魔都市トリノ? | |
[トリノ] | |
2009年7月8日 9時29分の記事 | |
これは受け狙いではなく、真面目に、真剣に、一生懸命に書いた イタリア語作文集です。 でも、ちょっとイタリア語はお休みして、トリノ情報をどうぞ。
胡散臭い感じがしないでもないが、この町に「不思議」を求める 著者の意志は伝わってくる。 詳細は知らないが、この本はイタリア国内でちょっとした物議を 醸しだしたらしく、殆どの書店では売られていないらしい。 トリノのユダヤ人経営者の書店「ルクセンブルク」(写真)でなら 必ず手に入るというので行ってみた。 2分冊で、表紙の絵はダビデの星の中に、トリノの街のシンボル である雄牛が描かれている。ちなみに、この本屋は時々放火事件 を起こしているとか。経営者がユダヤ人であることにも、何か 関係があるのかも知れない。 この本の中にも出てくる様に、有名な聖骸布(Sacra Sindone)が ドゥオーモに保管されている。この布については様々な議論が為 されているが、そこに「ネガ」として映し出された人物が何もの であれ、不思議な布であることにかわりはない。 その他にも、著者はスペルガ聖堂(写真)の中に、キリストが磔に された十字架の材木で作った十字架が保管されているとも書いて いる。 先ほどのテンプル騎士団の聖杯(Il Santo Graal)の話といい、 多くの聖遺物がトリノにあると言いたいようである。 この本の中で気になるのは、ポー川とナイル川の対比である。 トリノの街がエジプトの古代信仰に関わりがあると見ている点だ。 最初にトリノにやってきた民族は、ローマの支配が及ぶ以前に ここに到着したのだろうか? それは本当にエジプト人なのか、あるいはギリシャ系民族なのか。 トリノの伝説や伝承、あるいはピエモンテの童話などを紐解けば、 あるいはなにか手がかりが得られるかも知れない。 | |
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