイルスが幾重にも絡みあい、新種のウイルスが誕生するのに、それほど時間はかからないような気がしています。 それは大気が大きく変化しているからです。とくに中国の大気汚染は、都市部のなかでもネズミが出やすいような環境下において、深刻なウイルスをつくりあげていくでしょう。そうした環境の中で暮らす人々は病院にも行けず、新型ウイルスと戦う免疫力もないために、ひとたび広がりはじめたら驚くようなスピードで感染が拡大していきそうです。 「フェーズ6」この数字が見えています。 それほど遠くない未来、パンデミック宣言が出されて、世界中を震撼させるでしょう。 皆様を怖がらせたいわけではありません。これが現実の世界であり、人間の生活環境が変化していくのに合わせて、ウイルスもまた、生き残りをかけて進化しつづけているのです。豚由来のウイルスが変質するだけではなく、その他の生物に由来するウイルスも、進化しようとしているように思います。 ぜひとも大成功を収めてほしい東京オリンピックが2020年に迫っています。夏に発生しやすいように思えるこうした新型ウイルスが、2020年に発生しないことを願います。 私たちは、この地球を人間が独占していると錯覚していますが、もしかしたらそういう傲慢さが、ウイルスを元気づけているのかもしれません。その証拠に、5000万人もの死者を出したスペイン風邪がはやったのは、第1次世界大戦のまっただなかでした。 ――スぺイン風邪とは、アメリカを発端に、1918年3月から翌年にかけて世界中で大流行したインフルエンザ。当時の地球人口は20億人未満だが、感染者数5億人、死亡者数は5000万以上とされている。流行の当初は軽症だったものの、夏ごろから致死性が高くなった。日本でも国民の4割に相当する2300万人が感染し、39万人の死亡者が出た。スぺイン風邪のために第1次世界大戦の終結が早まったともいわれる。 ・2018年の夏は酷暑つづきだったので、体をクーラーで冷やしすぎています。どうか皆様も、ご自分の体に気をつけてくださいね。帰宅した時に、うがいと手洗いをする習慣をつけておくのは、予防としてもよいことです。 『「不思議な世界の力」を借りて、幸せになる』 情報をもとに生活せず「潜在意識」「本能」「血液型」に耳を澄まして生きる!! 松原照子 東邦出版 2013/8 <不思議な世界の方々> ・幼少のころ、ひとり遊びが多かったことが、「不思議な世界の方々」と出会うきっかけになったのかもしれません。 ・私は母の横に座っていたのですが、なにげなしに振り向くと、以前お会いしたことのある背の高い痩せたおじいちゃまが浴衣姿で家から出てこられ、私のそばにやってくるのです。子供心に生きている方ではなく、「不思議な世界のおじいちゃまだ」と思いましたが、その場にいる大人たちはおじいちゃまを見たものの、なにもなかったかのように御詠歌をあげていました。 その様子を見て、不思議な世界の方々のことは、見ないふりをして口に出したりしないことが、暗黙の了解事なのだと思ってしまったのです。 小学校の高学年になるころには、不思議な世界の方々は影をひそめていたように思います。 ・気がつくと不思議な世界の方々は、私の前には姿を現さなくなっていました。時が流れ、だれもが不思議な世界の方々を見えるわけではないことを知った時は、心底驚きました。私は35歳くらいまで、不思議な世界の方々は、だれもが見えていると思いこんでいたのです。私だけが特別なのではなく、皆さんも不思議な世界の方々とお会いになり、お話ができると思っていたのです。 ・さらに時が流れ、ブログで東日本大震災のことを言い当てたと騒がれ、64歳で人生が大きく変わることになったのです。 私のところに来てくださる不思議な世界の方々とごく普通に会い、教えられるがままに書き、毎日ブログを通じてお伝えしています。 <私たちが生まれてきた理由> ・「あなたが生まれてきた理由は、あなたが忘れている記憶の中にあります」 <私のもとに来てくださる不思議な世界の方々> ・私がお会いして勉強させていただいている6名の「不思議な世界の方々」を紹介しましょう。 ブルーグレーのおばちゃま スワニーおばちゃま 風呂敷おじちゃま 麗子おじちゃま 中国4千年のおじちゃま ゴットンおじちゃま ・簡単ですが、まずブルーグレーのおばちゃまは、私が大人になってから初めて面会した不思議な世界の方です。ドイツ人かロシア人かわかりませんが、ブルーグレーの瞳をした中年女性です。 スワニーおばちゃまは、ぽっちゃりした西洋人の女性で、雰囲気が「ふわっ」「すわっ」としているのでスワニーおばちゃまと名付けました。宇宙の話や科学の話を教えてくれます。 風呂敷おじちゃまは、いつも風呂敷を持って登場します。風呂敷ということは日本人なのでしょう。人間の心理を話してくれます。 麗子おじちゃまは、岸田劉生さんの絵画「麗子像」にそっくりな、おかっぱ頭のオジちゃまです。単純にそのまま名付けました。麗子おじちゃまは、なにか特別なことを教えてくれるわけではありません。私は絵が好きなのですが、ちょっと描こうかなと思った時などに美の話とか、空気とか、自然界の話をしてくれます。 中国4千年のおじちゃまは、どこの国の人かわかりませんが、赤い中国服というか、王朝っぽい服を着ています。私は「中国4千年」というフレーズが好きなので、そう名付けました。よく服を着替えて現れます。 ゴットンおじちゃまは、おっちょこちょいなのか、いつもゴトン、ゴトンと音を立てて現れます。50代ぐらいでしょうか。風呂敷おじちゃまと同じで、人の心についてよく教えてくれます。 <言葉は生き力> ・気になったかもしれませんが、私はおばちゃま、おじちゃまといった「ちゃま言葉」をよく使います。子供のころの癖がいまも残っているからです。 <記憶、ひらめき、潜在意識> ・「ひらめき」というのは、自分が持っている知識の中には絶対に存在しないはずのものが突然出てくると思いがちですが、過去の記憶を整理できる機能が働き、ある日明らかに意識として表面に出てきただけで、もともと存在していたのだと思います。 <忘れてしまったことも、すべては潜在意識という格納庫に保存されている> ・潜在意識のさらに深くには集合的無意識という領域があり、同じ土地で暮らすなど、いろいろな人たちがその領域で繋がっていると言います。 この「集合的無意識」という言葉、聞き慣れない難しい言葉ですね。ここではわかりやすく「究極の潜在意識」と言い換えましょう。 これを読んでくださっているあなたと私も、究極の潜在意識で繋がっているかもしれないのです。 <あなたが生まれてきた理由は、もう忘れてしまって思い出せない「経験」の中にそのヒントがある> <人類誕生からこんにちまでの経験> ・「そうなんだ。大昔の人々は大宇宙の神々の意志と繋がり、この地球で働いていることも知っていたんだ」 ・あなたも私も生まれてきた理由の源が究極の潜在意識の中にあることくらいは信じて、いまを大切に生きてほしいと思います。 <究極の潜在意識の中には人類の使命が刻まれている> <遠い記憶> ・人生の途上で突き当たる壁。それを乗り越えることが、今世で課せられたテーマ。 <「感」は遠い記憶からの贈り物> <感を導き出す予感> ・私たちはこうした不思議な感覚を感じる力を潜在意識の中に秘めているのですが、いつこれが発揮されるかはわかりません。そのためなのか、この予感を人々は特別な存在として受け止めているようです。 <無意識に沸き上がってくる思いに敏感になる> <短所に思っていることは見方を変えれば長所になる> <睡眠は潜在意識にとっても珠玉の時間> ・自分のことを「ダメだ、ダメだ」といじめるのではなく、自分を大切にすること、自身を好きになることは、あなたが感を磨くうえでとても大切です。 不思議なことですが、自分のことを肯定できるようになると、潜在意識からの声も「感」として届きやすくなります。 日々、心の中に湧き出る思いは次の行動のきっかけになります。ですから、日ごろから考え方を整理することがとても大切なのです。 <ゆっくり呼吸をして生きている実感を味わう> <子供は生まれてくれただけでありがたい存在> <我の感情ではなく、直感・予感を大切に> ・「感を働かせるには、物事をポジティブに考える」 <前世と今世との不思議な関係> ・あなたは前世を思い出しますか? 私はハッキリとは思い出せませんが、前世はあったように感じています。信じるとか信じないとか考える以前にほとんど気にも留めずに暮らしていますが、自分の前世を空想の世界に置き換えて考えてみるとチョッピリ楽しくなります。 ・死後には素晴らしい世界が待っている。だからこそ、いまはこの世で悔いなく生きる。 ・私たちは光で出来ている「光の子である」と、スワニーおばちゃまが教えてくれます。 <人間は死なない限り、光を発しつづける> <光+肉体=人類> ・人類は死という、肉体との永遠の別れはあるものの、死んだあとに天空で光をじょうかい浄化し、宇宙の思いを受けて次の肉体に戻れたならば、再び現世で人生を歩めます。ちなみに、私たちは亡くなる時に体重が0.5g減ります。これが0.8元素の重さです。 <地球は人間を始め、さまざまな光に満ちた宇宙一美しい星> <運命と宿命> ・でも、想像もできない出来事に遭遇すると、「運命」とか「宿命」といった言葉を使い、自分を納得させたりします。良い意味でも悪い意味でも「そういう星のもとに生まれた」と、言ったりしますよね。 ところが、風呂敷おじちゃまは、「一人ひとりが考えたり思ったことを行動に起こした結果が、現実社会を作り上げている」と言います。私たちが日々過ごす中で、自分が行動を起こす時の思いが、人生の大半を作っているのです。 <人生は自分の思いが作るもの> ・私たちが思ったり考えたりする「生き力」は、人との出会いや別れなど、人生の流れを左右します。自身の感性や知性が、自分の人生を作り上げるのです。「運命」「宿命」といった偶然に思える出来事も含め、「現実のいまを作り出しているのは、自分の心の中に芽生えた感情」ということを自覚するのが大切です。 <血液の中に潜むもの> <血液には使命や本脳がインプットされている> ・風呂敷おじちゃまがおっしゃるには、その「本能」と、今世で与えられた「使命」とが結びついて、身体中を循環しているのが血液だそうです。そして、私たちの今世で、「役どころ」を明確にしたのが血液型とのことです。 『日月神示のサバイバルガイド&ナビゲーション』 大石憲旺 × 中矢伸一 × 高島康司 ヒカルランド 2011/6/30 <世界のひな型日本人が発信する第1のメッセージは、包みこみではないか> ・(大石)宇宙が大変化する2015年までは、さらなる激動が来るという。まだまだ序の口だと。今回の震災で日本人の意識が変わりつつある。機能不全のピラミッド型構造から逆T字型へ。縦から横へ。このひな型を、どう日本が見せられるのか。 ・(中矢)「原爆にも水爆にもびくともしない体になれる」「日本は日本で食べていけるぞ」「恐れは恐れを生むぞ」「どこにいても助けるものは助ける」。意識レベルで見た場合、ただ単に我が身かわいさで逃げるだけでは、淘汰されてしまうのかもしれない。 ・(高島)自分で判断して行動しなければ、生き延びられない。多くの日本人がそう気づいたから、「あんたにおまかせメンタリティ」は打ち破られていくだろう。あきらめない!しぶとく生きる!!自立していく努力を放棄しては、次の世の中は切り開けない。 ・今回の大地震、大津波が人工的なものではないか?こういう話が私のところにもずいぶん舞い込んで来ています。ベンジャミン・フルフォードさんや中丸薫さんが言っていたような闇の世界権力というものが本当に存在するか、どうか。私には「そんなバカなことが?」と思うのですが、聖書の暗号からもまた、そのようなものが存在するというかなりの多くのデータが検出されていますので、あるいは存在するのかもしれません。 ・日月神示では、イシヤがそれに当たるようだと中矢伸一さんが言っています。「イシヤこそフリーメーソンの頭脳部分であり、イルミナティのことである」と。 ・ちょっと申し訳ありませんが、私はこの本をぱっと見るなり大きな違和感を抱きました(とはいえ、興味深いことがたくさん書かれています)。それはどこかと言うと、イルミナティは本来は光の組織であり、ユダヤ・キリスト・イスラムの三大宗教の奴隷となった人たちを救出することを使命としているというようなことが書かれているからです。私は、宗教には何の関心もないし、聖書そのものも読んだことがない。関心がほとんどないのですが、それでもこの本をリークしたイルミナティの組織が長年にわたって、この三大宗教の神をサタンと決め付け、三大宗教のサタン殲滅を画策してきたということを読んで、少しショックを受けました。 ・先ほどのイルミナティのMJ12の人たちも自らグノーシスの流れを汲んでいると言っています。それで、この『タリズマン』を読むと、キリスト教の教会をサタンとみなして、抵抗運動を展開した人たちの試みは、一時的には人々に解放をもたらした局面もあったのですが、最終的にはことごとく完膚なきまでの弾圧に遭い、ぺしゃんこにされてしまうのです。 ハンコックさんは、これらグノーシスの人たちを「光の存在」と捉えて、光が強くなるとその光の部分へは闇からの攻撃が一段と強まる。そういう光と闇の戦いが何度も繰り返されてきた歴史的過程をものすごく豊富なデータで明らかにしています。 ・では、日月神示では、どんなことを言っているでしょうか? 私たちは、2千年、3千年もの長い間、間違い続けてきたと言っているのです。 どんな間違いを私たちは犯してきたというのでしょうか? それは悪がなくなれば良い世の中が来るように思って、悪を殺して、排除しようとしてきたことだと、日月神示では言うのです。 そして、同じ名の神が2つあると言っています。悪神と善神のことでしょうか。 どのどちらも同じ大神の働きであって、悪神はお役だと言っているのです。 このことは実はイルミナティのMJ12の人もわかっている節があって、ルシファーとサタンは兄と弟だと言っています。聖書とかユダヤのカバラでも悪神と善神は同根だと捉えている個所があるようです。 ・しかし、日月神示と決定的に違っているのは、そうした構造自体にどう対処したらよいかということが聖書などではまったくと言ってよいほど提示されていないと思えることです。これが提示されているのは、私が知り限り日月神示だけです。あと、私の「包みこみの原理」や大本、紅卍字の考え方も近いでしょう。これよりほかは、寡聞にして知りません。 悪神のことを悪く言うのは、善神の悪口を言うよりももっと悪いことだと、日月神示は述べています。神示で言う悪いことをまったくそのまま実践してきたのが、グノーシスの流れであり、イルミナティのMJ12の方々なのではないでしょうか。『タリズマン』で詳細に検証されているように、このような行為の結果は、火を見るよりもあきらかだと思います。 ・では、こうした構造、世の中の仕組みに対処するのにはどうしたらよいでしょうか?日月神示を読まれてきた方は、すでにご存じのことと思います。仏教の神も、キリスト教の神も、アラーの神もともに祀りなさい。祀り合わせなさい。こう言ってるのです。善と悪と抱き合わせて進みなさいと、こう言ってるのです。これが正しい対処の仕方だと私も思います。 これを今すぐ三大宗教の方々にわかってほしいと言うのは、もしかしたらむつかしいかもしれません。しかし、世の中の構造がこうだから、こう対処しましょうというメッセージをだれかが発信していかないと、これからの世の中は先々行き詰るようになりそうです。 ・確かに政治家がおかしい。官僚もともに国の経営がまったく出来ていない。東電も破廉恥なまでに無責任だったことが明らかになりました。大きな犠牲と損失をこうむりましたが、日本国のこうした、あきれた無能構造があぶりだされてきたことは、むしろ朗報のように思います。日月神示的な見方からすれば、国が悪い、東電が悪い、闇の権力が悪いと言っても事態はさらに悪くなるだけでしょう。 ・もう頼るものは、自分たちの地域ごとの自発的なネットワークしかないという本書の結論も、それなりにかえってすがすがしいように思います。 <地震サイクル論では、2020〜2025ごろまで、この地震の最多期は続いていきます!> <これから国家が滅びる時代がやってきます—―自立した地域同士のネットワークの時代になるのです!> <予言で3・11日本クライシスを的中させたサイキックな人たちは、世界に5人います!> ・(中矢);まず霊能者の松原さん。「幸福への近道」というサイトです。私は、知らなかったんですけど。 ・(高島)僕は2月20日前後にあれを読んだ覚えがありますから。何が書いてあったかというと、中国がどうのかと、いろいろ書いてある中で、「陸前高田という声が聞こえる。陸善高田ってどこにあるのだろうと思って地図をさらってみたら、ここにあった。あれ、おかしい。釜石が真っ赤に見える。あれ、何だ、嫌だ、これは。関東も揺れる。埼玉も揺れる。東京も揺れる。神奈川も揺れる。あらゆるところが揺れる。ここまで揺れるところが大きいと感ずると、私の読む能力がおかしくなってきているんではないかなと私は最近思った」と書いてある。それを見てて、「陸前高田、へえ、どこにあるんだろう」と思ったんです。地図で調べてみたら、東北にあって、「えー、東北か」と思ったのを覚えていたんですね。僕が呼んだのが2月20日前後だと思います。 (中矢)この人、何者なんですかね、霊能者って。 (高島)この人は食品会社の事務員さんで、ちなみに、ちょっと僕の解釈も入りますけど、不思議な世界の人々が遊びに来るというんですね。家をトントンとノックして、「入っていい?」と言って、自分の部屋まで入ってきて、ベッドサイドに座っておしゃべりしてくれるというんです。いろんなおじさんがいて、風呂敷おじさんとか、何とかおじさんとか名前をつけて呼んでいる。要するに松原さんにとっては彼らが特別の存在と思えない、目の前にいるお友達だと。 (中矢)何だろう、霊的な存在ですね。 (大石)霊人ですよ。そういう霊人から霊示があるんですよ。 <シャーマンの世界、Θ(シータ)波の脳波で見る世界に未来の鍵が眠っているかもしれない!> ・(高島);シャーマンの世界というのは、実は脳の違った周波数の世界だと。Θ波という弱いゆっくりとした脳波が出ている世界で、このΘ波を出すことに成功すると、違った次元の世界とアクセス可能になる。それが、シャーマンの世界であるというのです。 ・どうも見ていると松原さんの体験していらっしゃる、いろんなお友達というのは、シャーマンが見ている生き物でしょうね。彼のワークショップに参加するとシャーマンの技法を習う。そうすると、どんな人間でもΘ波をだせるようになって、あちら側の世界というか、見えない世界に行くわけですよ。 『宇宙からの大予言』 迫り来る今世紀最大の恐怖にそなえよ 松原照子 現代書林 1987年1/10 <予言者誕生の物語> ・私は、いつもいろいろなことを見ようとして暮らしているわけではありません。ただ人に質問されると、テレビのスイッチを入れたように、目の前に画像が映し出されます。テレビや映画のように映るのですから、私にとっては別段大変なことではありません。 ・私自身、信じきれないところがありますが、私の不思議はまだまだ続きます。私が触ると病気が治るという人が増え、また不思議と良くなる方々が増え始めています。 ・それに、眠る前にいろんな方が私を訪ねて来て、この世の不思議を教えて帰ります。そして、その人々が私に「今回のことは発表しなさい」と、ささやくのです。 <ささやく人々の訪問> <ブルーグレーのおばあちゃん> ・「あなたはだれ?」 1982年春のことです。いつものように本を読み、眠ろうとした朝の4時ごろです。ベッドの横に、ロシア系の老婆が立っていました。「おばけ」とよく出会う私は、また「おばけ」かと気にもとめず、眠ろうとしたのですが、老婆はいつまでも私を凝視し続けています。ほほはたるみ老婆の顔ですが、グレーの中にブルーが光るその目は、若々しく燃え、けっして老いた人の目ではありません。 <黒い法衣の僧侶> ・ブルーグレーのおばあちゃんと黒い法衣の僧侶は、たびたび現れますが、いつも決まって5時の鐘音の前に姿を消します。私の5時消灯の習慣も、この二人の時間割に準じてのものなのです。 ・いつもはやさしいブルーグレーのおばあちゃんが、怒り顔です。後ろの方々の中に、私は、初めて見る口ひげと顎ひげのある50歳ぐらいのやせた西洋人を見出し、その方に救いを求めました。 <出会い、不思議な世界> ・私は、ブルーグレーのおばあちゃんが率いる皆様に見せられたこと、聞かされたことを『恐怖の大予言』と称する小冊子にまとめ、自費出版しました。1985年10月のことです。 ・私の会う“おばけ“の方々は、我々と同じように足もあり、ごく普通に歩きます。その姿は、50年ぐらい前までのファッションで江戸時代や戦国時代のいでたちではありません。 ・夜、帰宅途中に"おばけ"に会うと、私は、つい、「こんばんは」と、話しかけてしまいます。 すると、その方々は、私と一緒に歩き出し、我が家へ一緒に入ろうとするのですが、「南無阿弥陀仏」と合掌すると、私のことを気にしていないという素振りで帰っていきます。 <ささやく人々の正体> ・その方の話によると、ブルーグレーのおばあちゃんは、ブラヴァツキー夫人といって近世に神智学を復興した初代会長、ひげの西洋人はクート・フーミ大師だそうです。彼らは、数千年も古くから密かに伝えられてきた神智学に関係のある人たちでした。 ・そして、“地球コントロールセンター”とは、彼らのいるシャンバラであって、ここに地球のそれこそすべてを支配している超人(アデプト)の方々がおられ、ブッダもキリストも、そこから来られたのだというのです。正体を知ったあとも、私は、あの方々に会い続けています。 『幸福への近道』 松原照子 主婦と生活社 2011/7/8 <不思議な世界の人々> ・私だけが今は、お会いできている不思議な世界の皆様方のお話をいたしましょう。 何故そうなのかを知ろうとしても分からない事柄の事を「不思議」と人々はいいます。 私が体験している世界はまさに、皆様には不思議な事だらけです。 ・私が体験するお話をさせていただくと皆様が不思議に思われる世界は、私にとって不思議でも何でもない世界なのですが、皆様にこの世界のお話をすると、不思議そうなお顔をされるので、4つの頃からか不思議な世界と呼ぶようになったのです。 ・不思議な世界の皆様方と、いつ出会えたのかと改めて考えてみますと、モアッと霧がかかった遥か彼方の記憶の中に、ぼんやりと産まれた瞬間にご挨拶した感覚と抱き上げられた感触までもが残ります。「見守られていたのだ」こんな思いがして、心が清らかになり、心もどことなく温かくなりました。 <願いのかなえ方> ・悩む時は、自分の心を一つにする事から始めないと良い答えも良い流れも作れません。その良い流れをつける方法は、朝4時に正座し、両手の指が互い違いになるように組み、今、悩んでいる事について、次のような順番で心の中で考えてください。 1、 まず自分が誰であるのかを名乗る事 2、 悩みが起きた理由 3、 叶わぬ事でも答えを出す事 ・誰の中にも不思議な世界の力を借りられる力が潜んでいます。自分がどれぐらいその不思議な力を借りられるのか、その範囲を知ることが、自分の願いをかなえるための最短距離になります。 ・自分の目的に一日も早く近づきたいと思うのでしたら、4時に起き、この動きを毎日することは、難しくないはずです。わざわざ4時に起きる、そんなこともできない悩みは私にして思えば、大した事のない悩みに思えます。 ・不思議な世界の人々は、あなたの思い出の中から不思議な力を作る事ができると言われます。 ・我々の住むこの世の動きは5時から始まります。4時から5時という時間が不思議の世界の門が開放される時間帯で、私達の思いを聴いてもらえる時間なのです。その思いが清らかな願いなら、パワーと時には奇跡を呼ぶこともでき、あなたの願いはかなうのです。 『幸福への近道』 松原照子 主婦と生活社 2011/7/8 <さまざまな不思議な世界の人たち> ・ブルーグレーのおばあちゃま以外に不思議な世界からお起こしになられるのが、ゴットンおじちゃま、スワニーおばちゃま、風呂敷おじさん、れい子おじちゃま、中国四千年のおじちゃまと個性豊かな人達です。 ・不思議の世界の皆様が、こちらの世界におられたときには、どんな生活をされ、何と呼ばれていたのか、といったことに私が興味をもったことは全くありません。 なぜなら、どの方も、話されることの内容の素晴らしさもそうですが、話される言葉の一語一語に愛があり、私には天使様のように思えて仕方がないのです。 ・いついかなるときにでもこれらの天使様たちがいて自分達の幸福作りのお手伝いをしてくれている、と私は信じています。 <そして現在> ・私は、現在もお仕事をさせていただいている株式会社サミーの杉本社長のお心をいただき、この見える、聞こえる、を大切にしていただいたおかげで、早稲田大学の先生や東京農大の先生方と研究所を開設していただきました。 ・この研究所はいつも明るく、お酒大好きの私を楽しくしてくれる場所でもありました。 ・株式会社サミーにお世話になってからの25年間は、本当に心穏やかな時を刻めました。 まさか、次なる動きが私に起きる事も分からず、いつもと同じ気持ちで、3月11日まで、過ごしていたのです。 『幸せを導く未来の暦』 世見者 松原照子 宝島社 2011/10/20 <松原照子の不思議な世界><中国4千年のおじちゃまの話> <中国4千年のおじちゃまが教えてくれました> ・ここは我が家のリビング兼台所。朝一番にいただくコーヒーは聴き慣れたモーツァルトの曲と合体して、格別の味がします。そのときです。衣擦れの音とともに、紫色と紺色を交ぜ合わせた光沢のある布地に鳳凰と家紋に似た柄を金糸で刺繍した時代を感じさせる衣装でお越しになられたのは、中国4千年のおじちゃまでした。 ・今日はなかなかイイ男です。もしかすると、モスグリーンの衿が顔を引き立たせているのかもしれません。「テル、この間の続きを始めますかなァ」目の前のおじちゃまは今日も朝から元気印全開です(午前8時23分) ・私は、「地球のシナリオ」というタイトルで、これからの中国を中心に繰り広げられる「経済世界」を「中国4千年のおじちゃま」に教えていただいていました。地球は間違いなく変化を始めています。 ・私は、この「経済」が一番興味深く、教えていただくのが楽しくて仕方がありませんが、「世界経済」なんていままで縁遠いだけに、皆様にご理解いただける文が書けるか心配ですが。子供のころから不思議の世界の皆様は「テル」と呼んでくれています。 <地震に関しては10年は気を緩められません> ・一番上からいきますと相馬の太平洋上から三国岳まで、上から2番目は、福島第二から柏崎。3番目がいわきから駒ケ岳。次は鹿島から斜めに千葉の少し下の蘇我から横須賀を通り、相模湾から石廊崎を突き抜けて、私の地図の先まで、いまの所、この線上が気になっています。 ・そして、次の線は銚子の先の太平洋から房総半島を横切り、大島を突き抜けて伊豆半島の先の海上に向かう線。もうひとつの線が気になるのですが、御宿から相模湾の沖ノ山の下あたりまで、線は書かれていて、この線と先ほどの銚子からの線が交わるのが館山湾。上のほうにも斜めの線を見つけ、よくよく見ると熱塩(熱海か?)と書かれた先は山形に少しかかり、その線の逆の先は会津朝日山です。 ・「宇都宮の前原に線を引いてみてください。右先は太平洋、左先は長野県の長門の下あたりになります」そう聞こえた。線はすでに引かれていた。それとこの地図を手にしたころから、一番気になっていたのが、下妻から富士までを引いた線です。下妻の先は太平洋で私の地図の端まで続き、富士は遠州灘です。 ・3月11日からの1年は特に注意が必要です。私の心の中ではこれから10年は、気を緩めたくありません。 (インターネット情報) ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)から クートフーミ(Kuthumi)とは、ヘレナ・P・ブラヴァツキーにはじまる近代神智学の教義で、信奉者たちを導く「古代の知恵の大師」(Masters of the Ancient Wisdom)の一人とされる。彼はオカルティズムの概念である「7つの光線」(Seven Rays)のうち、第二光線を司ると見なされている[1] 。彼の名はKoot HoomiやMaster K.H.とも表記され、マハートマー(「偉大なる魂」の意)としても知られる。近代神智学の教えでは、クートフーミは人類の高レベルな意識への進化を監督するスピリチュアル・ハイアラーキー(Spiritual Hierarchy)、グレート・ホワイト・ブラザーフッドのメンバーであるとされる。 日本語では「クツミ」「クスミ」とも表記する。 ヘレナ・ペトロヴナ・ブラヴァツキー (Helena Petrovna Blavatsky)、1831年8月12日 – 1891年5月8日) は、近代神智学を創唱した人物で、神智学協会の設立者のひとりである。 著書の訳書はH・P・ブラヴァツキーかヘレナ・P・ブラヴァツキーとして出ている。通称ブラヴァツキー夫人。ブラバッキーと誤記されることもある。ドイツ/ロシア系で、ロシア語でのフルネームはエレーナ・ペトローヴナ・ブラヴァーツカヤ (Елена Петровна Блаватская, Eelena Petrovna Blavatskaya) である(ブラヴァーツカヤはブラヴァーツキーの女性形)。旧姓フォン・ハーン (von Hahn)。 『100歳まで読書』 「死ぬまで本を読む」知的生活のヒント 轡田隆史 三笠書房 2019/11/8 <年を取ると、たしかに「読書はちょっと大変だ」。> ・文字は読みにくくなるし、集中力も長くはつづかない。 時間だって、意外と思うように取れないことも多い。 だから、ちょっとした工夫や発想転換が必要だ。 <なぜ「100歳まで本を読む」のか?> ・カンタンにいうなら、ちゃんと死にたいからだ。 「ちゃんと死ぬ」とは、どう死ぬことなのか? 最後のさいごまで知的に、豊かに、静かに自分を保ちつづけ、自分はこの世界のなかの、どこに位置していて、どのように生きてきたか――を、それなりに納得して、死ぬことではないだろうか。 そのためには、だれに相談するよりも、書物に相談するのがいちばんだろう。 ・本を読んでいるとき、人は孤独である。孤独にならなければ、本は読めない。 それは、自分のこころの奥を静かにのぞきこむ、貴重なときであるからだ。 そうやって人と人の、孤独の魂は結びついてゆく。そこに孤独というものの楽しさがある。ただはしゃいでいるだけの精神は長つづきしない。孤立してゆく。 そもそも、だれだって「あの世」に行く時は、お経だとか聖書だとかいった「書物」の朗読によって送り出されるのである。どんなに読書の嫌いな人だって、最後まで書物の世話になるのだから。 <だから、ぼくは死ぬまで本を読む> ●本は最後まで、人生のよき相談相手になってくれる ●老いると、たしかに読書はちょっと大変だ ●一日の読書は、新聞記事を読むことからはじめたい ●読むたびに、何度でも感動できる本がある ●あなたには、死ぬまで読んでいられる本があるか? <「100歳まで読書」の基本ルール> ●「書評」を読むのだって立派な読書だ ●本の「拾い詠み」こそ、極上の「暇つぶし」 ●本は「ちゃんとした死に方」まで考えさせてくれる ●三たび、「本に出合う喜びを知る」 ●「それでもこれまでと違う世界の本を読もう」 <こんな読み方、楽しみ方もある!> ●好きな「詩歌」を一つくらいは持ちたい ●図書館ならではの本の読み方、活かし方がある ●お酒を飲みながら――こんな読書会もあり <本が人生に与えてくれるもの> ●「笑う読書」に福きたる ●まことに愉快な「無知の自覚」 ●「書く」ことで、読書はもっと面白くなる ●古本屋台――ぼくの“妄想的”蔵書の処分法 ●「読書」は「希望」への道筋を示してくれる ●だから、100歳まで本を読もう <本は最後まで、人生のよき相談相手になってくれる> ・死ぬまで本を読む。 なんだかすごい覚悟だなあ、と笑われそうだが、老いたるジャーナリストのいうことだから、妄想と持ってくださってもけっこうだ。 ただし、なぜそんなにも「読む」ことに執着するのか? そう問われれば、それなりの答えは持っているつもりだ。 一つには、ぼくは知能指数が低いからだ。 ・国語や歴史などはなかなかの成績だったから、ぼくとしては本をいわば「相談役」として、もっぱら本に教えられるという道をヨロヨロと歩くようになった。 ・新聞記者という職業を選んでから、「一を聞いて十を知る」のは危険であり、「十を聞いて一を知る」と心得ているべきだと信じるようになった。 十を質問しても、やっと一、二がわかればいいほうだ。一を聞いて十を知ったような気持ちになるのは、ただの思い込みだ、と。 <死ぬまで読むとは、死ぬまで質問しつづけること> ・とはいえ、人に質問する機会も時間も限られている。時と場所を選ばず、いつだって読むときに質問することのできる「相手」こそ書物であることも知った。 だから、「死ぬまで本を読む」というのは「死ぬまで質問しつづける」というに等しいのである。 それこそ無数にある質問のなかで最も普遍的で、最も難しい質問はなんだろう? それは人それぞれだろうが、ぼくの場合は「なぜぼくはこの世に生まれてきたのだろうか?」「死とはなんだろう? 死ぬとどうなるのだろう?」といったあたりだ。 どちらも「答え」の出にくい質問だ。ことに「死」については、死んでもわからないのである。 ・「死後の世界は未知の国だ。旅立ったものは一人としてもどったためしがない」 どちらの質問もじつは人類の文化・文明の歴史がはじまってから、無数の人びとが考えつづけ、答えを求めてきた質問である。 唯一の正解というものはない。ただし、多くの人びとをそれなりに納得させる「力」を持った答えはある。宗教である。 ・われわれは、お経や聖書という書物の記述と、その朗読によって「あの世」に送られるわけだ。 つまり「死ぬまで本を読む」どころか、「死んでも本を読んでいる」のである。「読み聞かされている」のである。 人びとがあまり本を読まなくなったという「本離れ」が進んでいるらしいけれど、人間は死んでも本を読むことから離れられないのである。 だって、動物で書物を読むのは人間だけである。 <老いると、たしかに読書はちょっと大変だ> ・「人生100年時代」のいま、「100歳まで読書」について、学者や作家や評論家など、読書が仕事そのものである人びとが、すでにいろいろ書いている。 ・ぼくがこのような人たちと決定的に違うのは、ぼくは格別の読書家でもなければ評論家でもなく、いわばサラリーマンとして新聞記者をやってきただけの人物であることだ。という意味では、ごくふつうの「読書人」である。 <まことに愉快な「無知の自覚」> ・「馬齢」とは、年齢のわりにはこれといった成果を上げなかった自分の年齢をへり下って表現する言葉だ。 馬にはいささか申し訳ないことだけれど、まあ勘弁してもらうとして、ぼく自身をふり返ると、まさに「馬齢」としかいいようがないことを知るのだ。 他人との会話によって知ることもあるけれど、本を読めば読むほど、知らなかったことに次から次へとぶつかって、思わずウームとうなってしまう。 83歳にもなったくせに、まあなんと無知なことよと、われながら感心するほど。 ・なぜならば、「知らない」ことを自覚した瞬間とは、それまで知らなかったことを知った瞬間でもあるわけだから。 「無知の自覚」といえば、古代ギリシャの哲学者ソクラテスは、「私の知っているただ一つのことは、私は何も知らないということだ」と語ったという。 <世の中は「知らにないこと」だらけである> ・梅原さんの『人類哲学序説』のなかで、ぼくの大好きな宮沢賢治の童話『なめとこ山の熊』と、かつて山形県内を旅したときに心に刻みつけた「草木国土悉皆成仏」という古い言葉が、とても大切にされているのはうれしかった。 ・年を取れば、いろいろ学んで「無知」の世界は狭まるはずなのに、ぼくは広がっていくばかり。まことに愉快である。 <「書く」ことで、読書はもっと面白くなる> ・「僕は手を動かして、実際に文章を書くことを通してしかものを考えることのできないタイプの人間なので(抽象的に観念的に思索することが生来不得手なのだ)……」 大作家の例を引き合いにして語るのはムチャかもしれないけれど、多くの人びとも程度の差はいろいろあるにしても、「抽象的に観念的に思索することは生来不得手」だろうと勝手に思う。もちろんぼくも。 だから、ちょっとメモしながら考えると、考えをまとめやすいことを経験しているはずである。 ・読書とはそのように、文字をたどることによって次から次へと、さまざまな場面を思い起こしていく作業である。 それをメモしてみれば、「考え」は次第にカタチあるものになり、まとまっていくのである。 こうして書物は「読む人」を「書く」行為に誘っていく。 <読んだ本の内容をこんなふうに要約できたらすばらしい> ・「生きる」とは、日々、さまざまな事物を自分なりに「要約」しながら暮らしていくこと、というのがぼくの考えの基本的な出発点だった。 だから、読書感想文を書こうとするなら、まず感想は抜きにして、読んだ本の要約を書いてみることをおすすめする。 それも、長さをはじめから「400字で」とか「800字で」というように、字数を制限しておく。「書く」という作業は、「要約」する作業なのである。 <考える力とは「なぜ?」を突きとめること> ・重要なのは、「なぜ?」という問いかけである。 「読む」のも「書く」のも「考える」行為であり、「考える」行為とは「なぜ?」と問いかける行為なのである。 ・その本は、世界文学の祖ともいうべきイギリスの詩人・劇作家、シェイクスピアの「ハムレット」のセリフを巻頭に掲げている。 「考える心というやつ、もともと4分の1は知恵で、残りの4分の3は憶病にすぎないのだ」 ・人類はいまだって、「なぜであるか、まだ知らない」ことに囲まれているのである。「100歳まで読書」すれば、ああ、こんなことも知らずに生きてきたのだ、という思いにとらわれるだろう。 すでに語ったように、「世の中は知らないことだらけである」ことを、いまこそ知ったのだという喜びにひたれるだろう。 だからいまもこうして読書をつづけているのである。 <古本屋台――ぼくの“妄想的”蔵書の処分法> ・ぼくみたいなあやしい蔵書と違って、立派な蔵書家の場合、内容が立派だから、学校などで引き取ることもあるだろう。 しかし量や内容はともかく、ある程度の蔵書があれば、どう処分したらいいのか、だれだって大いに困惑する問題である。 ある年齢に達したら、もう購入しない、と決心する。必要なものは図書館を利用するというのが、一つの方法だろう。 もちろん、図書館は老人のためにある、ぐらいの気分で大いに利用すべきであるし、どこでも利用者の便を大いに図ってくれている。 本に囲まれていれば「孤独」もまた楽し、の心境に安住できる。 ・そのときふと手にしたのはマンガだった。『古本屋台』という題名が気になったせいである。原作・久住昌之、画・久住卓也で集英社刊である。 表紙には、おでんやラーメンの屋台そっくりの屋台が描かれて、男が二人立っていて、ソフト帽の男は一杯やっており、もう一人は本を読んでいる。 ・帯には「この漫画、渋い…渋すぎる……!」とあり、さらに「本の雑誌が選ぶ2018年度ベスト10・第1位」とも記されているではないか。 『孤独のグルメ』の原作者による、本好きに贈る異色コミック――であり、「屋台で古本を売っているこの店は、オヤジが一人で切り盛りしている。珍本奇本がそろう、マニアにはたまらない店だ」とも書かれている。 「『100歳まで読書』のルール」みたいに、こちらにも「古本屋台のルール」というのがあるらしい。 「1、 白波お湯割り一杯100円。お一人様一杯限り。2、ヘベレケの客に 酒は出さない。3、騒がしい客には帰ってもらう。ウチは飲み屋じゃない。本屋だ」というのだ。「白波」というのは有名な焼酎である。本と酒の好きなサラリーマンがどっぷりと漬かっていく。 <「読書」は「希望」への道筋を示してくれる> ・大石とぼくは昔からの友人だ。 ぼくはベトナム戦争などをヨロヨロと取材していただけなのに、彼女はベトナム戦争も、中東などの戦争も流血も、その渦中にあった子どもたちや女性の姿、現実も、確固たる足取りで取材して回っていた。 その結果は、何冊もの写真集や文章に結晶している。ヨロヨロのぼくは、その書物を手にするたびに叱られている気分になる。 <「絶望の物語」が私たちに教えてくれること> ・村上が世に出た最初の作品、『風の歌を聴け』にあった、「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね」というくだりである。 読書は循環する。あるいは、木霊(こだま)し合う、といってもいい。 ・書物は「絶望」という名前の現実を記録して、だれでもその気になれば読むことを可能にしてくれる存在である。 「絶望」の物語を「読む」ことによって、人間は「希望」への道を模索することができるのである。 「読書」は「希望」への道筋を示してくれる灯火なのである。 <だから、100歳まで本を読もう> ・佐々木さんは、ニュース映画製作の草分け「日映新社」に参加したりしたあとブラジルに渡り、9年間、飲食店を営んだあと、1988年、日本人移民の最も多いサンパウロで私設図書館を創立した。 1993年に帰国して今日に至る歴史は興味深いけれど、異国に「私設図書館」を創立したというのは、すごい! そのことでわかるように、佐々木さんの歴史の出発点は、書物であり読書なのだ。 <人間に死はあっても、読書に死はない> ・「書物は人間が創り出したさまざまな道具類の中でもっとも驚嘆すべきものです。ほかの道具はいずれも人間の体の一部が拡大延長されたものでしかありません。たとえば、望遠鏡や顕微鏡は人間の眼が拡大されたものですし、電話や声が、鋤や剣は腕が延長されたものです。しかし、書物は記憶と想像力が拡大延長されたもの」 ・佐々木さんがかつてサンパウロに創設した図書館もニューヨーク公共図書館も、わが家の近くにある小さな公立図書館も、みんな記憶と想像力の広がりの広場であり、多くの孤独な魂が結びついていく広場なのだ。 <ぼくの読書は、まだまだつづいていく> ・『吾輩は猫である』を中学、高校、大学時代にも読んだ。70歳のころにも読んだ。読むたびに、年齢に応じて「猫」は違うものになっていった。それぞれが「別の本」になっていったと思っている。 85歳になったら、また読もう。90歳になったら、100歳になっても「ぼくは死ぬまで本を読む」。 人間に死はあっても、読書に「死」はないのである。だから、死んでも読書は続けられるのである。 ぼくの読書は、内容は貧しいかもしれないけれど、量だけは、まあ300歳ぐらいまで読みつづけられるほどはあるはず。 このように、読書をめぐる83歳の妄想は限りなく楽しい。 「さらば読者よ、何歳になったって元気でいこう。絶望するな。では、失敬」 <本は雄弁である> ・いい書物は死なない。ぼくが生まれた年に死去した英国の詩人・ジャーナリストのチェスタトンも、ぼくが新聞記者になった年に世を去った永井荷風も、さらにいえば大昔の藤原定家もシェイクスピアも、ぼくのまわりに生きている。 従軍記者として戦場を歩いた父は、敗戦についても「8.15」以前に知っていたに違いないと、ぼくは確信しているが、父は無言だった。 しかし残された蔵書に、たとえば『高見順日記』などがあることに、ぼくは父の無言の意思を感じる。これは太平洋戦争の敗北の日記なのだから(その要約版に文春文庫の『敗戦日記』がある)。 このような本による無言の意思がぼくを元気づけてくれる。本は雄弁である。 『ニッポン 未来年表 』 AIとITで今後どうなる ⁉ 洋泉社MOOK 2019/5/13 <なくなるかもしれない仕事> ■AIだけで完結する仕事 ■高度な知識が必要なもの ■長時間、継続的な監視が必要なもの 経理、コールセンターのオペレーター、タクシー運転手、上級公務員 飲食店の皿洗いや掃除係、秘書、レジ打ちやチケット販売員 箱詰めや積み下ろしなどの作業員 <生き残る可能性が高い仕事> ■何もないところからモノを生み出す仕事 ■専門ではなく複合的な業務 スポーツ選手、エンジニア、医師、建築家・インテリアコーディネーター 芸術関係の仕事、交通機関の管理者、動物園・遊園地、マスコミ関係 <AIの発展で仕事がこう変わる ⁉> ・(AIはこれが得意!)データの中から最適なものを選び出す。データの処理と正確性。データを照らし合わせて共通点を見つけること。 ・(AIはこれが苦手)新しいものを生み出す創造的な作業。文章を解釈して問題解決すること。「なんとなく」というような「あいまい」なものに答えを出すこと。 (AIの発展によって期待すること) ・ヒューマンエラーの解消 ・難易度の高い手術が手軽にできる ・自分が今いる場所に宅配便の荷物が届く ・適材適所の職場が実現できる ・AI家電製品の進化で、家事負担が減る ・省力化・省人化が進む ・労働時間が減り、生活にゆとりができる ・自動運転によって、移動がより安全で便利になる (AIの発展によって不安に思うもの) ・設備投資にお金が掛かる ・人間が退化する ・仕事全体の量が減る ・失業者が増え、経済が悪化する ・システムエラーによる事故や混乱が生じる ・いつかAIに支配される? ・結果がひとつになるため、何もかも同じになる ・自分が使いこなせるかわからない <新しくできる仕事> 財務アドバイザー、データクリエィター、ゲノム・リサーチャー、 AI環境エンジニア、遠隔医療技師、AI事業開発責任者、 ドローンパイロット、コミュニケーター、ノスタルジスト、 3D再現エンジニア <ニッポン未来予測 2020−2040> <2020 農業 AIとIT化で収穫高アップと完全自動化を目指す> ・AIが管理する農場では、育成から農薬散布、収穫までを自動化できる <2021 投資 人の判断力のスピードではAIと対峙することは不可能に> ・一瞬の判断力が求められるヘッジファンドではAIのひとり勝ち ・2016年の夏に刊行された『人工知能が金融を支配する日』(東洋経済新報社)という本のなかに、AIやロボットを駆使して成功できるのは、そのようなアプローチに本当に長けている一部のスーパーヘッジファンドに限られることが説明されている。そして、市場はそうしたファンドに独占されるおそれがあることが懸念される。例えばブリッジウォーター、ルネッサンステクノロジー、ツーシグマなどである。それから3年を経過して現在、残念ながら、シナリオ通りの展開になってきている。ヘッジファンド全体は落ち目になっているが、AIやロボットの使い方を熟知する彼らだけは元気である。 <2022 コミュニケーション AIが人の知能を超え感情を持つとそこに恋愛感情が生まれる?> ・現在はビッグデータからの選択で回答しているAIだが、未来には感情に似たものが生まれるかもしれない <2025 スポーツ AIとITのタッグで予測データは『楽しむため』から『勝つため』のものに> ・AIが選手の怪我や選手の素質、成長までを予測 <2025 流通 GPSとドローンが連動して個々のいる場所に荷物が届く> ・AIとGPSの連動による無人配送が実現、人手不足も解消される <2026 教育 家庭教師のような役割を果たすAIが教師を凌駕する可能性> ・AI教師の出現は子どもたちの個性を伸ばし、それぞれにあった未来を生む <2027 介護 ビックデータを司るAIが管理するロボットで自立生活へ> ・見守りロボットとセンサーの普及で、健康管理から不慮の事態までを予測 <2020 住宅 AIとセンサーの連動で実現されるスマートホーム> ・IoT住宅が、人の健康管理もカバーする <2029 建設 新3Kを掲げた労働環境の改善とICTの全面活用で効率化が実現> ・I−Constructionの導入後の建設業界では人材不足の解消だけではなく、安全性も確保される <2030 人事 時間と場所を選ばず、性格分析を済ませたデータから人材を選ぶ> ・個人情報をビッグデータ化することで実現する真の適材適所 <ニッポン 未来予測 2040−2050> <2040 自動車 自動運転の完全自由化で、空飛ぶクルマが実現?> ・自動運転とエアロカーの未来はセンサー技術とIoTが切り拓く <2040 医療 ICTと思考する頭脳コンピュータが医療の現場に変革をもたらすか?> ・医療の未来は医師をAIとロボットが補助し、より高度な治療をいつでもどこでも受けられる <2040 放送メディア ライフスタイルとハードの変化でテレビの価値はどうなる?> ・TVとネットが融合し視聴者が好む番組企画をAIが製作 <2041 モビリティ 人や物の輸送手段が劇的に変わる!IoTとAIによるモビリティ革命> ・AIが管理する交通網によって時間ロスや混雑が減少。快適な通勤や移動が実現する <2041 生活 生活スタイルをサポートする統合型家事ロボットが登場> ・AIが家電や設備を統合制御し、家族のライフスタイルを支える <2042 軍事 ハイテク兵器の普及によって、軍拡競争・地域紛争・テロはどうなる?> ・戦争やテロはAIによって人間の手を離れ、より悲惨な状況を生み出しかねない <2045 芸術 AIが創造性を刺激し芸術に新しいジャンルを生む?> ・AI自体が芸術作品を創り出すと同時に人間の想像力を刺激し、新しい芸術を生み出す原動力となる <2050 漁業 AIによる天然魚管理がなし得る漁業と養殖業の融合化> ・ベテランと同等のキャリアがあるAI漁師が誕生し、漁場や漁獲管理もまかなう <10分でわかる ニッポンの業界未来予測> <I−Construction> 2020年 人手不足に悩む日々 2030年 ICT健康での作業が増える 2040年 職人とAIの工事担当割合が同程度になる 2050年 計画以外はAIが家やビルを建てる ⁉ <投資> 2020年 トレーダーが手腕を振るう日々 2035年 人の判断力のスピードではAIについていけない 2040年 トレーディングはAIが独占する 2050年 市場では大変動がなくなるが、小さな幅の動きでAIが利益を生み出す⁉ <医療> 2020年 人の手では時間のかかる手術が多い 2042年 AIとVR、3Dスキャナーの発展で再生治療が活発になる 2050年 AIとICT(情報通信技術)が医療の未来を変えていく! <コミュニケーション> 2020年 AIとは機械的な会話しか成立していない 2040年 AIに感情や知性のようなものが芽生える? 2050年 AIと感情のある対話が可能に <教育> 2020年 AIはデータ処理のみに活用されている 2030年 AI教師が登場し、子どもたちの個性が伸びる 2050年 人とAIがタッグを組んだ教育界が生み出されている <介護> 2020年 人の手による介護で家族も疲弊する 2040年 地域包括ケア体制の環境が整い、AIとの連携がはじまる 2050年 AIが健康管理をすることで介護負担が著しく減る <住宅> 2020年 スマートスピーカーが普及しはじめる 2042年 IoT住宅の普及がスタンダードになる 2050年 総括的に人を守るAI住宅が誕生する ⁉ <農業> 2020年 後継者問題など深刻な人手不足 2028年 生産の各工程で自動化が進む 2035年 生産管理をAIでまかなうようになりはじめる 2050年 農業就業者はシステム管理者へ移行する ⁉ <漁業> 2020年 海の環境と水産資源の解明に着手 2030年 魚種ごとの回避データが揃いはじめる 2040年 遠洋漁業で獲っていた魚が沿岸部で獲れるようになる 2050年 生け簀となった大洋の魚を計画的に水揚げ! <自動車> 2020年 運転ミスなど人的事故が絶えない 2030年 自動運転の法整備が進む 2040年 交通機関で自動運転が使用開始 2050年 自動運転が生活時間のさらなる効率化を加速 <放送メディア> 2020年 ユーチューブなどメデァの形に変化が現れる 2035年 インタ―ネット放送が地上波を追い抜く勢い 2050年 番組内容や視聴者対象を細分化し、多チャンネル放送でTVは生き残る <モビリティ> 2020年 自動車による交通事故や渋滞が絶えない 2030年 環境汚染とは無縁な自動車が誕生する 2040年 先進国以外でも自動運転導入 2050年 電動・自動運転車によって人間の移動手段が大きく変わる? <アート> 2020年 感性と経験、技術が芸術を生み出す 2035年 AIが個人に特化した芸術を簡単に制作 2050年 芸術はより身近な存在になり、AIを超える新たな芸術が誕生する? <スポーツ> 2020年 選手は故障やスランプに苦しんでいる 2030年 AIの分析による練習メニューで怪我を予防 2040年 AI分析によってチームの勝敗が左右される 2050年 AIの分析データがスーパースターを見つけ出す <2045年、AIに何かが起こる SF映画の世界は空想ではない ⁉> <実際にシンギュラリティが引き起こされる可能性はあるのか> <人知を超えたAIが生まれる可能性はあるのか> ・シンギュラリティ(2045年問題)と呼ばれるこの問題は、「技術的特異点」を意味する。 ・近年で似たような問題として記憶に新しいのは2000年問題だろう。西暦でカウントされてきた西洋文化では、0化されることでシステムが誤作動するのではないかと警戒されていたものだが、実際には何も引き起こされなかったに等しい。 <シンギュラリティを迎えてAIが脳を超越する可能性> ・この仕組みを模倣したのが、ニューロコンピュータなのだ。人の脳は、約140億もの神経細胞の集合体だが、仮にこれと同じ数のニューロンを持つコンピュータが実現すれば、知性のあるコンピュータが出来ても不思議ではない。遺伝的に神経細胞の数に限界がある人と比べて、一度これに並ぶニューロンを備えたコンピュータが出来てしまえば、10倍の数を持つものが生まれるまで時間の問題と考えることができるだろう。 ただし、未来に絶対はあり得ない。 『聖書と宇宙人』 クロード・ボリロン (ユニバース出版社)1980年 <リラ(琴座)の別の世界> ・やがて機体がかすかに揺れ、私たちは、出口に向かった。そこで、私が目にしたものは、信じられないほどう痛苦しい天国のような光景だった。その素晴らしさを語る言葉を私は知らない。大きな花が咲き乱れ、その中をこれまで想像したこともなかったような動物たちが歩き、極彩色の羽根に色どられた小鳥たちが飛びかい、頭の形がちょうど小熊のような青やピンクのリスたちが巨大な果実や花を沢山つけた木の枝を駆け上っている。 私達が、降りた宇宙船から30メートルほどのところに何人かのエロヒムが待っていた。林の向こうには、貝殻を伏せたような形のはなやかな色どりの建物がいくつも見えた。どの建物もまわりの草木と見事に調和している。外は暑くもなく、また寒くもなく周囲の空気は何千種類もの珍しい花の香りに満たされていた。 <古代の預言者たちに会う> ・食事が終わり、地球からずっと一緒だったエロヒムが私に向って口を開いた。「この前お会いした時、この惑星には科学的な不死の処置で、ひとつの細胞から再生され今は生きている地球人たちの場所があって、そこには、イエスやモーゼやエリアといった人たちが住んでいるとお話しましたが、実際にはその場所は、大変広い所で、この惑星全体にわたっており、そこで地球の人々は不死会議議長のメンバーであるエロヒムと一緒に住んでいるのです。私の名はヤーウェ、不死会議の議長です。この惑星に現在、現在8千4百人の地球人が住んでいますが、この人達は皆、生きている間に無限の心の広さを獲得したが、または、その発見や著作、それに愛や献身によって原始的な段階からある程度脱することができた人ばかりです。このほかに不死会議のメンバーである7百人のエロヒムが住んでいます。 『天才政治』 (天才に権力を!) クロード・ボリロン”ラエル” MRJ出版 1985年 <天才に権力を与える方法> <原始的な民主主義すなわち平均政治> <天才政治すなわち選択的民主主義> ・すなわち、全ての人間に対し、その知性を測定する科学的テストを実施し、生来の知性(卒業証書の数ではなくて)が平均より10%以上優れた者たちにのみ選挙権を与え、生来の知性が平均より50%以上優れた者たち(天才)にのみ被選挙権を与えるものである。 実際、最も知性的な人々が統治者になることほど、望ましいことがあろうか! ・テストの実施により行われる個人の知性の科学的な尺度は、大学を出たとか、たくさんの免状を持っている者も、それを理由に優れたものとみなすことは全くない。そうではなくて、労働者も農民も技術者も、全て全く平等に扱うのだ。権力の座に就くであろう天才たちは、あらゆる社会階級、人種および性から出てくることが可能である。したがって、今問われているのは単なる民主主義ではなく選択的民主主義である。 ・誤解のないように強調しておくが天才であるという事実が、そのままその者に政府の構成員となる権利を与えるのではなく、構成員に立候補する権利を与えるのである。 『異星人を迎えよう』 “彼らが実験室で人間を創造した” クロード・ボリオン“ラエル” AOM 1986年 <悪魔は存在しない、私は、それに出会った> 「サタン」が年代学的には最も古いものである。エロヒムが自分たちの惑星の実験室内で最初の完全な合成生物を創造したとき、彼らの世界の一部の人々は彼らの文明にとってこれは危険なことだと考え、この遺伝子操作に反対した。 ・この遺伝子操作に反対する運動をリードした団体は、エロヒムの一人で”サタン”という者にひきいられていたのである。 ・こうした経緯からサタンとは、エロヒムのうちの一人ではあるが、エロヒムの姿を持つ新しい生命の創造には反対する彼らの惑星の一政治団体の指導者であることがはっきりと分かる。他の多くのエロヒムたちはサタンとは異なり、非暴力的な生命の創造は可能だと考えていた。 ・ここでルシファーが現れる。語源的にはこの言葉は「光を運ぶ人」を意味する。ルシファーは地球に生命、従って人間を創造したエロヒムのうちの一人でもある。 ルシファーは最高の合成人間の反応を研究するある一つの遺伝子工学実験場のなかの一つの科学者グループの長として、新しく創造された創造物の素晴らしい能力を見て惑星政府の指令から離反することを決心した。 ・こうして「光を運ぶ人」としてのルシファーは人間に光をもたらし、彼らの創造者は神ではなく彼らと同じような人間であることを明らかにした。このようにしてルシファーは人間たちからは悪しか生じないと考えるサタンと対立し、エロヒムの惑星を統治する不死会議の議長であるヤーウェの命令に反することになった。 <地球人に対するヤーウェのメッセージ;最終核戦争の啓示> ・核爆発にさらされなかった地域では、爆発地点から何千キロも離れた所も空から岩が降って来た。 「私はまた新しい天と新しい地とを見た。先の天と地とは消え去り、海もなくなってしまった」(ヨハネの黙示録、21章1節) ・ヨハネはそこでは地球より遠ざかる宇宙船の中から見えるものを見たのだ。地球が遠ざかっているような印象を受けるが、実は宇宙船の方が遠ざかっているのである。そしてこの宇宙船は星間を旅行し、地球人には見慣れない宇宙空間の旅を続けるのだ。すなわち、「新しい天」である。そして宇宙船は他の惑星へ近づく。すなわち「新しい地」である。 「また聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために着飾った花嫁のように用意を整えて、神のもとを出て、天から下って来るのを見た」(ヨハネの黙示録、21章2節) 宇宙船から見た原始人は、あたかもこれから宇宙船が着陸する町が「天から下って来る」ように感じたのだった。もちろん本当は宇宙船の方が近付いていったのである。 「・・・・・・。『見よ、神の幕屋が人と共にあり、神が人と共に住み、人は神の民となり神自ら人と共にいまして、人の目から涙を全くぬぐいとって下さる。もはや死もなく、悲しみも、痛みもない。先のものが、すでに過ぎ去ったからである』。」(ヨハネの黙示録;21章3,4節) ・これは不死の惑星についての描写であり、そこでは大異変から我々が救出する人々が、我々とともに永遠に生活し、地球が再び住めるようになったときに、新しい平和な文明を創造するために移住させられるのを待っているのだ。 『異星人を迎えよう』 “彼らが実験室で人間を創造した” クロード・ボリオン“ラエル” AOM 1986年 <エロヒムの惑星政府> ・それは、1973年12月に私ラエルがテレパシーに導かれ、オーヴェルニュの火山の火口へ行き、そこで私たちよりもはるかに進んだ文明を持つ異星人エロヒムからのメッセージを受け取ったことが始まりだ。 ・はるか以前のこと、地球からずっと遠い惑星に私達地球人に似た生命体が存在し、「生命」の秘密を発見し、実験室の中で生命を人工的に創造することに成功した。それは、彼らがDNA(デオキシリボ核酸)を完全にコントロールすることに成功したということだ。 ・生命の創造について聖書には、非物質的で全能な神のなせる業のように書かれている。しかし、実際はエロヒムによる壮大でファンタスティック実験のことを聖書は述べているのだ。 ・しかし、エロヒムの惑星政府は地球に創造してしまった危険な生物(=人間)を破壊してしまわなければならないと考えた。サタンと呼ばれるエロヒムの一人に導かれ、人間たちは性悪であると考える一派が最終的に勝利をおさめ、地球の全ての生命の破壊が行われることになった。それが、あの聖書に記された「大洪水」だ。これは現代の私達の原子爆弾に似ているが、それよりもずっと強力で大きな力によって引き起こされたものである。 ・彼らは、メッセンジャーを地球へ送り、宗教をつくり、人類にその起源を教えた。そして、人類が神秘主義におちいることなく、自分たちの起源を十分理解できるほど科学が発達した時に宗教聖典がその証拠となるようにしておいた。モーゼ、イエス、仏陀、マホメットなどは、実はメッセンジャーだったのだ。 ・その惑星で、私は、モーゼ、イエス、仏陀にマホメットといった偉大な預言者たちに会った。彼らは、科学の力で生命を保たれていた。時が来れば、彼らがエロヒムとともに地球に再来することは、諸宗教の聖典が予告している通りである。この「不死の惑星」と呼ばれている惑星では、人は7百年くらい生き、そして生前に採取保存されている一つの細胞から再生される。この細胞には、個々人の設計図である遺伝子コードが含まれている。 ・私は、私の額の真中から採られた一つの細胞から、自分のコピーが巨大なマシンの中でつくられているところに立ち会い、すぐさまもう1人の自分に対面することができた。 ・私達も構成している微粒子のそのまた微粒子の上に知的生命体、つまり他の人類が存在している。また、地球やその他の星もまた、ほかの巨大な生命体を構成する微粒子である。 <イスラエルの民とユダヤ人> ・エロヒムによって最も優れた人種に選ばれたのはイスラエルの民である。彼らは、イスラエルの地にあった実験場でつくられた。それらの人々が最も優れていたが、エロヒムの息子たちは、その娘たちに魅せられて子供をつくったのだ。それがユダヤ人である。こうしてイスラエルの地に住みついた人種がユダヤ人となったのである。 ・現在、地球上にある生物は全て、エロヒムにより基礎的な「土のかたまり」から創造されたものである。それはある方法によって原子を集めた分子構造物である。そして、今日、私達の時代の地球の科学者たちに植物でも動物でも人間でも獣でも、あらゆる生物は基本的には同じような成分から成り立っていることを知っている。 『公務員の未来予想図』 10年で激変する! 人口減少時代を公務員はどう生き残るか? 生駒市長 小柴雅史 学陽書房 2018/10/11 <急激な社会変化> ・オックスフォード大学の研究結果では、AI(人工知能)の発展により、将来なくなる可能性のある職業として、行政事務員(国・県市町村)が例示されています。 ・近い将来、公務員の代名詞でもあった終身雇用や年功序列は確実に崩壊し、AIやITの発展に伴い職員数も減っていくでしょう。しかし、AIやITを活用した新しいサービス、市民力を活用した新しい街づくりを進め、変化に対応した新しい自治体を立ち上げる大きなチャンスでもあるのです。 <10年後、自治体は「消滅」と「新生」のどちらの道を進むのでしょうか> ・これからの自治体、公務員が胸に刻んでおくべきキーワードとして、私は「リーダーシップ(始動力)」「稼ぐ力」「常識を破壊する突破力」「自治体3.0を実現する協創の力」と確信しています。 <人工知能・ロボットの進化により、公務員の仕事が消滅する!> <日本の労働人口の「49%」が人工知能(AI)やロボット等で代替可能になる> ・その中には、AIやロボット等による代替可能性が高い100種の職業がピックアップされており、国や自治体の行政事務員も含まれています。現在の自治体職員の仕事は、10年後、20年後にもあるとは限らないのです。 <実証実験がものがたる提携業務自動化の数々!> ・今後、AIやロボット、ITは急速に発達し、自治体における定型業務がなくなっていくことは確実です。 ・経済産業省では、国会答弁の作成を含む行政事務における人工知能利活用を研究しています。 <AI・ITに負けない公務員の仕事とは何か?> ・このように、公務員がこれからの時代に生き残っていくには、人間にしかできない仕事に特化し、現場に入り、専門性に磨きをかけることが不可欠です。 ・これからは、行政が持つ情報やデータは行政だけのものでしょうか。市民や事業者に提供されるのが当然になり、それを活用した新しい公共サービスが生まれてくる時代となります。 <少子高齢化・人口減少の中、公務員数は一気に減少する!> ・人口維持するための合計特殊出生率が2.07といわれているので、今後1.44が維持されるとしても、2世代続けば、子どもの数は半分以下になります。 少子高齢化と人口減少により、行政ニーズの増大と、自治体の財政への悪影響及びそれに起因する職員数の削減というトリプルショックが自治体を襲います。 <想像を絶する少子高齢化のスピード> ・100年後の2115年には、日本の人口は約5000万人になると推計されています。 一方、高齢化問題に関しては、「2025年問題」という言葉があります。団塊の世代が後期高齢者となり、社会保障費が大きく増加すると予想されるのが2025年頃です。2016年の高齢化率は27.3%ですが、2025年には30.0%になり、数年のうちに後期高齢者数が前期高齢者数を追い抜くと予想されています。 ・その後の2042年には、団塊ジュニア世代が70歳前後となり、高齢者数が3935万人とピークを迎えますが、団塊ジュニア世代の子どもたちの世代は「第3次ベビーブーム」といわれるような顕著な出生数の増加は見られなかったため、現役世代の負担は極めて重くなるのです。 <確実に進む公務員数の減少> ・地方公務員数は、1994年度の328万2492人をピークとして、2017年度には274万2596人まで減少しています。 ・1つは、少子高齢化と人口減少による行政課題やニーズの増加・多様化です。 ・国や県からの財政支援も昔ほど手厚くないので財政が悪化し、人件費を下げるため公務員の数は減少していきます。 <身分保障の砦である終身雇用や年功序列はまもなく崩壊する!> ・公務員を目指す受験生は、公務員をやめてもやっていける人材になる覚悟を求められる時代なのです。 <公務員の終身雇用が必ず崩壊する理由> ・私は公務員の終身雇用はこの15年くらいを目途に崩壊すると見ていますが、それにはいくつかの理由があります。 第一に、単純にそれだけ多くの公務員を雇用し続けることができない財政状態になることです。 ・第二に、AIやITの普及や外部委託の増加により、職員がやるべき業務が大きく減少することです。 ・第三に、今後の急激な社会変化や市民ニーズの多様化・専門化に対応するには、プロジェクトごとに外部から専門家を登用する必要があるからです。 <年功序列はこうして崩れる> <過度な同質性をあえて崩していくことがどうしても必要> ・ベテラン職員の知見が役に立たないケースが増えてくるのです。 ・逆説的になりますが、公務員は、制度的に安定した地位を保障されているからこそ、それを土台に新しい挑戦をし、現場に飛び出して、地域を活性化していく使命があると考えるべきなのです。 <自治体業務全体の民間委託が加速度的に進む ⁉> ・以前、「行政に任せることは最小限にして、市場メカニズムを活用する方が効率的、合理的」という「小さな政府」論がブームとなりました。今後、第2次の「小さな政府」論が大きな議論になると考えています。 <「行政にしかできない業務」とは何か、が問い直される> ・「公務員でなければできない業務とは何か?」 AIなどによる抜本的な業務の効率化が進んでいくと、当然出てくる議論です。 ・しかし、生駒市をはじめ、いくつかの自治体では、市民課の住民票交付や各種証明書の発行など、個人情報を扱う窓口業務をすでに外部委託しています。そもそも、個人情報を取り扱う業務も民間事業者のIT技術を使わないと運営できないのですから。すべてを行政で行うという幻想はとっくの昔に終焉しています。 <米国サンディ・スプリングズ市の衝撃> ・米国のジョージア州に新たにできたサンディ・スプリングズ市は、消防と警察以外の業務をすべて民間業者に委託したことにより、市役所の職員はなんと9人。 ・しかし、AIの発展も視野に入れながら、業務の大部分を外部委託するという選択肢は持っておかなければなりません。 <庁舎がなくなる!公用車もなくなる!> <自治体の庁舎がなくなる理由> ・そして、働き方改革の流れの中でテレワークを利用した柔軟な働き方が進むことから、「全職員が、決められた時間に決められた出向き、同じ空間で仕事する」という常識が一気に崩れます。 ・単に財政が厳しいとか、職員が減るから、という理由だけではなく「協創」を進めるために、自治体の庁舎内にコワーキングスペースを開放したり、民間のスペースに自治体の機能を置くことが当たり前の時代になるのです。 <シェアリングエコノミーと行政の素敵な関係を創る> ・最近のトレンドの1つに「シェアリングエコノミー」があります。 生駒市も子育てシェアの株式会社AsMamaと全国で初めて協定を締結するなど積極的な活用を図っています。 ・そうなれば、自治体も庁舎だけでなく、公用車をはじめとする行政保有資産を民間企業や市民とシェアすることが可能です。 ・行政が大きなコストをかける必要はありません。 <役所から紙の山が消える ⁉> ・役所といえば、高く積み上げられた「紙の山」が代名詞。 しかし、そんな光景も近い将来見られなくなるかもしれません。ITや音声認識などの発達により、紙媒体による事務作業や記録の合理性が低下するほか、オフィスの業務環境の改革によって、そもそも「自分の机・棚」という概念が消滅し、紙を積み上げる場所がなくなるからです。 <インタ―ネット利用者数の爆発的な増加> ・2016年のインタ―ネット利用者数は、1億84万人で、人口に占める普及率は83.5%となっています。 行政の世界では、残り16.5%の市民がいる限り、紙媒体を完全にはなくすことはなかなか難しいのですが、市民のITリテラシーの向上を受け、行政による情報発信や市民とのコミュニケーションにITを利用することが増えています。 <働き方改革が電子化を促進し、オフィス環境を一変させる!> ・今、急速に進行している働き方改革も、行政の電子化と強い相関があります。 例えば、家や出先でも仕事ができるテレワークの導入は、介護や育児世代の働き方改革の柱になる重要な取り組みですが、そのためには無駄な紙の使用をやめ、可能な限り情報を電子化し、システム上で共有することが必要です。したがって、資料は電子化され、決済も電子決済となるので、役所や倉庫から紙の山はなくなっていきます。 ・実際に、2013年度に55.3%だった国の各省の電子決済率は、「世界最先端IT国家創造宣言工程表」や、それに基づく「電子決済推進のためのアクションプラン」などの取り組みにより、2016年度には91.4%と大きく進展しました。この流れは一部の自治体にすでに普及しており、今後は多くの自治体で電子決済が導入されていくはずです。 ・また、働き方改革の大きな要素として「働く環境の整備」があります。総務省やいくつかの自治体では、フリーアドレスの採用による職場レイアウトの合理化はもちろん、大型ディスプレイプレイを活用して、テレワークにも対応した効率的な打合せの実施などの取り組みが進んでいます。 このように、ITを活用することで、紙がなくなるのみならず、公務員の職場環境は改善され、業務は効率化していきます。 <こんな業務でも紙の書類が消えていく!> ・政府が普及を進めているマイナンバーカード。生駒市でも普及に尽力し、全国800近い市・特別区の中で第8位の交付率となっていますが、日本全体で見ると交付率はわずか10.7%。 ・前述したエストニアでは、15歳以上の国民全員に電子IDカードが交付されているので、各種証明はオンラインで取得できます。 ・紙の書類が消えていくことは政策決定過程の変容をももたらす可能性を秘めているのです。 <オープンデータで公共サービスは市民がつくり出す時代になる!> ・「自治体の力だけで、多様化する地域課題や市民ニーズのすべてに応えることは不可能な時代です」 ・最近は、行政が公開したデータを市民主体で活用し、地域課題や市民ニーズに応えるサービスを整備していく“Civic Tech”の動きが活発になっていきます。 <オープンンデータが自治体の政策づくりを変える> ・生駒市でも2017年にオープンデータのポータルサイトを立ち上げ、現在は269のデータセットが公開されています。 オープンデータの意義として、行政がやっていることを「見える化」して、透明性と市民からの信頼性を高めることが挙げられます。 <こんなにある! オープンデータの活用事例> ・生駒市の給食の献立データからは、奈良先端科学技術大学院大学の学生の力によって、生駒市発の「4919(食育)」というアプリができています。 ・人気のカレンダーアプリ「ジョルテ」とのコラボも実現しています。人気のカレンダーアプリ「ジョルテ」に、生駒市のイベント情報などを提供することで、地域オリジナルの情報を組み込んだ、生駒市カレンダー」がジョルテで利用できるようになりました。 ・したがって、これからの公務員は、ITによる行政からのサービスや情報の提供に対応し、活用できるITスキルを持つことが当然となります。 <公務員試験はなくなり、公務員の副業が当たり前になる> <公務員は根強い人気だが………> ・これから公務員になる人が、同じ組織で定年を迎えられるかどうかは誰にも保証できません。 ・逆に、公務員を辞めても食べていけるだけの専門性やリーダーシップを身につけていく公務員こそが、これからの地域の発展や激しい変化に柔軟に対応できるのです。 <公務員の人気はなくなるのか?> ・終身雇用でなくとも、しっかりと成長し、自分の将来を切り拓いていくことができる、と感じてもらえるような自治体の人気は、今後も下がることはありません。 <ワーク・ライフ・コミュニティの時代が来る!> ・市役所にこもらず市民に積極的に会うために地域に飛び出していた職員は、素敵な人とたくさんつながっています。 <公務員試験はなくなり、「公務員志望」「民間志望」は死語になる!> <「公務員試験」廃止の自治体は増え続けている!> <公務員試験受験者には民間企業のことも知ってほしい> ・このように、行政機関と民間企業の垣根は低くなりますし、相互理解が進むことで官民を超えた連携や社会への付加価値の創造が進展することから、「民間企業志望」「公務員志望」という言葉は死語になっていくし、そうしなければなりません。 ・だからこそ、官民の壁を低くして、官民どちらでもしっかり活躍できる人材を効果的に活躍させる環境整備が進むと考えられるし、確実にそのような労働環境が整備されていくと見ています。 <リボルビングドアでの採用が増え、公務員の転職が当たり前になる!> ・リボルビングドアとは「回転扉」。公務員からNPO法人の職員、そして民間企業へ、といった業種の壁を越えていろんなキャリアを積んでいくことです。 <ベテラン職員にしかできない業務は減っていく!> ・公務員の常識にとらわれない外部人材の方が効果的な取り組みをつくり出し、実施できる可能性も高くなります。 <民間企業でも活躍できる公務員を目指せ> ・終身雇用を保証できないこれからの自治体にとっては、採用した人が辞めても食べていけるように、成長や挑戦の機会を提供する責務を負っています。 ・入庁して2、3年こそが勝負と考え、若手職員が1人でしっかりとプロジェクトを立ち上げ、進行管理や各種調整・折衝の経験を積むようにしなければなりません。 ・他の世界でも活躍できる人材を育てられる組織には優秀な人材がどんどんやってきます。 <自治体が公務員の副業を推進する!> ・「公務員は副業してはいけない」と長年信じ続けられてきました。 しかし、地方公務員法をはじめ、どの法律を読んでも、公務員が副業することを禁止する規定は見当りません。 ・生駒市は、すでに副業を解禁し、奨励しています。 <生駒市が副業を推奨する理由> ・市町村職員自身が「一市民」として、しっかり地域に飛び出し、活動に汗を流さないと他の市民に対して説得力がないからです。 ・生駒市では、そのような誤った認識を打破し、公務員が地域活動を気持ちよく行えるよう、地域活動を行って報酬を得ることが可能となる基準を定め、その基準に沿って任命権者が許可を行う、とあえて明確にして公表したのです。 <「組織」に属しつつも「個人」で勝負できる職員になる!> ・わかりやすい例でいえば、私は、各地域から依頼を受けて講演できるような職員をたくさん増やそう、と思っています。 ・公務員は税金から給料をいただいていますが、本業をしっかりとやっていれば、他の活動から謝礼や報酬をもらうことに何の問題もなく、むしろ、推奨されるべきです。 ・自分の専門性を磨き「個人」として勝負する要素が強まっています。 ・「スーパー公務員」とも呼ばれる一部の自治体職員は、すでに、各自治体などに属しながらも、日本中、世界中の関係者とつながり、地域内と外を結ぶ独自の活動を展開しているのです。 <「専業公務員」は少数派になる!> ・本業以外の時間を活用した公務員の「副業」に加え、将来的には、本業として、公務員も、公務員以外の仕事もやる「兼業」「複業」も出てくるでしょう。 <「半〇半△」の生き方を見習おう!> ・「半農半X」という生き方があります。塩見直紀さんが提唱している生き方で、自分や家族が食べる分の食料は小さな自給農でまかない、残りの時間は農業以外で自分のやりたいことに費やすという生き方です。 ・まず、「仕事を複数持つ」ことについては、塩見さんのように半分が農業であっても良いですし、半分が会社勤めであっても良いと思います。地方公務員法の改正など制度的な手当が必要になるかもしれませんが、将来的には週に3日は公務員をしながら、週2回は、例えば、NPO法人、英語教室、農業、お店の経営、講演や執筆活動などに従事することなども考えられます。 育児や介護が大変な時期は週3日でもOKという柔軟な働き方ももちろんありでしょうし、複数の自治体で働く公務員も出てくるかもしれません。 ・公務員も民間企業やNPO法人などで週1、2日働くような働き方は増えてくるでしょう。 <「ワーク」と「ライフ」と「コミュニティ」の境界がなくなる!> ・市町村から、従来のワーク・ライフ・バランスを超えた「ワーク・ライフ・コミュニティのハーモニー」を実践していくことが、豊かな人生をすごすうえでも、地域のまちづくりにおいても大切になるのです。 <自治体は経営だ!稼ぐ自治体が台頭する> <コストカットだけではない「真の行政改革」が始まる!> <コスト削減だけではもう対応できない!> ・しかし、これからの時代、高齢化に伴う急激な社会保障費の増加に対応するには、行政コストの削減に加え、しっかりと「稼ぐ」自治体になることが必要です。 <まずは、いままでの町づくりにプラスアルファを!> ・稼ぐための基本となるのは、今まで力を入れて取り組んできた分野に一層の磨きをかけることです。 ・地域の強みの裏にある隠れたチャンスを活かした取り組みを考える方が効果的です。 <ふるさと納税だけではない新しい寄付のしくみが広がる!> <ふるさと納税は自治体のプラスになっているのか?> ・最大の課題はふるさと納税といいながら、ふるさとを出て他の地域で活躍する人が地元に恩返しする制度になっていないことです。誰でもどこにでも寄付が可能なことから、単に返礼品のお得感で寄付先を選ぶ制度になっているのです。 <市民に寄付を求めることがタブーという風潮を打ち破る!> ・具体的には、市外の人ではなく、市民に対して寄付をお願いする必要があります。 ・あくまで市民の自由意思に基づいてなされる以上、いただいたご寄付をしっかり活用できれば何の問題もないはずです。 <金融ツール、経済的インセンティブを活用しよう!> ・最近では、特定の社会課題を民間活力で改善して社会的コストを削減し、その一部を事業者が受け取る社会的インパクト投資(SIB)なども浸透してきました。 <一石四鳥の取り組みとして空き家対策が進化する!> 空き家対策の効果? 高齢者の医療費が削減される! 空き家対策の効果? 子育て世帯の転入促進! 空き家対策の効果? 地元工務店への経済効果! 空き家対策の効果? 固定資産税の増加 <自治体が電力会社や民間サービス事業を立ち上げる!> <生駒市が自治体電力に取り組んでいる理由> ・どのような地域でも電力事業という産業を持つことのできる時代になっているのです。 ・利益が生じた場合も株主配当をしないので、収益を生駒市の地域課題に充当したり、新しい市民サービス事業に活用することが可能となります。 <生駒市が図書館を直営し、正職員を採用し続ける理由> ・何も考えずに外部委託する自治体は「稼ぐ」という観点からは失格です。 <すべての自治体に国際化対応が求められる!> <新興国のインパクトはますます大きくなる!> <新興国のインパクトは人口とGDPの急増から!> <新興国は日本の発展と停滞を注視している> ・彼らは、日本の戦後の目覚ましい経済発展と、少子高齢化や人口減少に苦しむ現在の両方を注視し、日本の成功と失敗の両方から多くの教訓を得ようとしています。 ・外国との付き合いは、自治体でも十分可能です。 <観光客は海外から直接招聘する!> <急増する海外からの観光客をターゲットにする> ・外国人観光客をメインターゲットにする戦略が断然効果的です。 <「何もない」が最大の武器になる> ・外国人は日本人と比べて、長い時間と多くのお金を観光に費やします。 ・今後は、日本中のどの町が観光都市になってもおかしくない時代なのです。 <世界を相手に物を売る!> <伝統工芸品と伝統文化を一体で売り込もう> ・新興国の資金力の高さもさることながら、日本の伝統文化に対する評価が海外でも高い証拠です。生駒市の特産品である茶せんも、ルーブル美術館をはじめとする世界各地で評判となっています。 ・着地型の体験型観光と、地球の特産品の販売は、車の両輪のようにつながりがあっているのです。 <日本の日常生活品は外国人にとって宝の山> ・外国人観光客を地域の文房具屋さん、雑貨屋さんなどへ案内することは、観光のコンテンツとしても十分成り立つし、地域で買い物をしてもらい、お金を落としてもらう手段にもなります。 <語学力、プレゼンテーションよりも大切なもの!> ・国際化というと、まず語学力と考える人が少なくありません。確かに語学力は大切ですが、近い将来、AIの発展により、音声認識や翻訳の機能は目覚ましい進化を遂げることから、語学力の重要性は徐々に小さくなっていくでしょう。 <はっきりと主張する方がコミュニケーションは円滑に進む> ・伝えるべきことがあれば、しっかりと主張し、時には反論して考えを改めてもらうことも重要です。 <新しい時代の公務員として生き残るために> <市民に汗をかいてもらう「自治体3.0」を目指そう!> ・市民を「お客様」ととらえ、ニーズに応え続けようとする自治体を2.0とすれば、行政でないとできない業務以外は、市民や事業者、専門家を「まちづくりの担い手」ととらえ、ともに汗をかいてまちづくりに取り組むのが「自治体3.0」です。 <「自治体3.0」の担い手は市民!> ・市民に汗をかいてもらってまちづくりを進めた方が、要望に応え続けるまちづくりよりも市民満足度や定住希望確率の向上につながります。 <生産性を上げるところからすべてはスタートする> <仕事はどんどん捨てよう> ・若いうちに「捨てる訓練」をOJTで積んでおくことです。 <新時代の公務員・自治体とは ⁉> ・生駒市では、2015年からの10年間で後期高齢者の数は約1.7倍になり、典型的な「2025年問題」のまちになります。 ・社会の急激な変化はピンチでもありながら、チャンスにもできるのです。 『日本の未来100年年表』 洋泉社MOOK 2017/10/19 人口減少時代を勝ち抜く鍵は先を見通す力にある! 2025年 ロボット手術で人類はがんを克服 2030年 地方から銀行が消える 2031年 年金制度が破綻 2040年 日本が先進国でなくなる 2045年 AIが人間の能力を追い抜く 2065年 女性の平均寿命が90歳以上 2100年 平均気温が4°C上がる 2117年 60万人が火星に移住 <これからニッポンで起こること> <2019年 日本の労働力人口に変化が表れる!> ・高度外国人材が永住権を取得 日本人の雇用が奪われる⁉ ・育児以外にも、労働力率が下がるシーンがある。それは親の介護だ。これは性別や独身・既婚を問わず、誰もが直面する問題である。日本人の平均寿命は延びており、これに伴い高齢者の介護問題は避けては通れない。法整備が進められているものの、介護のために休職を余儀なくされることも考えられる。 <2020年 記念すべきオリンピックイヤー> <2020年 自動運転車を実用化> ・エウロパに無人探査機打ち上げ ・労働力人口が6589万人に減少 ・ジェネリック数量シェア80%以上に <2020年代後半までに> ・国内原発の半数が廃炉 <2022年 衆院選にアダムズ方式適用> ・高校で「歴史総合」が必須科目に ・ドイツで原発全廃 ・インドが人口世界一に <2025年 農政が変化し農業が成長産業に> ・農業人口は減るが農業産出額は上向く ⁉ 農業とほかの産業との融合も起きている ・これまで農業は成長産業になり得なかったのは、零細兼業農家の存在にほかならない。「農政トライアングル」は彼らを必要として保護政策をしてきた。ただ、これを支えた零細な兼業農家が大量離農することで、このトライアングルは徐々に弱体化するはずだ。その結果、農政は産業政策としての色合いを増してくるだろう。 <2025年 ロボット手術と放射線、抗がん剤治療が組み合わされる> ・負担が少ない治療法を確立、人類はがんを克服する? ・新設住宅着工戸数は約67万戸に減少 <2026年 地域から首都郡へと人口流出が加速 ⁉> ・地方自治体は人口減少で不要となるのか ・確かに地方には多くのシャッター商店街が存在する ・地方の中核都市が成長し地方で起業する人が増加 <2030年 18歳人口減少と「高大接続改革」の進展> ・人生で3回の高等教育が当たり前になる ⁉ ・今後10〜20年で約半数の仕事がAIやロボットで代替可能だという試算が、国内外で出されていることをご存知の方も多いかもしれない。 <2030年 地方銀行の淘汰が加速 ⁉> ・銀行の数自体が減っていき金融機関の再編が本格化する <2030年 再生医療の国内市場規模が1兆円に> <2030年 農家から“農業法人”へと転換が進む> ・農業従事者数が半減し、「スマート農業」が一般化する ・農作物の品種改良においてもバイオテクノロジーのさらなる進化により成熟し、ゲノム編集が容易に行われ、現状栽培が困難なエリアで生育可能な新品種の開発が盛んになる。 <2031年 少子高齢化により社会保障制度が崩壊か> ・厚生年金の積立金が枯渇 ⁉ 制度自体が破綻する? ・社会保障制度は、国民生活を守るべき大切な制度である。少子高齢化が進む現代では、支出が年々増える傾向にある。この財源を確保するべく、年金の受給年齢の引き上げや、高額療養費の見直しなどの制度改正が繰り返し行われているため、未来予測をするのが難しい分野だ。 <2033年 不動産業界の未来は決して暗くない?> ・日本の空家率は3割強になる ⁉ 空き家率上昇は住宅供給過剰が原因 ⁉ ・2033年、空家数は約2170万戸、空き家率は30.4%に上昇 ・将来は大都市圏への人口集中傾向が顕在化 <2033年 超高齢化社会の新たな希望> ・認知症や神経障害が克服され、健康寿命は100歳に届く ⁉ (惑星探査に遺伝子を改変する)地球外の惑星でも生存できるように遺伝子操作された宇宙飛行士が探査に派遣される――。こんな未来はSF小説の中だけではなく、実際に可能となるかもしれない。 <新医療にも副作用克服の課題あり> ・荒唐無稽とも思える話から始めたが、もちろんこのような「デザイナーズベビー」は倫理的にも法的にも禁止されている。ただ、再生医療や遺伝子治療はもはや日進月歩で、その躍進ぶりはとどまるところを知らない。 <遺伝子治療で認知症がなくなる ⁉> ・iPS細胞では免疫反応を起こしにくいタイプの細胞を利用することで、2015年10月に加齢横斑変異症の治療に応用、初めて移植手術を成功させた。術後1年を経て、がんなどの異常が見られず、iPS細胞を使った世界初の治療となったのだ。 <臓器再生が可能に医療の新時代が到来> ・まず、遺伝子診断によるオーダーメイド医療、オーダーメイド創薬が将来、格段に進歩する。患者個々人の疾患により適した医薬品が遺伝子診断によって、より安全に正確に使われるようになるだろう。 ・再生医療の分野では、iPS細胞に限らずES細胞や間葉系幹細胞を使った治療が進んでいく。これら幹細胞からは、肝臓や膵臓、骨格筋、心筋、血液、神経、皮膚といった組織の細胞を文化させることができるから、脊髄損傷といった重傷の患者の身体機能を回復させることができるようになる。 前述した神経変性疾患であるパーキンソン病は、すでにドーパミン神経の前駆細胞をiPS細胞で作り出し、それをモデル動物のサルに移植しての治療が行われている。この研究者は、サルでの成功により次はヒトでの治験に進むとしているから、近いうちにパーキンソン病も遺伝子治療で治るようになるかもしれない。 さらに技術が進歩すれば、生体外で各臓器や組織などの生存を長期間維持させ、移植に使うことができるようになる。 クローン技術が可能になれば、ブタなどのヒトに近い実験動物をつかってヒトの臓器を成長させたり、胚発生の機構を使ってヒトの肝臓を作ったりするようになる。また、血液を作り出したり、神経系の機能を再現することができるようになるかもしれない。 <2035年 生涯未婚率が男性で約3割、女性で約2割に達する> <2037年 少子高齢化、人口減少時代を迎え、鉄道には厳しい時代に> ・リニア中央新幹線が大阪まで開通するも、その先は不透明? <2040年 国境を越えた地球規模でのマネー革命が始まった> ・仮想通貨はグローバルマネーとして通貨と同等に扱われるようになる⁉ <2040年 日本が先進国から転落する危機に!> ・豊かさを手に入れた世界は資本主義の行き詰まりに陥る ・豊かさを手に入れた世界は資本主義の行き詰まりに陥る。人口減少時代に突入するなど経済が好転する兆しが見えない。果たして、日本経済の未来に明るい兆候が表れるのは、いつになるのだろうか。 ・(低成長が続く日本は1人当たりのGDPに注目)今の内閣が掲げる働き方改革は労働時間を減らし、能率のよい仕事環境を作り生産性を上げていこうというものである。しかし、コスト効率の悪いサービスまで過剰サービス状態となり、生産が上がっていない。日本の企業の利益率はアメリカのそれと比べても低いままである。 このような状態の中、先進国の中でも祝日の一番多い日本は、高度成長時代に比べて労働時間が30%も減少しているといわれている。生産性の上がらないまま働く時間が短くなり、成長も鈍化していくのであろうか。いずれ日本は先進国から転落する日がくるのではないかと心配している。 <2045年 シンギュラリティによって完全自動運転車が実現!> ・人々の自動車への関心がなくなっていく ⁉ ・2045年、AIが人間の能力を追い抜く <2050年 バーチャル空間がどんどん現実に近づいていく> ・体に装置を埋め込む「裸眼VR/AR」が実現 ⁉ ・世界の子ども人口(4歳以下)の約40%をアフリカ大陸が占める ・2050年、日本の人口が9707万人に減少。日本の高齢化率(65歳以上)が38.8% <2050年 ついにヒトを超える人工知能が登場 ⁉> ・技術のブレイクスルーにより汎用型AIが誕生する ⁉ ・世界の人口は97億人、65歳以上の人口は2015年の2.6倍の16億人に <2056年 世界の人口が100億人に到達> <2060年 原子力や水素自動車は爆増するのか?> ・再生可能エネルギー減の成長がピークを迎える ・2060年、日本の人口が8673万人に減少 ・2060年、生産年齢人口(15〜64歳人口)は2010年度比45%減の4418万人に ・2060年、65歳以上の有権者の割合が46.7%に増加 ・2060年、国民1.2人で高齢者1人を支える「肩車型」に <2065年 女性の平均寿命が90歳以上に、高齢化率が4割になる> ・人生100年時代に突入? 超長寿社会がやってくる。 ・(いびつな人口ピラミッドが意味するものとは?) その理由は、人口ピラミッドにいくつかの山、つまり、いくつかの人口規模が多いコーホート(世代)があるためである。これが、いわゆる団塊の世代、および団塊ジュニアであり、全世代の中で突出して人口が多い、その結果、これらの世代が老年人口に達するとき、一挙に高齢化が進むように見えるのである。 ・老年人口は2115年には、1943万2000人になると見込まれている。2015年の同人口の規模が3386万8000人である。このことは、今後100年の間に老人人口でさえも、現在のおよそ3分の2にまで減少することを意味しているのだ。 ・(超高齢化社会の到来。90歳超の高齢者が増える)人口推計によれば、死亡中位仮定で2065年に女性の平均余命は91.35歳、高齢化率は約4割となる。 ・例えば2017年に公表された最新の生命表によると、75歳まで生きた男性は、平均してさらに12.03年、つまり、平均して87歳くらいまで生きる可能性があると見込まれている。さらに驚かされるのは、100歳に達した男性でさえ、平均的にあと2.18年程度生きると見込まれていることだ。人は我々が思うよりも長生きする可能性があるのだ。 ・出生率が1.3に近づき子どもの数が人口の約1割に ・2155年、さらなる少子化によって0〜14歳の年少人口は、520万人まで減少し続ける。 ・2065年、日本人の8人に1人が外国に由来する人々からなる。若年層に広がる国際化の潮流。 ・日本は、移民を受け入れるべきか、規制すべきか。さまざまな意見はあると思うが、日本が年間75万人の外国人を受け入れることができれば、人口は増加に転じるとの推計もある。 ・(周囲に外国に由来する人が当たり前のように存在する)2015年の国勢調査では、外国籍人口は177万5446人(総人口比1.4%)だった。しかし、もともとは外国籍であったものの後に日本国籍を取得した帰化人口や、両親のうち、いずれかが外国籍である国際児人口を推計した研究によると、これらの人々を合わせた外国に由来する人口は332万5405人(総人口比2.6%)と、国勢調査の倍近くに達すると見込まれている。 ・さらに同研究から、外国に由来する人口の将来的な推移を推計した結果を参照してみよう。これによれば、2040年には726万732人、2065年には1075万6724人になると見込まれている。 ・2065年に日本の総人口はおよそ8800万人になるとされていたことから、両者を比較可能なものとすれば、将来的には8分の1くらいが外国に由来する人口によって占められることになる。 ・今、なぜハーフのタレントやスポーツ選手が多く活躍しているかといえば、日本がすでにこうした人たちを多く抱える社会になってきているためであるということができる。 <2065年 世界の人口は103億人、65歳以上の人口は2015年の3.2倍の19億人に> <2065年 高速道路の料金徴収が満了> <2100年 上昇し続ける世界の気温> ・100年後には4.8°Cも上がり氷河や海氷面積が激減 ⁉ (気候変動と地球温暖化問題のこれから)世界がこれから追加的に温室効果ガスの削減に努力しなかった場合、2100年の世界平均気温は3.7〜4.8°Cと大幅に上昇するとの予測や、今世紀末には穀物生産量が50%以上減少するという予測が約2割を占めるなど、2100年が心配になる研究結果も多く示されている。 (温暖化が日本に与える影響とは)日本にはどのような影響が出ると予想されているのだろうか。先ほど紹介した報告書をもとに作られた「2050年の天気予報」では、穏やかな四季を持つ国、日本とは思えない未来を描き出している。 ・東京の真夏日連続50日、熱帯夜60日 ・熱中症など暑さの影響で亡くなる方約6500名 ・京都の紅葉の見ごろはクリスマスごろ/沖縄のサンゴの白化が深刻化 ・上陸時の風速が65メートル、沿岸部に5〜10メートルの高潮をもたらすスーパー台風の襲来 (気候変動への対処は世界的に大きな課題)このように、気候変動問題は人類が直面する大きな課題のひとつだ。そのため、国際的な取り組みも議論されている。「国連気候変動枠組み条約」には、世界190か国以上が参加し、毎年締約国の会合を行っている。 ・パリ協定が成立したのには理由がある。実はパリ協定のもとでは、自国の目標は自国で決めるうえ、達成できなかったとしてもとりたて罰則はない。 ・しかしすでにアメリカのトランプ政権は、パリ協定からの離脱を表明した。国際的な温暖化対策はまだまだ前途多難な状況にある。 とはいえ、明るい兆しも見えてきた。再生可能エネルギーが世界では大きく価格が下落しつつあることだ。太陽光や風力発電など温室効果ガスを出さないやり方でエネルギーを手にすることができるようになれば、社会の発展と温暖化対策を両立することができるようになるだろう。 とはいえ、明るい兆しも見えてきた。再生可能エネルギーが世界では大きく価格が下落しつつあることだ。 ・2100年、世界の人口は112億人、65歳以上の人口は2015年の4.2倍の25億人に ・2100年、イスラム教が世界人口に占める割合で世界最大の宗教に ・2100年、日本の人口が約8300万人で世界30位に(2015年11位) <2115年 日本の人口は約5000万人に!> ・将来の日本人の総数は、ある程度の確度で100年後まで数値を導きだすことができる。 ・日本の将来の推計人口で最も引用されるのが、「2065年に日本の総人口が8808万人に減少する」という数字、現在の人口の7割近くになるわけです。 ・次に、外国人の国際人口移動については、例えば今後、中長期的に年間75万人を受け入れたと仮定しましょう。すると2115年には総人口が1億5753万人と、今よりも約3000万人ほど増えると見込まれています。しかし、これが年間50万人の場合には、総人口は減少すると見込まれています。現時点では年間15万人くらいですから、5倍以上を受け入れないと日本の総人口は増えないことを意味しています。 ・毎年100万人を受け入れているというアメリカでは、経済成長率の3分の1くらいは移民による経済効果といわれています。75万人というと、今のドイツくらいです。このように大きな変化があれば日本の人口は増えますが、このハードルはかなり高いと言わざるを得ません。 ・結論としては、日本の人口は、ほぼ確実に減ると見てよいでしょう。出生率の改善だけでは追いつかず、移民をドイツ並みに受け入れるといった、かなり大きな変化が起きない限り確実に減少します。これは、現状を踏まえて推計した、かなり確度の高い未来の日本人の姿といえるでしょう。 ・(老年人口(65歳以上))2015年の3387万人からさらに増え続け、2042年の3935万人でピークを迎え、2065年時点では3381万人となる。それでも日本人の4割近くが高齢者になる。 ・100年後の日本の人口は現在の半分以下まで減少する。 <ライフスタイルの変化による出生力へのマイナスの影響をゼロにすることは可能だ。 是川夕> <出生率が人口増減のターニングポイント> ・政府は少子化対策と称して、さまざまな政策を打ち出していますが、人口増加を意図しているのではなく、どちらかというと時代や環境の変化に即した対策として打ち出しているものがほとんどです。 例えば、共働き夫婦への子育て支援とか、晩婚化・未婚化の対応などといったように、現代のライフスタイルの多様化に合わせた政策だと理解すべきです。 <人口減少そのものを問題と捉えると本質を見誤る> ・実は、かつて日本での人口問題といった場合、それは人口減少ではなく増加のことでした。この研究所も、そもそも人口増加の問題を研究するため、1939年に世界で最も初期に設置された機関だったのです。今でも世界人口は増え続け、いずれ100億人を突破するといわれています。 人口増加は環境破壊や食料危機、紛争などを引き起こしますが、人口減少については世界規模で見ると先進国の微々たる問題。地球規模で見れば人口爆発が起こっていて、こちらがメガトレンドです。 <日本にとっての適正人口はどのくらいなのか> ・工業化が発達する以前は、その時代の人口が上限であって、社会がそれ以上は養うことができないため増えませんでした。工業化の発達以前はほぼ横ばいでしたが、より多くの人口を養うことができるほどの豊かさを手に入れたことにより、初めて人口爆発が起きたのです。人口減少時代に突入した日本では、その減少幅に合わせて最適化した国の運営が求められるのではないでしょうか。 ・また、人口減少には「よい減り方」と「よくない減り方」の2通りあると、個人的には思っています。よくない減り方は、死亡率が上昇して人口が減少する場合です。ソ連崩壊後のロシアがそれに近く、崩壊に伴う社会的混乱によって平均寿命が縮んでしまったといわれています。そういう形で人が死ぬのは、明らかによくない。今の状況では、全員が天寿を全うしても減っていく「よい減り方」の社会であり、何ら不幸な事態が起こっているわけではありません。「問題」ととらえることの方が問題ではないでしょうか。 <2117年 100年後、私たちの宇宙ははるかに広がっている> ・60万人が火星に移住、宇宙の拠点になる ⁉ ・21世紀末には月への旅行も一般的に ・(今世紀中に知的生命体がいる天体を発見 ⁉)系外惑星系という言葉をご存じだろうか。太陽系以外にも存在する、太陽系のような惑星系のことである。望遠鏡や観測技術の進歩によりその発見数は激増しており、その数は1200個を超えている。 <世界の人口問題1、 世界では毎分20人が難民となっている> ・毎年増加する一方の難民だが、そこには戦争や宗教の対立、人種差別など人類が抱える問題が山積みの現状だ。日本は島国だから無縁と思いがちな難民問題について、その実態をここで解説する。もはや対岸の火事ではないのだ。 <戦争を避けるために避難する人々> ・近年では争いが起きた国内にとどまる、あるいは国境を越えずに避難生活を送っている。 <爆発的に増加し続ける世界各国の難民> ・国連ではUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)を立ち上げ、世界128か国がこの救済に乗り出している。援助支援対象者は世界に広く分布しており、北アメリカで759人、ヨーロッパで約274万人、アジアで約3147万人、南米で約837万人、アフリカでは2137万人、オセアニア約2300人、無国籍に至っては約371万人と膨大な数に膨れ上がっている。 また難民の数は年々増加する一方で、2016年を見ると新たに約1030万人が避難を余儀なくされている。これは毎分20人相当の人が、避難民となっていることを示す。 <世界の人口問題2、移民は年々増加し続け国民の約30%を占める国も> <混同されやすい難民と移民の区分け> ・2015年の移民人口国別ランキングの2位となっているドイツでは労働力不足を補充するために「ゲスト労働者政策」を掲げ、トルコからの移民を家族ごと受け入れた過去がある。 ・一方、人数ではなく人口に対しての外国人比率が高いのがスイスだ。 ・結果、スイスでは人口に対する外国人比率が高く、2015年24.6%。実に毎年、8万人以上の人々が移民としてやってきている。 『怖すぎる未来年表』 2100年までに日本と世界で起こること 未来予測研究倶楽部 Gakken 2018/5/22 <はたして人類の未来は明るいものなのか> ・人工知能が人間を超えるシンギュラリティへの到達は、わずか27年後に迫っている。これらのテクノロジーについて理解しておかないと社会から取り残されてしまうかもしれない。 <日本に女性リーダーは登場するか> ・世界経済フォーラムは男女平等の度合いをジェンダー・ギャップ指数という指標で表しているが、2017年では日本は調査対象144か国中の114位という不名誉な結果である。たしかに日本では、仕事という面だけを切り取っても、女性の非正規雇用が多く、男女の賃金格差が大きい。そして政治の世界を見ても、女性の議員や閣僚の数が、男性に比べて圧倒的に少ないのである。 <2019〜2029年> 2019年 天皇譲位と改元 (消費税10%に増税)経済は立て直されるか? (線虫によるがん発見が実用化)早期発見の可能性が飛躍的に高まる? 2020年 TPP発動で日本の産業に打撃も。TPPに参加すると、日本の農業を守るには新たに3兆円が必要となるという。雇用も340万人に減少し、食料自給率も13%に激減するとされている。 (東京五輪は無事開催されるのか?)期待とともに不安も一杯。猛暑の東京2020。 (改憲が現実になる?)高いハードルを越えられるか。 (自動運転車の実用化が目前に)法整備や安全確保は間に合うか? 2021年 文化庁が京都に全面移転。省庁再編の可能性も。 2022年 24時間営業のコンビニが激減?深夜営業は割に合わない ⁉ (尖閣問題で中国との緊張が高まる?)実効支配50年は無事に迎えられるか。 2023年 量子コンピューターの実用化なるか。同時に行える計算の数は天文学的なものになり、現在のスーパーコンピューターを大きく凌駕するという。 2024年 超高齢化社会の到来。75歳以上が4人に1人。 (中国がGDP世界1位に)中国にも憲法があるが、憲法よりも上位に中国共産党が君臨している。 (インドが人口世界1位に)インドが中国を抜いて世界1位になり、14億人を突破すると予測されている。 (多くの大学が消滅の危機に!)多くの私立大学は国から補助金をもらっている。その数は2015年で566校だ。これは、実に9割以上の私立大学が補助金なしでは経営が成り立たないことを示している。 2025年 サラリーマンの保険料が高負担に。保険料が収入の3割を超える? (介護難民が全国で700万人に)外国人介護士が切り札に。20万人以上になった留学生は、介護現場にとって強い味方だ。 (認知症患者が700万人規模に)認知症患者のうち60%は、家族によって介護されている。 (1万円札がなくなる?)現金が姿を消す日も近いか。 2026年 建築やインフラの老朽化危機。高度成長期の産物が寿命を迎える。 2027年 北朝鮮の政権が崩壊か?多くの難民が国外に流出することが予想される。 (リニア中央新幹線の開業)地方の過疎化も加速させる? (輸血用血液の不足が深刻に)病院に行っても手術ができない? 2028年 週休3日制がスタンダードになる?週休3日制は結局のところ公務員と大企業に恩恵をもたらすだけで、中小企業には無縁どころか、他人が休むために負担を強いられるのではないかという危惧もある。 (国の借金が1400兆円に!)それでも国が破綻しないのは、借金の94.5%が国内で買われている国債だからだ。 (富士山大噴火の可能性)気象庁が富士山を常に観測し、データを公開していることからも、富士山は要注意の火山だとわかる。首都圏の機能も麻痺? (バーチャル俳優が活躍)コンピューターで作られたキャラが演技する? <2030〜2039年> 2030年 IT技術者が大幅に不足!原因として最初に挙げられるのは、理系人口の少なさだ。また、待遇が十分によいとはいえないことも、人材不足の原因のひとつだ。 (スマート農業が一般化)重労働から解放される!2020年には308億円の規模。TPP問題も解決か。 (スマートフォン無料化が実現?)人間の能力を拡張する必須ツール。 (うつ病が世界で最多の疾病に)早急な取り組みが必要不可欠。 (大手銀行が次々に破綻する?)あなたの貯金が危ない ⁉ (再生可能エネルギーが2割超に)エネルギーは足りるのか? (交通事故死者数ゼロ実現なるか)世界では死者数3倍の予測も。 (再生医療が全盛に)iPS細胞がひらく医療の未来 (再生医療によるアンチエイジング)すべての組織が移植できるようになる? (日本が有人月面探査開始)基地建設も可能になるか? (地球外生命体発見 ⁉)太陽系内をくまなく探せ! (外国人観光客6000万人超え)組織犯罪者の入国も懸念される。犯罪を防ぐためには、諸外国に精通した専門家や外国語が話せる警官を増やすなどの対策が必要になってくるだろう。 2031年 北海道新幹線が全線開通。地元を活性化させられるか? (国産牛がWAGYUに負ける?)オーストラリア産牛肉がさらに安価で高品質に。 (韓国が強力ミサイル200基配備)射程距離は500キロ! 2033年 空き家が3割越で犯罪者の巣窟に?空き家が多い主な原因は、人口減少の中での住宅の過剰供給だが、じつは固定資産税の制度にも問題がある。住宅を取り壊して更地にすると、固定資産税は6倍にも跳ね上がるのだ。 (健康寿命が100歳に?)再生医療などの技術も進歩し、健康維持の智恵も蓄積されているだろう。 (タイムマシンが完成!?)科学者の中にも、タイムマシンは可能だと考える人は多くいる。時間の本質をとらえ、操作できる? 2035年 日本が未婚大国に。独身者が15歳以上の半数を占める? 2036年 地磁気逆転が起こる ⁉ IT社会がメチャクチャに? (小惑星アポフィスが地球に超接近)軌道変化で衝突もありうるか ⁉ 2037年 コンピューターと脳をつなげる技術が実現?記憶機能が拡張できる? 2038年 世界中のコンピューターが誤作動する?2000年問題とは比較にならない危機。 2039年 死亡者数がピークに。2030年、死亡者数は160万人に達し、2039年には、167万9000人でピークを迎えるという。火葬場が足りなくなる? <2040〜2050年> 2040年 日本の自治体の半数が消滅?地方の人口減少を止められるか。全国1800市区町村のうち49.8%の存続が危うくなる。 (仮想通貨が通貨として認知される)儲かるチャンスと背中合わせのリスク。 ハイリターンだがハイリスク。 (ガソリン車が姿を消す?)電気自動車が市場を席捲! (食料自給率の低下)日本の農業の生き残る道は?TPPによるさらなる危機。食料自給率の低下は国力の低下、ひいては国の存亡の危機につながる。 (核融合で安全な原子力発電が実現?)無限に近いエネルギーを得ることが可能になる。 (夏の北極海から氷がなくなる?)北極海が漁場となり、北極海航路がひらける。 (人工子宮が完成?)不妊や妊娠リスクを回避。 (人工光合成の実現?)生命の神秘を人間の技術で再現。 (紙の新聞がなくなる?)ニュースのデジタル化がいっそう進展。 2041年 テレパシーを科学的に実現 ⁉ 脳に直接情報を送る技術が目前に (100万円で宇宙旅行?)2041年宇宙の旅へ! 2042年 日本の高齢者人口がピークに。団塊ジュニア(1971年から1974年に生まれた人達)が高齢者になる。 2044年 桜島が大噴火する ⁉ 130年かけて溜まったマグマ。 2045年 シンギュラリティの到来。人工知能が人間を支配する? 2046年 様々な国や都市が水没の危機!温暖化による海面上昇の恐怖。 2048年 年金制度崩壊?今すぐ根本的な対策を!年金が赤字になっている大きな要因として、年金未納者が約4割いることが挙げられる。 (南海トラフ巨大地震の可能性)犠牲者は32万人以上。被害総額は220兆円。 (魚介類のほとんどが消滅?)海洋汚染と乱獲で、魚が食べられなくなる! (ベデルギウスが超新星爆発 ⁉)大量の放射能が地球を襲う! 2050年 肩車型社会の到来。若者1人が高齢者1人を支えることに!とにかく少子高齢化社会に対応するには、社会の制度を一度、すべて根本から見直す必要がある。 (日本の国土の6割が無人に)地方の人口減少の果て。人の住んでいない場所が増えると、治安や国防の面で、大きな問題となる。 (中国が世界の覇者になる?)21世紀の新たなる「帝国」 (がん予防薬の登場)がん克服のときは近づいている! (トランスヒューマン思想の実現?)人類は新たなステージへ ⁉ (宇宙エレベーター完成?)ロケットなんてもう古い? <2051〜2100年> 2053年 日本の人口が1億人を割る!働ける人間が目に見えて減っていく。15歳から64歳の生産人口の減少も深刻だ。 2055年 寒冷化がピークで食糧不足に!?地球は小氷期に突入している?地球温暖化の危機が叫ばれている中、じつは地球は寒冷化に向かっていると、多くの気象学者が警鐘を鳴らしている。 (世界人口が100億人を突破)限りある資源の争奪戦が始まる。現在、世界人口は73億人ほどだが、これが37パーセントも増えるのだから、水・食料・エネルギーの不足が深刻化する危険性がある。 (第3次世界大戦勃発か!?)ハイテク兵器が跳梁跋扈する。2055年に世界人口が100億人を突破すると、各国で水や食料、エネルギーの争奪戦になる。それがもとで、第3次世界大戦が勃発する可能性は否定できない。 2060年 日本が経済小国に転落!世界のGDPランキングで日本は3位だが、これが2060年には9位に転落し、中国のGDPの12分の1以下になっているという予測もある。しかし、1人当たりのGDPで見ると、日本にも希望はある。 (果物の産地が変わる)温暖化は名産品にも影響! (火星への移住者100万人?)地球に代わる安住の地となるか。 (野生動物が1頭もいなくなる?)自然破壊が動物たちを絶滅に追いやる。 (何でも3Dプリンターで作れる?)物流をも変えてしまうのか。 2061年 ハレ―彗星が地球に最接近 ⁉ 76年ぶりに戻ってくる「凶兆」の星。 2062年 クローン人間の誕生?識者の間では、クローン人間誕生は、2062年頃の中国になるという観測がある。 2065年 8人にひとりが外国出身者に。国籍別で見ると、2015年の時点では中国が最多で32万人、2位がベトナムの11万人、3位がフィリピンの10万人、4位がブラジルの9万人となっている。 (石油資源が枯渇する?)1970年代には、「石油はあと30年で枯渇してしまう」と騒がれていた。 (アマゾンの熱帯雨林が砂漠化?)世界最大のアマゾンの熱帯雨林が伐採によって50年後の2065年には消失し、砂漠化すると警告。 2070年 アルツハイマー病の手術が可能に? もう認知症は怖くない? 2074年 スーパー台風が大量発生(風速80メートル以上)。台風は年々強大化しているが、その原因は地球温暖化にあるという。 2075年 超火山イエローストーン大噴火⁉ 人類滅亡のシナリオもあるか。 2100年 日本の人口が5000万人以下に。出生率が比較的高く1.60人になった場合は6485万人、比較的低く1.12人になると3795万人、中間の1.35人で4959万人。 (殺人熱波が日本を襲う?)2100年には最大で世界の4分の3の人々が熱波による死の脅威に直面し、仮に削減に成功しても、2人に1人は、熱波の中で1年のうちの20日を過ごさなければならないという。 (絶滅動物が復活?)クローン・マンモスが未来を闊歩する。 (イスラム教が最大勢力に)キリスト教が信者数首位から転落! (サンゴ礁が絶滅する?)海の宝石を守れるか。 (不老不死が現実に!?)人間が追い求めてきた究極の目的。 <「デルファイ調査」とは> ・アメリカのランド社が開発し、1964年に発表した、デルファイ法という技術予測の手法がある。 新しい科学技術による製品がいつ出現し、人々の生活や産業構造にどのような影響を与えるかを予測する手法である。 各分野の専門家にアンケートで、直感的意見や経験的判断を求め、集計結果を再度アンケートとして回答者に送って、その意見を集計する。
| |
  |
このブログへのチップ 0pts. [チップとは] [このブログのチップを見る] [チップをあげる] |
このブログの評価 評価はまだありません。 [このブログの評価を見る] [この記事を評価する] |
◆この記事へのコメント | |
コメントはありません。 | |
◆この記事へのトラックバック | |
トラックバックはありません。 トラックバックURL https://kuruten.jp/blog/tb/karasusan1122/446075 |