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TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」第24期無線工学第1章空中線と電波伝搬 (2)電波って何?
[無線工学]
2019年3月12日 9時30分の記事

         第1章空中線と電波伝搬
           (2)電波って何?

前回は、「電気って何?」と言うお話をしました。
今回は、「電波って何?」と言うお話をいたしますが、
その前に「電気って何?」のおさらいを致します。

電気とは、原子から電子の一部が抜けた時

  電子は、””。
  電子が抜けた原子は、”+”。

のそれぞれの電気的な性質を示す事でした。
ゆえに、原子核の”陽子”の数と電子の数が 同じ場合は、
プラスマイナス”0”と言う事で電気的性質は、現れませ
ん。

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         第1章空中線と電波伝搬
           (2)電波って何?

前回は、「電気って何?」と言うお話をしました。
今回は、「電波って何?」と言うお話をいたしますが、
その前に「電気って何?」のおさらいを致します。

電気とは、原子から電子の一部が抜けた時

  電子は、””。
  電子が抜けた原子は、”+”。

のそれぞれの電気的な性質を示す事でした。
ゆえに、原子核の”陽子”の数と電子の数が 同じ場合は、
プラスマイナス”0”と言う事で電気的性質は、現れませ
ん。
その証拠にやっては、いけない事ですので お話だけで
すが、電気の流れている導線を触ると感電します。 電
気の流れていない導線を触っても感電しません。
これは、電気の流れている導線では、 導線を構成する
原子から自由電子が飛び出しているからです。

次に、「電流って何?」と言うお話をしました。
電流とは電子が移動する動くです。
前回見て頂いた 図-1 の様にある決まった経路(回路)
をグルグル電子が動き廻らなくても電流なのです。


逆に言いますと、直流の場合は、電子が、 回路の中を
一定方向へ動くと言う事です。

それでは、 いよいよ「電波って何?」と言うお話をい
たします。
冬の寒い日に 日が当たる外へ出ますと体がポカポカし
てとても気持ちが良くなったと言う経験を皆様は、 お
持ちの事と思います。
また、こんなショックな実験をTVで見た事があります

戸を閉めっ切った小屋を2つ、1 [m]程、隔てて作りま
す。
そして、片方の小屋の内部に火を付けます。
その小屋内部は、激しく延焼していますが、 外部に火
は、出ていません。
ところが隣の小屋が発火しました。 勿論、 隣の小屋に
は、火の気は、有りませんでした。
「一体、これは、どう言う事でしょう?」。答えは、”
輻射熱”です。
冬の日向でも気温は  低いのに体がポカポカするのも輻
射熱の為です。
鉄の棒の一方を温め  その反対側を触ると熱くなって来
る様に物体に熱が伝わるのを熱伝導と言います。
しかし、太陽と皆様の間は  繋がっていません。途中の
宇宙は、真空です。
それなのに、気温が低いのに体がポカポカするのは  輻
射熱と申しましたが、輻射熱とは、何なのでしょうか?
答えは、電波です。
電波なので、途中に何もなくても伝わってくるのです。
実は、皆様は、電波を身近に感じていたのです。

電波を身近に感じていただける例をお話いたしましたが
、まだ、電波の正体をお話ししていませんでしたネ。

電波の正体をお話する為には、2 つの主人公の紹介する
必要があります。
それは、「磁界」と「電界」です。
いきなり、難しくなって恐縮です。
実は  「磁界」も「電界」も 皆様は、経験しているので
す。

まず、「磁界」からご紹介します。
机の上に釘や鉄粉を置いて磁石を近づけます。
最初の内は、変化がありませんが、磁石が近づくにつれ
て、釘や鉄粉が動き出しました。
更に近づけますと、釘や鉄粉が磁石をめがけて飛んで来
ます。
磁石が釘や鉄粉にある距離迄近づきますとそれらが動き
出します。
この磁石の力が及ぶ範囲を「磁界」と言います。
物理の世界では、「磁場」と言います。地球の磁場と言
う言葉を聞いた事があると思います。

次に「電界」を御紹介いたします。
冬の日に絨毯の上を歩いて、ドアに近付き、ドア・ノブ
に手を近づけると「バッシ」と電気を感じて飛び上がる
事があります。
ドアに向かって歩いている時は、感電しませんが、ドア
・ノブに手が近づいた時に触ってもいないのに感電しま
す。
これは、静電気のせいなのですが、この静電気の影響が
ぶ範囲
を「電界」と言います。

※「磁界」 と「電界」 については、電磁気の章で詳
  しくお話をいたします。今は この様にそれぞれの
    影響が及ぶ範囲と言う事だけを覚えていて下さい。

それでは、電波を輻射する実験をしてみます。

注:図の番号が6となっていますが、図-2 から図5は、
      有りません。

左の縦の棒は、導体です。図には、描いてありません
が、棒の真ん中に交流の電源があると思って下さい。
導体の中の電子は、交流電源により、上へ行ったり下
へ行ったりします。移動する電子の数も時間と共に多
くなったり、少なくなったりします。
それらの変化は、SIN波の様な変化になります。
図-1 は、 電池(+の端子)→電球→電池(−の端子) と
繋がっている”閉回路”ですが、前回、電流のお話をし
ました時に、閉回路でなくても 電流が流れる(電子が
移動する)
事をお話致しました。アンテナを 理解する
為に大変重要な事ですので、復習しておいて下さい。
そのことが、理解できませんと、アンテナと電波伝搬
のお話が、全て分からなくなってしまいます。
どうもしっくりこないと言う方は、遠慮なくご質問し
てください。

さて、皆様は、小学校の時に、釘にエナメル線を巻い
て電池を繋ぐと電磁石になったと言う経験をされた事
と思います。
導線に電流が流れますと電磁石になります。電磁石の
周りは、磁気的な力が及び範囲ですので磁界と言う事
になります。
”磁石の力(磁力)”と電流(電子の動き〉は、密接な関
係が有ります。磁界の強さを表す単位に[A/m]があり
ますが、Aは 電流の単位のアンペアです。</p>
<p>図-6で導線の周りに出来た輪が磁界です。磁界には、
向きがあり電流の流れる方向により変わります。
電流の流れる方向をネジを締めた時にネジが進む方向
としますとその時のネジの回転方向が磁界の向きと同
じになります。
磁界の元は、 導線に流れる電流ですので、 ”磁界の向
き”と”大きさ”は、時間と共に変化します。
磁界が変化しますと電界が生まれます
ここが、大変重要です。
電界は、磁界が変化した結果生まれたものですので電 
界の”向き”と”大きさ”も時間と共に変化します。

そして、もう一つ重要な事が

電界が変化しますと、 磁界の変化を生みだします。
と言う事です。その磁界の変化は、更に電界の変化を
作り出すと言う様に次々に互いの変化を生みだします

これが電波です。
磁界と電界、お互いに直角 です。(こちらは、試験
の為に重要ですので覚えておいて下さい。)
この相互の関係が続いているのが電波です。
電波は、磁界と電界で構成されていますので、電磁波
と呼ばれる事もあります。

図-6 は、 電波の輻射を説明するには、とても良い図
なのですが、磁界と電界の様子が正確では、ありませ
ん。
それは、磁界の変化と電界の変化が同時に起きている
からです。
さらに、正確に描きますと以下の図の様になります。

左の縦の棒は、アンテナです。モス・グリーンのSIN
波状に変化する波は、電界です。赤のSIN波状の波は
磁界です。
私達、人間は、電波を作る為に送信機を使います。
太陽には、送信機がある訳では、ないのになぜ  電波
を出す事が出来るのでしょうか?
それは、電子です。電子が動けば電流になります。
電流が流れると磁界が生まれます。
電子の動きが変化していれば  磁界が変化しますので
電界の変化が生じます。電界の変化は、新たに  磁界
の変化を生みだします。よって、太陽は  電波を発し
ているのです。
太陽は、電波を発すると言いましたが、一般的には、
光を発していると言う事になります。光は、電波の一
種で電波の波長の短いものを言います。


お話は、少しづれますが、地球には、地磁気がありま
す。
地磁気は、地球が大きな磁石であるからでは、ないの
です。
地球の外殻と言われる部分で鉄が溶けて灼熱の状態で
循環しています。と言う事は、電子が移動していると
言う事ですので、電流が流れている事になります。電
流が流れれば電磁石になります。
そうです。地球は、磁石の塊でなく電磁石なのです。

電波が何か、 お分かり頂いたところで 次回は、 アン
テナの基本である半波長ダイポール・アンテナのお話
をいたします。


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