足取り鈍い米国の景気回復――リスクオフ機運なのか?(下) | |
[金融政策] | |
2015年5月16日 9時30分の記事 | |
世界経済の動きに関し、これまで金利政策や為替市場、株式市場のほかに不動産投資信託(REIT)市場から今後の動向を探ってきた。たとえば、金利政策では日米欧が足並みを揃えて、各国が発表する材料にビビット反応する一方、為替市場は長期安定式の流入で円売りが増加している実態を指摘した。 また株式市場は、日本株が日経平均で2万円台を付ける一方で、冴えない動きのNY株。正反対の動きを占めている。REITもインフレ率の下方修正でJ−REITのうまみが薄まっている状況だ。そんななかで、欧米REITは利上げが先延ばしになったことにより、反転上昇機運となっている。 最終回は、原油市場の動きから、米国経済の動向を探った。
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