くる天 |
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プロフィール |
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lingopro さん |
デレクさんの日英翻訳Tips |
地域:愛知県 |
性別:男性 |
ジャンル:教育・学校 語学・留学 |
ブログの説明: 翻訳者のための日英翻訳アドバイス集です。私の友人で、長年にわたり日本人の英訳を編集・レビューしてきた英国人翻訳者Derek Bleakleyさんがまとめた『Hints relating to Japanese to English Translations』という書物を、リンゴプロ翻訳サービス(Webサイト)にて和訳・編集しました。 |
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475. つなぎ言葉: 「その後」 他 |
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2017年6月12日 9時9分の記事
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「その後」に相当する英語表現は、文書であれば、「after that」よりも「thereafter」の方がはるかに適切です。「after that」は一般に会話の中で使われる表現です。優秀な翻訳者であれば、書き言葉と話し言葉を区別するはずです。
476. つなぎ言葉: 「それに伴って」
「それに伴って」という意味合いを英語で効果的に伝えるには、
an additional factor was that
という表現で新しいパラグラフを始めるのが適切です。
477. つなぎ言葉: 「本来なら」
「本来なら」は、「essentially」または「in a perfect world」と訳せますが、どちらも本質が曖昧な表現ですので、翻訳者は注意を要します。特に、原著者が伝えようとしている内容の根底的な意味合いを探る努力は欠かせません。
478. つなぎ言葉: 「ところで」
「ところで複数の粉末の層を形成する場合、圧縮形成することは通常の技術である。」という一文を英訳するなら、
By the way, compacting is a usual technique in forming a plurality of powder layer.
ではなく、
Compacting is incidentally a normal technique that is adopted in circumstances where a layer is formed of a plurality of powders.
が適切です。「by the way」は、日常会話であれば許容されますが、特許出願書などの正式文書で使うことは通常ありません。
479. つなぎ言葉: 「それはそれとして」
「それはそれとして」に相当する英語表現は、
be that as it may
が適切でしょう。
480. つなぎ言葉: 「そうすると…となっていたわけです」
「そうすると、何が起こったか…となっていたわけです」という表現を、原文と同等の強調感を出して効果的に英訳するなら、
what then happened was that …
が適切です。 |
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